冒頭のシーン、略奪婚か何かなのかと思ったら、最後に「ああ、そうだったのか。」となりましたね。
我が家では
「なんだかコメディみたいな感じだね。軽いね。」
「三谷さんらしいシナリオだね。」などと言う会話がなされていました。
政子のシーンなど好きすぎます。
頼朝が、なぜあの歳まで嫁がないのは訳でもあるのかみたいな事を聞くと、美しくもないし賢くもないと答える義時。
「美しいではないか。」と言うと、
「化粧映えするのです。素顔など本当に酷いものです。」などと・・・・
なんだか現代劇みたいでしたね。
いちいちセリフがおかしくて、ずっとケラケラ笑っていました。
ネットでもかなり話題になったみたいですが、「首ちょんぱっ」にはちょっと驚かされ、思わず乾いた笑いが・・・・・
だけど、
善児(伊藤の下人)が千鶴丸に川遊びに誘った時に嫌な予感がしました。
この子がまた可愛らしい子なんですよね。
伊藤の家から帰る時、沼地でひとり佇む善児を見つける義時。その手には青い布が掴まれていました。千鶴丸が来ていた着物の色と同じ・・・。
そして北条の家に帰ると義時は「千鶴丸は処刑されました。」と伝えるのです。
私は、大河は予習の時もあるけれど、復習でいろいろと検索する事の方が多いかも知れません。予習でやってしまうとネタバレになってしまうからですね。
今日も後から「八重姫」で調べると、この千鶴丸の話は、いつもお世話になっているWikipediaに依れば
「千鶴御前が3歳になった時、大番役を終えて京から戻った祐親は激怒し、「親の知らない婿があろうか。今の世に源氏の流人を婿に取るくらいなら、娘を非人乞食に取らせる方がましだ。平家の咎めを受けたらなんとするのか」と平家への聞こえを恐れ、家人に命じて千鶴を轟ヶ淵に柴漬(柴で包んで縛り上げ、重りをつけて水底に沈める処刑法)にして殺害した。」と「曾我物語」にあるそうです。
過去の物語と言えども、ちょっと眉間に皺が寄ってしまいますね。
だけどこの後のシーンは、私は好きでした。
義時がその事を頼朝に告げます。すると彼は、淡々とそれはあれの定めだったのだと受け止める様な事を言うのです。
え~、頼朝ってそこまでクールなやつだったとはと驚きました。
すると義時が去った後、怒りをあらわにし
「祐親を殺せ。わたしの命となれば、おぬしも気が楽であろう。祐親を殺すのだ。伊東祐親、決して許さん!」と伊東祐親に恨みを持っている工藤祐経に命じたのでした。
そうじゃなくちゃね、と思わず思いました。
源氏の話は、平家滅亡の話も含まれて、血の雨が気化し大気と同化するような物語だと思います。
この先も笑わせられながら、なにげにさりげなく恐ろしいシーンを目撃していくことになるのかなと思いました。
三谷氏、恐るべし。
また一年楽しめそうです。
HPの年表、なんか分かりやすいし、勉強にもなりそうです。
そして紀行も楽しみです。
2006年にブログを始めた頃の、やりたい事リストに「鎌倉七口に行きたい」と言うのがあったのですが、実は未だに化粧坂しか行ってないのです。
今回出てきたのが「大仏切通」。
メモメモ。ああ、行きたいなぁ。
コロナ、邪魔だから、早くどっかに行って!!
と言うわけで、また次回も楽しみですね。