水曜日はちょっとバタバタしていてゆっくり見る事が出来ず、あまり感情移入してみる事が出来なかったので、翌日、見逃し配信で見直してみました。
1回目よりもやはり落ち着いて見た2回目の方が、良いお話に感じました。
今時の子役は、本当に素晴らしいですね。この物語は、犯人と一緒に逃げた少女の寂し気な表情と、そして再び彼女の中の止まっていた時間が動き出した時に見せた笑顔の愛らしさに、すべてがかかっていたと言っても過言ではなかったと思いました。
「そう、嘘だったのですよ。」と右京が語った、妹の嘘の話。
それは本当に悲しい嘘でしたね。
命がこんな風に、唐突に終わるとは誰も思っていなかった・・・・・・・。
その幼き妹自身も。だから凄く重い嘘だけれど、その嘘をついてしまったのですね。
右京は相手が少女ゆえに簡単に言いました。
「かまって欲しくて。」と。
本当は妹の心のうちには、幼きゆえに言葉での思考はないものの、もっと複雑なものがあったように思いました。優しくて大好きなお姉ちゃん。だけど明るい顔をして、自分を置いて行くお姉ちゃん。母もそんな姉にする世話は、出掛ける為の手伝いで、自分には決してない事。そんな姉に近づきたくて、せめてベッドから起き上がろうとしても上手くいかず、母から厳しく叱責されてしまう。
だからちょっとついてしまった嘘。
だけど命は続いて行くと思っていたから、
「あれ、本当は嘘だったの。」
「なんでそんな嘘をついたの。」
「だって私、寂しかったんだもん。」
いつか種明かしをする日は普通に来ると思っていたはずだと思うのです。
最近、ツイッターではドラマの感想を読まないのですが、遅れついでに読んでみたら、かなり高評価で泣いたと言う人も多数。
なるほどなあと思いました。ある視点に蓋をして、タイトル通りに「少女」に標準を合わせて物語を見れば、なかなかの良いお話ですよね。
犯人の人も最終的には殺人犯にはならず、セーフと言う所で、悲しみと苦しさから立ち直って明るい未来を感じさせたのも良かったですね。
だけどある視点と言うのは、お母さんの事です。
娘を病気で亡くしても、それだけで彼女の時計だって止まってしまっているかもしれない悲しみのはずなのに、娘が付いた嘘の内容、お姉ちゃんが攻め立てた、「いつも疲れたとばかり言っていた。妹を放っておいて仕事にばかり行っていた。」
それ、結構厳しすぎますよ~。
母なるもの、娘であると言うだけですべてを許すものなりと言う母性神話でもあるのでしょうかね。
まあいいか、難しく考えなくても。
ドラマなんだからね。
とりあえず鑑識の益子さんの猫の名前はメイ。可愛い猫ちゃんでしたね。
少女に渡すはずだったかりんとうは特命係の物になりましたとさ。
ああ、そう言えばついでなのですが「科捜研の女」。
爆薬の液体が体にかかっても爆発するとか、一話目でそんな話が出て来たじゃないですか。
そしてラストで、蒲原にかかってしまうじゃないですか。その後爆発シーンで終わって次週に続くになりました・・・・。
「えっー!? この人レギュラー降板だったの~?」と変な反応ながら吃驚しました。
「科捜研の女」って、いつもはあまり真剣には見ない私でしたが、今回の放送は「どうなったの ?」と最初から興味津々で見ましたが、
「大丈夫。あの液体は何々で大丈夫だ !」であっという間にそれに関しては無事解決。
言うなれば「つり」と言うやつですね。
しっかりつられてしまいました(^_^;)