森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

なんだかとっても寂しい

2020-03-31 23:59:32 | 同じ時代の船に乗る

昨日、ひとつ前の記事の「麒麟がくる 第十回「ひとりぼっちの若君」第十一回「将軍の涙」」を書いていて、あと数行で終わる所で、姉から月曜定例の電話がかかってきました。

ひとしきり近況報告や国の対応の不満などなどを語り、1時間半もしゃべっていたので、電話を切って働く事にしました。

「じゃあね、私もこれからやる事があって。」「私も家事の残りをやるわ。」などと別れの挨拶をしながら、頭の中でスマホの充電は終わっているかなと、開いてみました。

そこに有ったニュースの言葉に、私は吃驚して、

「おねえちゃん、志村けんさんが亡くなった !!」と大きな声で言いました。

「えええ ?  うそ、そうなの !」

「もうショック !!!」

ほんのちょっと前の穏やかな別れの挨拶もぶっ飛んでしまいました。

それでも二人で驚きの声をあげた後、電話を切りました。

 

その後、私は書きかけのブログ記事を書きました。

その記事の終わりかまたは初めに、志村けんさんの事を書こうとしました。でもやはりドラマの感想に書きたくはなかったので、ツイッターで呟く事にしました。

なぜなら黙ってはいられないような気持ちになってしまったからです。

 

志村さんが転院したと聞いた時、本当はちょっと危ないのかなと思っていました。だけどいざその不安が的中してしまうと、私は自分がこんなにも動揺するとは思ってもいなかったのでした。

なんたって46年もの間、笑わせてもらったからだと思います。

そしてこれからも笑わせていただけるのかと思っていたからです。

 

だけど私、そのニュースを知った後、なんだかさらに怖くなってしまったのです。

この時の私の気持ちを本当にうまく語ってくれた方がいらっしゃいました。

『志村けんさん死去により今まで完全に他人事だったコロナウイルス感染を身近に感じる日本人が多くいるだろう。志村さんは生涯独身だったが、日本中が親戚みたいなもんだった。皆にとっての「昔からそばにいる最高に面白いおじさん」だった。お茶の間のスーパースターだった。なんだか喪失感がすごいよ』

https://twitter.com/NAMIHEY_ISONO/status/1244429054024900608?s=20

まさに。

夫が帰って来て言いました。

「なんだか本当に知っている人が亡くなったようで、動揺してる。」と。

 

皆同じような気持ちだったのですね。

 
転院したと聞いた時に、危ないのかなと思いながらも、それでもいつかコロナも落ち着いて、そして更に何年かたったら、この時の経験を笑いながら話してくださる日が来ると本当にそう信じていました。
だけど発病から12日間、入院から亡くなるまでの9日間、本当にあっと言う間だったのですね。
 
上のツイッターの波平botさんが言っているように
 
コロナウイルス感染を身近に感じる日本人が多くいるだろう
 
私もそのうちのひとりだったと思います。
 
仕事はしているので、ここまでは平気と踏んでいることがありました。だけど今危ないと叫ばれているのですから、不要不急の集会、つまりお店での奥様ランチなどは、今しばらくは延期にすることにしました。
 
そうは言っても、毎日人には合わなければならないことが一杯です。
だけど出来る限り、気を付けて行こうと思っています。
 
最後の最後まで、志村けんさんに救われているような気がします。
 
 
ありがとうございました。
今は苦しみから逃れて、安らかにお眠りください。
 
 
 
 

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