面白かったです。軽妙で笑わせながら、最後に事件解決。好きです、こういうの。
だけど予告編で徳川の埋蔵金と言う言葉が出て来た時、お正月の特別ドラマの沢村一樹主演の「管理官キング」を思い出してしまった事は、前回の「相棒」の記事の終わりにも書きました。
埋蔵金は男のロマンかもしれませんが、出ないからロマンであり続けるのかもしれません。はっきり言って荒唐無稽なんです。だけど掘っているところが死体を埋めた所であったら、埋めた人にはメチャクチャ心騒ぐ目の離せない出来事ですよね。
何となく「ハハーン。」と思っちゃうわけです。
ところがちょっと捻っていましたね。
(あっ、そうそう。ドラマ感想は、基本ネタバレしていますから。)
もう掘るのを止めると決めた所に遺体を埋める・・・・。
これ、普通にしてたら、本当にずっと遺体など分からない事だったんじゃないかしら。石仏の場所を動かしていたのはいいアイデアで、元の洞穴には誰も辿り着いていないわけだし、また更に言えば、「落盤☆危険☆立ち入り禁止」と立て札建ててそちらの穴をふさいでおけば、よほどでないと人は入らないと思うのです。
それをずっとここに住んで見張ってろと、加害者だった嫁を追い出して、行方不明者にしてしまい、(たとえ男と逃げたにせよ)小さな事件にしてしまった事が大きな間違いですよね・・・・って、何か私、発言が間違えているような気がする・・・・(^_^;)
殺しちゃダメでしょ。隠蔽しちゃダメでしょ。っていうのが正しい見方ですよね(笑)
しかしここでも、私は既視感が。
あっ、いや、この私の「既視感」の使い方は間違えているみたいですね。余計なお話ですが、「既視感」と言うのはデジャブの事で、『1 一度も見た事もないのに、すでにどこかで見た事があるように感じられること。』で、私の使い方は、『2 (1の誤用から)過去にどこかで見た覚えがあること。』の方。辞書に(誤用から)と言いながら意味が載っているのは、誤用が多くて社会権を持ちつつある言葉なのかも知れませんね。
と、言うわけで書き直さずに押し通す・・・・^^
話を元に戻して、玉の輿に乗った女性が、昔のろくでもない男に復縁を迫られて、うっかり殺してしまうと書いたら、やはり正月スペシャルの「緊急取締室」を思い出してしまいました。
犯罪を隠すと言うのは、サスペンスのパターンの基本の一つだと思います。たまたまそこに婚家の家族が絡むと言う同じパターンになったかなと感じてしまいました。もちろん結末は違いますが、双方とも良い終わり方でしたね。
どんなにろくでもない男を殺してしまっても、やはり「じゃ、いいか。」ってわけにはいかないのですよね。
と言うより、過去の男の(もしくは女の)対処法は、結婚する時に話し合っておくか、もしくは一人では決して合わずに、大金の手切れ金を用意できるのなら、そのお金でチョー強面の役者を雇えってもんじゃありません ?
おっと、妄想が暴走・・・!
と言うわけで、私的には既視感(誤用)バリバリだったわけですが、それでも凄く面白く感じたのは、このライターさん(斎藤陽子)が、「相棒ワールド」をよく分かってらっしゃると感じるからなんです。
相棒ワールドの住人が、皆イキイキと自分の役目を生きてると感じました。
ユー・チューバ―(劇中では別の名前)をやっている、「ここ掘れわんわん」のメンバーを、
「仕事そっちのけで遊び呆けている、どうしようもない大人」を青木が称した時、冠城は復唱するように「どうしようもない大人」と言ったのは、明らかに自由気ままに動いている右京の事を指して言っていましたよね。
右京、本当にイキイキと、そして物凄く楽しそうでしたね(笑)
「自分で言いだしたくせに、あんたちっともやってない。」とメンバーに言われると、
「今日はこんな格好なので・・・」とか言い、一緒には掘らない。と言いながら、格好をそろえて来ても、やっぱり掘らない。もちろん、そんな事が目的ではないので当たり前のことですが、、いざ動画をとろうとすると、自分で仕切ってど真ん中でチョー目立つ。
その動画を、警視庁でみんなで見てる・・・・っていうのも笑える・・・
私的には冠城や青木に「近い !」「近すぎる !」と距離感掴めず、嫌われるおじさんだった暇か課長が、いい味出してるなぁと感じ笑えました。
しかし徳川埋蔵金って本当にあるのかしら。
あって欲しいなぁ。
だけどこれからは、普通のおうちにも、1万から下手したら十万単位の小銭埋蔵金が生まれていくのではないかと、私、予想してる・・・。
と、言うわけで次回も楽しみです。