森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

清澄庭園

2007-08-14 14:14:23 | お出掛け日記

 

 8月11日に「男鹿和雄展」に行ったことは「トトロの森を描いた人」に書きましたが、東京都現代美術館は、大江戸線、または東京メトロ半蔵門線の「清澄白河駅」からほぼ10分程度のところにあります。また、その近くには清澄庭園があります。せっかくなので寄って参りました。

   

     

 

 

いかにも涼しげでしょう?でも、この日東京でも35度近くあって、盆地の方では37度と言う数字が並んだ日なんですよ。本当に暑かったのですが、「木」というのは、本当に優しい生き物なんですね。少し木陰に入っただけで、熱風の温度も下げて私たちに送ってくれるのです。

 

    

 

同じ場所の春の風景です。この写真は昨年撮ったものですが、家に戻ったらPCが壊れていて、載せるタイミングを失ってしまったものです。季節によって見せる顔が違うのが面白いですね。

 

 

  夏

 

 

 春

 

 

何が違うかと言うと緑の濃さもそうですが、水に映る影のはっきりとした様かも知れませんね。

 

 

   

 

 

 

光と影と

 

 

   

 

涼しいのは亀と、鯉の稚魚ばかりなり

 

ちなみにここは150円。(安いですね)

でも、お隣には清澄公園があります。ただの公園かと思って春は歩きませんでしたが、そこも木々が優しく生い茂り、林の中の散歩と言う気分を味わえます。


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「風林火山」―越後潜入

2007-08-14 02:23:19 | ドラマ (大河)
 越後に鉄砲商人として潜入した勘助でしたが、鉄砲100挺届けさせるまでは人質となってしまいました。何だか景虎にはバレバレの様子でどうなることかと感じさせた越後潜入。一方晴信は、勘助の留守であっても、好機に感じた砥石城攻撃に乗り出してしまいます。それが村上の罠だとも知らずに・・・



 ところでドラマなんかを見ていますと、見ることによって、何かを得たり学んだりすることがありますよね。そういった目でみると、なかなか学ぶ点や考えさせられる点などあるかもしれませんが、今回は私にとっては鏡のような気がしました。鏡と言っても自分を映すという訳ではなく、それによって見ることが出来たのは、自分の「齢」というものです。近頃容姿の衰え著しく、誰にも「若い」とは言われなくなってしまった事は仕方が無いにしても、心と気持ちはかなり柔軟で若いと自負していたわけです。でも、そう思うことからすでに怪しいのかもしれませんが、この「越後潜入」を見ていて、己の「齢」を感じてしまいました。なぜなら、「ドラマなのだ」とその自由な発想を堪能できず、ありえる展開ありえない展開と言う物差しで、推し量りながら見ている自分に気がついたからです。

その自由さをどれだけ受けいられるかが、自分の柔軟さの証かも知れません。
 


 勘助が人質になっているので、殆どが「越後タイム」。景虎の魅力満載です。

ガクト景虎のセリフは多かったですねえ。個性的な話し方なので、多いと鼻につきそうな感じですが、なぜだか容姿に騙されて、全てOKです。
景虎が言う所の、日本をあるべき姿に戻す。天下を取るという己の欲に動くのではなく、朝廷の帝や将軍をお助けする。美しい言葉です。彼の言葉を聞いていると、天下の夢を想い描いている晴信が、本当に卑しきものに思えてきてしまいます。

困った事です。景虎に説得されてしまいそうです。
「道安は如何に。」

景虎ではありませんが、私も勘助に聞いてみたくなってしまいました。晴信への忠義は今更揺らぐような関係ではありませんが、美しきことを語る景虎は、勘助の目から見るとどのように写っているのだろう。画面からは、それが伝わってきませんでした。


 私がありえない展開と受け入れがたかったのは、人質になって逆に偵察が存分に出来ると喜ぶのはOKなのですが、隙を見て逃げると言う発想です。こういう時、勘助って本当に頭いいのかなあ・・彼だっていい年の人なんだよなあ・・と、疑ってしまうのですよ。分からない者だから偵察だと思うのですが、分からない者だからこそ、畏怖の心を持ち慎重にはならないのだろうかと思ってしまうわけなのです。


「 きゃー  きっとバレテイルヨ。どうするのー」ドキドキ

自分の心を辿って、過去の自分を引きずり出してみました。ドラマはこう見たほうが面白いですよね、たぶん。




 「浪に怪しいから経を唱えよと言われ、それらしき経を唱えて上手いことやったね。」

「そ~ぉ? いかにもいいかげんで宇佐美に同じ事言われていたらどうするの?だいたいさぁ、あれだけポーカフェイスで微笑み君やっていたのに、武田の砥石城攻撃の顛末聞いたら、アレだけ動揺しちゃって、どうするのよ。」

「ああ~、勘助、可哀相。何かしてあげたくても、何も出来ない苦しさって、本当に辛いよね。晴信ったら動いちゃって、ばか~ん。」

「(汗)何ばか~んって。でもね、作家様は上手いことやったと思うのよね。勘助がいるのに大敗って、ドラマとして成り立たないじゃない。勘助留守中に動いてしまったからこそ負けた。だからこそ、軍師勘助の対面が保てるわけよ。」

「まぁ、そうなの。でも、どうでもいいわ、そんなこと。私は、駒井君♪平蔵ちゃん♪真田様♪And小山田ちゃま♪でいいの。」



「はい・・・どうせ胸キュンメンバーというところでしょ。でも、小山田ちゃま・・ごほっ、小山田はかすりもしなかったのは納得できなかったよね。彼はこの砥石崩れで、致命的な負傷を負うと言うのに。」


「でも、平蔵ちゃんと真田様に見せ場があったからいいじゃない。平蔵ちゃんたらまるで勘助のようだったわね。真田様も責任感じてしんがりなんか申し出ちゃって。でも、晴信に『生きろ』とか言われていたけれど、代わりのしんがりを勤める鬼美濃は生きなくて良いのなんて思っちゃったわ。」


「『しんがり』の意味を、少しでもいいから入れて欲しかったよね。知ってて当たり前と言う常識の世界になっているけれど、『風林火山』が歴史物デビューの子もいるかもしれないじゃない。『しんがり』は、一応名誉とされているから鬼美濃は『任せておけ』とばかりに頼もしかったけれど、責任感じている真田がしんがりをやってしまうと、死に向かって突っ走ることがわかっていたから、晴信は諭すわけなのよね。石垣である人を大切にしようという晴信の気持ちが伝わってきてよかったよね。平蔵のシーンも、生きていく道は違っても、絡み合った過去はともにあるみたいな青春群像みたいなものを感じてしまったわ。しかも、勘助の影響によって浮かんだ智恵が、勘助の大切なものを窮地に追い込むなんて、皮肉もいいところで、この先の平蔵と勘助の最後の絡みが、思い切り気になり始めた今日この頃です。」



「何、まとめに入っているの?駒井君は不吉な雲を見て、何かを感じていたわね。陰陽師学なんかにも造詣が深いのね。



「だからそれもね、駒井の深層心理が、雲の形を借りて、警告を自らに発していたのよね。晴信もそう。決断の時、一瞬勘助の言葉を思い出した。それも警告だったのよね。そういうことって、経験あるなあ~。」


「おばさんになると、複雑ね。」


「あんたは、何歳だって言うの?」


「26歳かなあ。」


「・・・・・昔はものを思わざりき。単なるミーハーねえちゃん。そういえば、流し目王子とか言われている早乙女太一が9月から北条新九郎役で出るのよね


「・・・・


コメント (8)
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