森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

宝石箱のような

2006-01-02 16:11:14 | 梢は歌う(日記)
昨日の夜8時頃、横浜から帰ってきた。高速の上から視界に入る風景を見ていると、いつもこの東京という街が愛おしく思われる。多くの人々がコツコツコツコツと築き上げていった人間の巣。広がるビルの海に人々のさまざまな思いが沈んでいる。また、夜は一段と美しい。12月31日の夜10時頃横浜に行った。両日とも道路はすいすい、快適なドライブだった。でもどちらかというと、31日の夜景のほうがきれいだったな。まるで、宝石箱の中を走り抜けていくみたいだった。

ふと、この街が崩れていくシーンを想像してしまった。「ファイト・クラブ」のラストシーンのように。
-私たちは、地球からこの大地を借りている単なる間借り人かも知れないけれど、どうかお願いです。いきなり返せとは言わないでください。だって健気じゃあないですか。この築いてきたものを見てくださいよ。たとえ返す時期が来ていたとしてもどうかどうかお許しください。ー
そう、祈らずにはいられなかった。でも、その日の夜も何処かで地震が起きていたな。

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A TREE IN THE FOREST

2006-01-02 00:32:31 | 詩、小説
誰も気がつかない
誰も見ない
だけど、私はそこに居る

日の光をきらきら受けて
吹く風にゆれながら
積もる雪の重さに耐えながら
私はそこに居る
森の中で 多くの木の中のその中で
だけど たしかに  そこに居る

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