森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

日光浴ノート☆2021☆船の旅

2021-06-13 13:04:12 | お出掛け日記

「あらたふと青葉若葉の日の光」

この句は、芭蕉が日光の二荒山(東照宮)を訪れて詠んだ句ですが、場所は違っていても、しみじみとこの句の響きが胸に染み渡りました。また、同行した曾良が詠んだ句は

「剃り捨てて 黒髪山に 衣更」

曾良が芭蕉と同行する際に、黒髪を剃り坊主になりました。折しもこの地を訪れたのは衣替えの日で、自分が黒染めの僧衣になった事と黒髪山の麓でこの日を迎えたことを掛けて、旅の決意を表した句と言われています。また、この句は「奥の細道」に曾良を印象的に登場させるために芭蕉が作った句とも言われています。

恥ずかしながら、少し前まで日光に、黒髪山と言う低山があるのかと深く考えもせずに漠然と思っていました。だけどそれは男体山の事で、和歌の世界では黒髪山と詠われている事を知りました。興味がなければ、知識などはそのようなもの止まりになっているものも数多くあり、歳を重ねた今であっても、知る楽しさには事欠きません。

と言うわけで、トップ画像は船の上から見た男体山です。

 

 

2015年に、初めて千手ヶ浜に来た時は、赤松から低公害バスに乗ってやってきました。

浜に居ましたら、湖を渡ってクルーズ船がやってきました。そして桟橋に着くと、人がたくさん降りてきたのです。

その時、湖を渡ってもこの浜に来ることが出来るのだと知りました。

 

是非に次の来るときは、その船に乗って来たいものだと願っていました。

だけど・・・・・。

実は今回の日光は日帰りの旅。

時間の事を考えて、今回も低公害バスを選択したのでした。

しかし私と星子さんの弥次喜多コンビで、何もないわけがないのです。

いろいろあって、いろいろあって、いろいろあって、・・・・・(^_^;)

菖蒲ヶ浜から船に乗る事になったのでした。

(ふふふ)

今は山つつじも満開で綺麗でした。

でもなんたって良いのは青い山と静かな湖かしら。

 

菖蒲ヶ浜から千手ヶ浜までは15分ほど。

料金は400円です。

中禅寺湖から菖蒲ヶ浜経由なので、中禅寺湖からも乗る事が出来ます。その場合は1000円。

大使館別荘や立木観音などを回りたい場合は乗り降り自由なフリー切符もあります。1400円。なんかこれも良いですよね。

 

 

そして

帰り

なんたって良いのは、青い山と静かな湖、そして日光の日の光だったのでした。

 

コメント (2)
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