凄いなぁ、30分ずっと合戦シーンじゃん。
と思っていたら、最後に来たのはもっと恐ろしいシーンでしたね。
自分を討つ方と密約を交わしているものを、道三が許すわけないと思うのですよね。
お茶を飲めと言われ、とりあえず飲んでしまうなんて土岐頼純(矢野聖人)は油断しすぎじゃない ?
ツイッターのトレンドに「伊右衛門」が上がっていたのが、おかしかったです♪
今回の戦いは、「加納口の戦い」と言うのですね。
一応、ウィキペディア様でおさらいなんかしてみました。気になる方は→こちらです。
私、日本史は教科書レベルの事しか知らなくて、帰蝶とこの頼純が最初婚姻していたなんて知りませんでした。政略結婚だったわけですが、この夫が死んで、帰蝶は少しは悲しむのかしら。
やっぱり愛なく嫁ぎ、父親を殺そうとした夫なんか死んでも悲しまないのかも知れませんね。(次回を見れば分かることですね^^)
だけどあの時、父道三に、彼女は戦支度もせずにやってきた夫の非礼を詫びていましたよね。かなり強い口調で夫に文句も言っていたし。彼女なりの意味があったのかも知れませんね。
しかし道三の逆襲は見事でしたね。一気に形勢が逆転して道三が勝つわけですし、本木君の道三はカッコいいです。ケチではありますが。それゆえに光秀は旅費の半分を返せと言われ、侍大将の首を二つは取らないと借金を背負う事になってしまうわけで、それゆえ合戦中、ずっと彼は「侍大将~ !!!」と叫び続けなければならなかったわけですね。
抜きんでた計略家ではあったものの、道三は家来から好かれていたかは別な事でしたね。
侍大将を求めて叫びながら走り回る光秀や、道三の計略など長い合戦シーンでありながら、見ごたえがありました。だけどただ一つの合戦のシーンを見せつけられていたわけでは無かったですね。
戦った侍大将の顔が叔父上に似ていた。それゆえに首を取ることをためらったというシーン。叔父上に似ていた侍大将は、露骨にその叔父上(西村まさ彦)が演じていたものですから、最初、私は意味が分からずに混乱してしまいました。
「叔父上、裏切っていたの? 形勢不利になって籠城なんかしたものだから抜け出して敵側についていたって事なの ?」なんて、そうとう無理な展開を思ってしまったのです。
でも彼は、叔父上に似ていた別の人でした。
そんな事があって、光秀は勝ち戦でありながら、心の底から喜べなかったのです。
首を取った人にも、自分と同じように頼りにし慕っている子供や甥がいるかもしれなかったのです。そんな事はドラマの中で一言も言っていませんでしたが、「こんな事が侍の本懐か。」みたいなセリフがあって、なかなか奥の深い話だなと感じました。
ところで岐阜城は、本当に天空の城でしたよ。
2018年の秋にツアーで出掛けた時に、そう思いました。ツアーだったがゆえに上って城には行けなかったのですが、機会があれば行ってみたいお城だと思いました。
夜の街から。真ん中にある白い点が、ライトアップされた岐阜城です。
山が見えないので、さながら天空に浮かんでいる城にさえ見える所がナイスでした。