ああ、秋の散歩道、綺麗だなー。
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散歩&写真日記とお喋りです。
そう言えば、マンションの園芸サークルで、花壇の一角に曼珠沙華が群れて咲いたら良いなと思ってちょっと提案しかけたのだけれど、話している傍から、その提案を引っ込めました。
聞いていた人の思わしくないような顔色を見たからではなく、ある事を思い出したからなのです。
この花の根には毒があり、また花粉にもアレルギーを起こす人がいるのです。
うっかり被害にあう人が出たら、洒落にもなりませんものね。
それに私もひとつ前の記事の中で使ったように、この花の別名は彼岸花で、あまりいい印象を持たない人も多いのかも知れません。私は逆に、その記事内で「彼岸花」と打った時に、「そうだわ。お義父さんのお墓参りはいつ行こうかな。」と、この季節の行事を思い出させてくれたので、この花の名前の役割には、そんな意味もあるのかもなんて思ったりもしたのです。
長々ブログをやっていますが、2007年9月29日に投稿した「秋の気配ー曼珠沙華」は、友達から聞いたアレルギーの話からいろいろと調べて(主にウキ様のまとめ)、この花の奥深さを知りました。
2009年9月24に投稿した「彼岸の岸辺には・・・」、あまり好きではなかったこの花が、知ることによって好きになったと書いてあります。
自分の過去記事を読むのは、けっこう面白い事ですよね。
時には、本当に胸が痛くなりますよ。
>日本には100歳を超えた人が4万人を超えている。
先日テレビで、それらの元気な人の姿をニュースで見た。音楽を教えている人、現役の書道の先生、アスリートまで。
凄いなあ。
そうでなくても80歳過ぎてもキラキラと生きる人も多い。私の義母もそう。
私の父もそう。私の母もそう。(70代だけれど)
あなた達の元気が私の幸せ。
短く簡潔に書くと、偽善っぽく聞こえるかしら。だけど、本音。
なんたって2009年の記事なんだから、私の母もとうに85歳で、義母は90越えですよ。そして父はいない・・・・か。
また私だって・・・・・・って、そこはまあ、いいか。
だけど義母、いまだに颯爽と歩きます。人ごみだと、ひょいひょいと人をかわして歩く名人なので、私の方が付いて行くのが大変なくらい速いのです。そんな人でもやっぱり一回り小さくなって、そしてやっぱり長くは歩けなくなってしまうのですよ。
先を歩く人は、後から行くものの目安になるものなのかもしれませんね。
先日の敬老の日は、もちろん義母にも何も無し。
だけど樹木希林さんが亡くなって、さぞやショックだろうとメールを送った事は、「9月16日の別れ」の中で書きました。
「昨日の樹木希林さんの訃報には吃驚もしたし、ショックでしたね。彼女の生きる姿勢からは学ぶことがたくさんあったように思います。そんな彼女の素晴らしい映画を、今年、沢山、見る事が出来たのはお母さんのお蔭だと思います。ありがとうございました。 また、ご一緒させてくださいね。」
その義母からのお返事。もちろん全文ではありませんが
「メール有難う。昨日は1日希林さんのニュースにかじりついていて、がっかりで力が抜けてしまいました。来月13日から最後の映画が公開されます。『日々是好日』、また誘ってください。本当に惜しい名優でしたね。まだまだ生きて名演技、見せて欲しかったのに。」
文末の修正はちょっとだけ入れましたが、内容はそのままです。
私、90過ぎてもこんなメールの返信を送って来る姑は凄いと思うんです。
「負けたくないわぁ」って、負けじ魂にも火が付くってものですよ。
そして私にとって「敬老の日」って言うのは、たぶん、母は凄いな、義母は凄いな、近所のあの人は深いな、またあの人は何でも知っているな、この人は頼りになるなと、ちょっと歳を重ねた人たちを敬う日なんじゃないかなって思うのです。
ってなわけで来年もプレゼントは無しの方向で・・・・・って、おいおい。
オマケみたいになってしまった写真日記^^
秋薔薇は、まだみたい。
一部は咲いているけれど、ウエルカムでない事は通路を見れば分かりますよね。
微かに色づいて、秋の気配を感じます。
これは、萩かしら。
相変わらず花の名前が分かりません。
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先日、電車の中で信じられないような事がありました。
次回はそのお話です。