これ、前に言ったことがあったかしら。
「カイジ」の原作を読んでいた頃、私は耐えきれなくなってその本の持ち主のラッタさんに言ったのです。
「この本、全巻揃った時に貸してください。ドキドキしすぎて、きっとなんとかなってるだろうラストまでの一気読みじゃないと、心臓に悪すぎる。」って。
だって最後は絶対になんとかなるってものじゃないの。それが物語の完結と言うものでしょう。だけど分かっていてもドキドキするのよねぇ。
それがあの「ざわざわざわ」の世界なんですよね。
原作にない書下ろしと言っても、シナリオが原作者なんで、その世界観は壊さずになかなか面白かったです。
だけど
「あー、どうなっちゃうのかしら。」と言うざわざわざわ感がちょっと足りなかったかも。
でも私には今回のお話程度のドキドキ度で良いかなとも思うのですよ。なんたって、ドキドキしすぎて原作を読めなくなっちゃう人なのですから。
なんでなのかと思う事はちょっとあるけれど、まあいいんじゃないかしら。これは近未来を描いたSFのようなものだしね(いつの間にか ・(笑))
(なんでか)頭脳戦・チーム戦だし、織り込まれたヒューマンドラマ(?)のエピソードは、ちょっとジーンとしました。それになんだかんだと言っても、彼は「ありがとう」と言われる側の人間なのですよね。
楽しい時間でした♪
ネタバレなしで書こうと思いましたが、ラストの感想だけはどうしてもネタバレになってしまうので、画像の下に書きます。
ああ、物語のネタバレではないですが・・・。
あっ、そうそう。やっぱり「カイジ」はクズばっかり出てくるお話ですね。
小者のクズから、元クズだった男から、今も大いなるクズとか、詰めがいつも甘いクズとか、金の亡者のクズとか・・・・これ以上書くと、やっぱりネタバレになるな^^
昨日、「トップナイフ」を見て、やっぱり天海祐希は好きだなぁと思ったのですが、今日は嫌い。
いや、嘘です。
だけど、あのアマ~!!! ←お下品で失礼^^
ってな気持ちにはなりますよ。
でも彼女のあの助言が無かったら、危なかったのかも知れないし、彼女の登場は微妙な感じですね。
「ファイナル」と銘打ったから、ゲストも多数でしたね。出ない人も映像だけの顔見世もあったし、サービスのようなものだったのでしょうか。
しかし班長への分け前は良いのでしょうかね。気になりましたよ。
ラストは「カイジ」のお約束なようなものですよね。
「舌切り雀」の大きいつづらと小さいつづらではないのですから、しっかり中を確認しましょうよと思ってしまいます。
「底辺が似合う男」なんて思えませんが、億万長者のカイジなんかは、まったく似合わないとは思います。だけどあんなに頑張ったのですから、根こそぎ奪わないで300万くらいはあげて欲しいなと思ってしまいました。その数字はテキトーなものですが、私的に頂けたら、凄く嬉しく感じる金額なのかも(笑)
でも「キンキンに冷えてやがるぜ。」
と言うセリフで、「まっ、良いか。」ってな気持ちになるから、やっぱりカイジにはこんな場所が似合っているのでしょうね。