アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

トケイソウ(時計草)

2016-08-19 | 大堀川周辺の動植物

以前から、近くの大きなキャラの木にトケイソウが絡まって開花していたが、この春オーナーさんが絡まっていたトケイソウを綺麗に外した。もう美しい花は見られないと諦めていたが、なんと根が残っていたらしく、再び勢いをぶり返して、せっせとツルを伸ばして開花し始めた。絡まれるキャラの木にとってもオーナーさんにとっても大迷惑な話しだが、今年も花を愛でることができた私にとっては申し訳ないがラッキーだった。トケイソウの花の構造は大変面白い。雌しべは黒紫色 で、3本に分かれてまるで時針・分針・秒針に見える。雄しべは途中まで雌しべと合生し、5本ある。雄しべの葯は太い花糸の先についていて回転する。花が開 いた後裂開し花粉のある面を上にむけているが、その後回転して下を向く。(自家受粉を避ける)子房は3本に分かれた雌しべの根元の白い球。副花冠は4列あ る。中心部のものは雌しべに沿い(濃紫色)、その外側に短いものが1列(気をつけてみないと見落とす、濃紫色)、外側に長い副花冠が2列(100本以上あ る、根元が濃紫色、中ほどが白色、先端が青紫色)。花弁は10枚に見えるが、5枚が花弁、5枚ががく片。一番下に3枚の苞がある(ツボミをみるとわかる)。
トケイソウ科 トケイソウ属
別名「パッションフラワー、ボロンカズラ」
2016年8月15日午後5時



↓ これから開花するトケイソウ





↓ たくさんのツボミ

↓ 大きなキャラの木に這い上がるトケイソウ

↓ トケイソウの花の構造