Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ボルトオン バックエンドの増し締め

2011-10-15 20:08:31 | Tacurino ロード 組立て
自転車のリアホイールを装着するバックエンド ロードレーサーでは
そこにリアディレーラーも取り付けします そこには最近ボルトで
止めて有る エンド小物が多く見られますが貴方のエンドは緩んで
いませんか?






これがロードフレームに良く見られる バックエンド
フレームの素材がカーボンやアルミでは エンドに
トラブルが有った場合 修正が難しいので この様な
ボルトで止めるエンド小物が良く使われます






これはこれで良く起こりがちなディレーラーマウント部の
歪み これが起こった時に簡単に交換出来るので良いのですが

知らない間にボルトが緩んでいた これは結構高い頻度で
起こっているはずです 実際ホイールで締め込んでいるので
気付いていない事が多いのじゃないかな






この金物の装着方法もさまざまですが タクリーノの
コズマは 2.5 mm のアーレンキーを使う 小さなボルト
2 本で止っています 

ブルーの緩み止め剤が使われていましたが ここは注意し
新しい間に点検、増し締めをしておいた方が良い部分だと
思います




一旦取り外し Locktite ロックタイトの緩み止め剤
低強度の 222 を使い もう一度確実に取付けをします




エンド小物はアルミ素材にアルマイト加工がされていますが
フレームと接触する部分 ここはゴミ溜めになります 腐食を
防ぐ為 薄くグリスを塗っておきます






ねじ山の雄、雌両方にロックタイトを塗布し
ネジが切れない程度に強く締め込んでおきます

はみ出したロックタイトは固まりませんが ウエスで
綺麗に拭き取っておきます ロックタイトは嫌気性で 
これは空気に触れていると固まらず 空気が遮断されると 
固まる性質を持っています




新しいうちに 点検増し締めをしたリアエンド小物

今、お使いの自転車の点検を是非してみて下さい
緩んでいる方がきっと何人かいらっしゃると思います




タクリーノのロードフレームには ボルトオンされた
小物がもう一つ有ります それはフロントディレラーの
マウント小物






ここは緩んで変速機がぶら下がりました なんて事になると
酷い事になる部分です ここも良くチェックしましょう






小物を取り外すと カーボンフレームには アルミ製らしい
メスネジが建て込まれています 装着方法までは解りませんが

このメスネジ 古くなると外れてしまう事がたまに起きます
その原因は ネジ部、金属の腐食に依るものが少なく有りません




ここのネジにも 先程のバックエンドの処理と同じ様に
ロックタイトの緩み止めを使います




ただそれだけでは無く フレーム側のメネジ部の
腐食を起こり難くする事も考えておきたいですね
防水が必要な部分には 効果的な方法を考えながら
グリスを塗っておきましょう






ねじ山にはロックタイト 締め込み具合は ネジの
線切りをしない程度に 目一杯締めておきます





グリスと緩み止め剤を併用ししっかりと装着した フロントディレーラーのマウント小物
はみ出したグリスは水の浸入防止目的に使ったもの これは綺麗に拭き取ります

新しいフレーム 出荷時の状態を信用していない訳では有りませんが より良い状態にしたく
行う点検作業 こう言う事は使ってからするより使い始めにした方が良いですよね

さて次は前後の変速機を取付けましょう 使うのは Campagnolo RECORD 11s です

コメント (4)
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