毎年、夏は家でカレーパーティを開いています。
家にやってくる子供たちと、ゲームをして、お食事をみんなで頂いて、一言ずつ今日までの夏の思い出を語り、ビンゴをやってお土産を持って帰ります。ささやかなわずかな時間ですが、それも夏の思い出の一つになればいいナと思って、今まで続けてきました。
以前にもこのことは書きましたが、お食事を頂いている時に、本の読み聞かせをしています。
今年は「ぶたのたね」と言う本を読み、昨年は「ちびくろ・さんぼ2」を読みました。でも、昨年はその本のことを書くことがとっても難しく感じてしまって、書くことを悩んでいるうちに書きそびれてしまったのでした。
ある時本屋の店先を歩いていたら、その店頭に「ちびくろ・さんぼ」が山積みになっていました。私は奇妙な感覚をその時感じたのです。あの絶版騒ぎはなんだったのだろう・・・。
その本のことはいつかこのブログの中でも、テーマにしようと思っていたものでした。だからちょっと難しく感じてしまったのですね。
でも、今は今年と昨年の読み聞かせた本の紹介程度に留めておきましょう。簡単にはかけないテーマかも知れませんから。
それで、「ぶたのたね」のお話です。
あるところに足の遅い狼が住んでいました。どのくらい遅いかって言うと、ブタよりも遅いので、今までブタを捕まえて食べたことがありません。夢はブタの丸焼きを食べること。そこで狼はキツネ博士に相談します。博士は狼に「ぶたのたね」をくれるのですが・・・・・。
なんと言ってもぶたさんたちの表情が良いのです。笑えます。
低学年からO.K。 この作品から20年ぶりに描かれた「またぶたのたね」と言う作品もあるそうです。
「ちびくろ・さんぼ2」のお話です。
「ちびくろ・さんぼ」には続編の「2」と「3」があります。ちびくろ・さんぼにうーふとむーふと言う双子の弟が出来した。彼らをとっても可愛がるさんぼでしたが、その弟達が二歳を過ぎた頃、あまりの可愛らしさに二人の弟は悪い猿の夫婦にさらわれてしまいます。
さんぼは智慧と勇気で双子を取り戻せるのか・・・・
というところが見所です。
助けてくれたわしにさんぼは何をしたのか。大団円を向えるラストでは幸せな家庭の食卓の姿が描かれます。
この「2」では、ただ面白いと言うのではなく、作者の女性としての気持ちと言うものが伝わってくるように思います。もちろんお話は低学年から楽しめる絵本ですが、この話が書かれた背景みたいなもの、またヘレン・バンナーマンと言う人にも興味が湧いてしまいました。
絵は岡部冬彦さんのものですが、最後のサルの絵にはなんともいえないユーモアがあります。大人には分からないことですが、子供にとっては 本当はかなり怖いお話かもしれません。でも、最後のサルの表情を見ていると、許してあげようかなと言う気分になってしまいます。
子供にどんな本と出合わせるのか、意外と迷うものですね。どうせなら、親にとっても良い出会いであって欲しいもの。
どうぞご参考に・・・。
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