森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「ごめん、愛してる」を見終わって

2021-09-08 23:54:45 | 海外ドラマ

とある準備の為に、少々気ぜわしくしてました。その「とある」については、もう少し先でご報告する事もあるでしょう。そのせいもあって、なにげにブログに気持ちが向かないでいましたが、いろいろと書いておきたい事が溜まってしまったので、またせっせと書いて行こうと思います。

※        ※       ※

見ている途中で「見ています」と書いたので、このドラマの感想を書く予定はなかったのですが、最終回まで見てしまっては書かないわけにはいかないでしょう。

最終回、号泣してしました。

このドラマが放送されていた頃を、私はまったく知らなかったのですが、かなりのコアなファンがいらっしゃったと思います。たぶんそれは今もかしら。

私もですね、今更ながらソ・ジソブと言う方の新しいファンになってしまいました。

 

だけどこの作品は2004年のもので、ちょっとその頃の癖のようなものを感じて、すべてオールオッケーと言うわけではなかったのです。だからもっと早くに、涙がこぼれるかなと思ったのですが、最終回まで保留になってしまいました。

でも泣かないから逆によく見れたみたいな部分もあって、私、あのシーン、ちょっと・・・・・

ウィキペディアに依れば

『主演俳優のファッションやセリフを真似る熱血ファンたちが現れたりするなど、社会現象を起こした。』とあって、きっとこのセリフは一種のパロディ化して流行ったのではないかと思いました。

「飯を食うか、それとも俺とキスするか。」のシーンとセリフ。

落ち込んでずっと食事もとれないウンチェを誘いだして、バイクを運転しながらムヒョクが言うシーン。

「飯を食うか、それとも俺と暮らすか。」

はっきり言って、訳が分からない。だけどきっと、みんなその頃、「キャー」ってなって、胸がキュンキュンなったんだろうなと思うと、なんだかニヤニヤしてしまいました。

で、その頃の若者が、その言葉をまねしたのかななんて思うと楽しいですね^^

 

それなのに、何で最終回に滂沱の涙だったかといえば、いろいろと分かったからです。

韓国の映画でもドラマでも家族を想う気持ちを描いたら、ちょっと日本の上をいくんじゃないかと、私は思っているんです。だけどユンとドゥリは、やり過ぎじゃんと思うほどの母と息子の密接な関係で、ちょっと気持ち悪いなと思っていたのです。

あっ、そうそう。

ここからはネタバレしています。

これから見る方はお気をつけてね。

 

だけど、ユンが自分も孤児院育ちだったと明かして、それで

「僕はお母さんの事を思うと涙が出るんです。」の言葉が理解できるのですね。

本当の子供ではない僕を、ここまで大切に育ててくれたお母さん。愛情を注いでくれたお母さん。思っただけで、心が温かくなるユンだったと思います。

 

それにやっぱりあのシーンは、最高でした。

ムヒョクは元々、自分を捨てた母を恨んではいなくて、何か事情があったのだと信じていました。そして、再会したら、服も買ってあげる、家も買ってあげると言い、親孝行をしようと誓って、それを生きるよすがにしていたのです。

だからドゥリにラーメンを作ってもらって、そしてひっそりと帰る時、

「来世も俺を生んでください。その時こそ満足するような息子として生まれてきます。お母さん産んでくれてありがとう。」と去って行くじゃないですか。

もう滂沱の涙ですよ。

「お母さん、産んでくれてありがとう。」といえた人生ならば、その人生は、けっして悲しいだけのものではなかったと思えるのです。

そして、その母も、作ってくれと強く言ったくせに、ほとんど残されて「まったくイラつく人ね。」などと言いながら、わけも分からず涙がこぼれるのでした。

もう、泣いちゃうよね、こんなシーン。

 

そして、ムヒョクが居なくなってしまってから・・・・。

ユンは結局彼の心臓を貰って、復活します。

その復活ライブの席に、ウンチェは居ません。

ムヒョクと出会った思い出のオーストラリアをひとり歩いて、その想い出に浸るウンチェ。

そして彼の眠る墓地に行き横たわるウンチェ。

 

想い出の中で、ウンチェはムヒョクと想い出の中で寄り添い、そしてウンチェは、また一人去って行くのでした・・・・・・にならなかった!!!!!

 

「メルボルンの墓地で韓国女性の遺体を発見。」というニュースが流れます。

遺体 !!!

「生きているのに、死ぬほど孤独だった彼を 放っておけませんでした。

一生で一度のわがままを 誰かの為でなく 自分の心に従います。

罰は私が受けます。 ソン・ウンチェ」

 

えっ !?

えーーーーーーーーーーーー!?

と、私は、もうびっくりしてしまいました。

だからさ、だからね、韓国ドラマは侮れないのよねと、私はしみじみと思いました。

 

「罰は私が受けます。」

という事は、ウンチェは真実を知ってしまったんだなと思いました。

ムヒョクが居なくなってから、ユンの復活ライブと、ウンチェのオーストラリア一人旅まで1年間の時間がありました。きっと描かれなかったドラマがあったのでしょう。だけどそれをばっさりと切って、あのシーンだけに終わらせ、その後に余分な映像を入れなかったのは、凄いなと思わざるを得ませんでした。

 

よくよく見ると、

その墓石には「安らかに眠れ、ごめん、愛してる」の文字が。

 

미안하다, 사랑한다」「ミアナダ サランハンダ」

「I'm Sorry, I Love You」

 

ちょっと、涙、引きずりました。

かなり・・・・・かも。

 

So Jisubの「雪の華」

 

 

 

 

コメント (2)
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