Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ロードレーサー アウターワイヤーの処理

2011-10-22 20:23:11 | Tacurino ロード 組立て
組立てが進んでいるタクリーノのロードレーサー 前回はシフトレバーも
取付けましたので 今回はブレーキとシフトのアウター ワイヤーの長さを
決め先端処理を行いましょう




前回エルゴパワーを取り付けたハンドル周り
今回はアウターケーブルの長さを決めてしまいます

確実な操作が出来見た目も綺麗になる様 気持を
込めて作業しましょう






カンパニョーロのワイヤーセットです
インナーは事前にマイクロロン処理をしておきました




アウターにはシルバーの文字で CAMPAGNOLO
このマークも上手く見せる様にしたいですね






フレームをメンテ台に座り易くする為に ワイヤーリードを
外していましたが ここで取り付けておきましょう






部品が樹脂で目一杯締め込む事が出来ません
こんな時は緩み止め剤を使えば良いですね






ワイヤーリードと インナーが内臓されるフレームの中の
ライナーにもマイクロロンのメタルトリートメントを塗布
しておきましょう






前置きが長くなりましたね じゃ作業を進めましょう
エルゴパワーです シマノとワイヤーの取付けも
異なります 

ブラケットのパッドをめくります 黄色の樹脂が
見えていますが ここがシフトワイヤーを装着する所です








カンパのエルゴパワーは この様にハンドルの
外側と内側のいずれかにワイヤーを通す事が出来ます








レバーの内側にあるのが ブレーキワイヤーを
装着する穴です






さてアウターワイヤーを エルゴレバーからフレームの
アウター受けまで仮に這わしてみましょう

ここで必ず行う確認作業 ハンドルを一杯切って
ワイヤーが引っ張られて無理をしないか確認します
この写真では 短くてハンドルが一杯に切れません





少しワイヤーを長くしてみました この長さで良いですね 必要以上に余裕を見る
必要は有りませんが ハンドルを一杯に切れる長さがあれば良いでしょう 

通常ではハンドルをここまで切る事は有りませんが 落車、転倒をした時 
ワイヤーに無理をさせ、他の部品まで影響を与えない為に必要な長さです




じゃこの長さで行きましょう カットする所に印しを
入れておきましょう




フロントのブレーキワイヤーは ハンドルとは関係
有りません 見て綺麗な長さで良いでしょう

ただこの後ハンドルの上下の調整などを見込んでおく
必要は有りますね






じゃアウターケーブルを切りましょう






使っている工具はパークツールのケーブルカッター
CN-10C 定価で 6000 円程しますが 一つ買っておけば
一生物じゃないかな 用意しておいた方が良い工具です




ブレーキ用のアウターワイヤーは 専用工具で切っても
切り口は 平らでは無く潰れます ここはこのまま使っては
いけません




これからヤスリを掛けますが 先に先端のカバーを
少し切っておきます ビニールはヤスリでは削れませんから・・




ワイヤーの金属スパイラルを削り 切り口を平らに
してやります






金属部は面が出ましたが 内部のインナーが潰れています
ここは先の細い物で形を整えてやりましょう




これですっきり完了 この作業は絶対に必要な事では
ありません しかし少しでも良い自転車にする為には
こんな事の積み重ねが 最後に差となり出てきます







ブレーキワイヤーはこれでいいかな 黄色いのは紙の
マスキングテープです インナーを通す時にまた外すので
仮止めで良いですよ




リアブレーキのシート部 ここは案外目立つんですよね
アールが綺麗に出る長さが良いな




さてシフトワイヤーも同じ手順で 確認をしながら
長さを決めました 左右が同じ形におさまり綺麗に
決まりました






アウターケーブルの CAMPAGNOLO の文字 全てを
外に向けると ワイヤー周りがくどく感じるので
シフトワイヤーは 乗り手に見える様にしようかな

と自分なりに色々と考えながら 作業は進めています
でもたまに計画倒れもありますけどね(笑)





これでアウターケーブルの長さと先端処理を終えました 作業風景を小出しに
する様で申し訳ないですが インナーワイヤーを通すのは次回にさせて頂きます

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする