森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

天地人15回「御館落城」

2009-04-13 01:21:02 | ドラマ (大河)
ちょっと、久し振りにジワーッと来ました。

「あの世でもご一緒したいと思います。」と華が言った時、思わず
「あの世と言う空間が、本当にあってくれればいいのになあ。」と私は呟いてしまいました。
「子供も死んじゃったしね。」とだんな。

だから死んでもいいやと言う訳ではありませんが、私の目には敗戦の将とその妻であるばかりか、幼き子供をなくしたばかりの若い夫婦にも見えてしまったのです。

二人の救いのない苦悩みたいなものが痛いほど伝わってきました。


去っていく遠山の不敵な笑い。
彼は内部から上杉を崩壊させる間者だったと言うことでしょうか。たとえ、景虎が北条に逃れることが出来ても、あまり良い未来は待っていなかったと思います。

ちょっと北条に戻った遠山の姿を追ってみたくなりました。どうせ彼だってろくでもない目に遭うに違いないと信じていますが、見て「ざまあみろ」と言ってやりたくなりました。

なかなか良いシーンだったと思います。

が、いつもそれだけでは終わらない「天地人」。

「で、あの人何処に行っちゃったわけ?」と景虎を思わず「あの人」呼ばわりしてしまったのは、華の自害シーンです。よく解釈すると、ゆっくり死んでいけるように、盾となって戦っていた・・・・と言う風にも見えなかったし・・・
得意の舞台的演出でしょうか。
でも寂しかったですね。側にいてあげて欲しかったです。


仙桃院の景虎の説得も、しみじみと心に感じ入りました。

が、御館さまの気持ちなんて言う切り札的トークを持っていたのなら、もっと早くに言って欲しかったです。


演出的にちょっと物足りなかったのは、お船さんのシーンでした。あれだけ「命かけて。」とか「死も怖れない。」とか言って出発したのですから、景虎陣営で少し怖い目に遭うなんてことがあっても良かったのではと思いました。


さて来週は武田の姫が・・・


コメント (16)
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