森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「劇団金子」旗揚げ公演<旅するシカーダ>

2008-08-17 01:18:11 | 観劇・コンサート日記
 先日行った「ウィキッド」のような、完成度の高い芸術に涙して心振るわせる喜びもあれば、世の中には、生まれたての卵のようなものを慈しみ育てる楽しみと言うものもあると思います。

 北池袋新生館シアターにて「旅するシカーダ」を観て参りました。

シカーダcicadaはセミの事。
暗い土の中から何年も人間達の事を見守っているセミたち。雨のように降り注ぐその鳴き声がやんだとき、それは人に対してのレクイエムなのでしょうか。

オムニバスで綴られていく悲劇と喜劇。だけどそれはやがて一つに結びついていきます。

自殺サイトのオフカイの話は秀逸。
都市銀行のロビーの話は、笑えます。
宇宙での漂流船の物語には、思わず涙。少女の笑顔が煌きます。

最後は作者の優しさが伝わってくる、そんな物語でした。


あれっ、何時になく短い?
だって、明日も(もう今日だった。)やっています。
眠くなるような娯楽大作の映画を見る予定でしたら、予定変更して北池袋にGO !!

今頃はまだ皆様、起きていらっしゃるのではないですか。

詳しいことはこちらで今すぐチェックしてね。
http://caneko.info/index.html






(数日したら追記するかも知れません。)








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