CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

光る君へ  遠くの国

2024-03-03 20:48:36 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「光る君へ」
視聴完了いたしました
まさか、散楽の人が殺されるとわ…
なんだかんだ、因縁とともに生きていくかと思っていたので
軽くショックだったんだが、弟の大学入りで明るい感じで終わったけど
なんとも後味の悪いというか、結構大きなエピソードだなと
節目はあと二週後くらいだろうけど
考えさせられたのである

とりあえず、おやじ殿の陰謀がやっぱり晴明との共作だったようで、
いや、どっちかというと、晴明の売り込みが正しいのか
ともかく、悪いやつらだなというのを見事に演じ切っていて
そして、そこによどみのない父親の姿が本当に
頼もしいというか、化け物だなと改めて思い知ったのである
あれでありながら、娘にもちゃんと声をかけるというか、
あれもまた、愛情とかそういうのではなく、
上昇のために必要なことといった感じが強くて
凄い人だなと、それを見守る、長男次男の誇らしげな顔といい
なんとも、おぞましいといっていいのか、
凄いものを見たと思うばかりである

これからのことは、からくりが先に明かされたので
あとは、それをただただ見ていくだけになるなと思いながら、
清涼剤のように、ロバート秋山が、日記に書くだの書かないだのと言っているのが
面白くて仕方なかったんだが、
多分全部書いてあるんだよなとメタ的に笑ってしまうのであった

散楽の始末の部分については、
ちょっとわかりづらい感じではあったけども、
そういうあざなえる縄とも異なる、思った通りになりそうでならない、
御曹司が所以のそれこれにからめとられるということが
実に象徴的になってて、いいイベントだと思ったんだが
あの死に触れることについて、貴族的にどうのこうのというのよりも、
そこで、じっと、泣くでもなく見ているまひろの在り方が
母の死の時に魂が死んだということの現れでもあるんだろうかなどと思ったりして、
死の受け止め方が、現代とまるでちがうというのを
そうと悟らせずというか、そこに違和感を持たないように、
その時代の死を描いていたようにも見えて、とてもよかったと
なんか、感じ入ったのでありました

次週さらになんかあって、その次くらいで、第一部完みたいな感じなのか
今のところとてもいい感じで楽しいので
このまま、突っ切ってもらいたいのである