森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

鎌倉殿の13人 第4回「矢のゆくえ」

2022-01-30 23:35:00 | ドラマ (大河)

矢が二回放たれました。

なんでか、私ドキドキしました。

八重が山木が家に滞在していることを頼朝の館に知らせるために、白い布を付けて矢を放つ・・・・・。

夫殿が真横で

「そっから届くわけがないだろ。もっと近くにいかなくちゃ。」と言いました。

「いや、八重はきっと矢の名手で、特に遠くに放つ名人なのに違いない。」と私。もちろんでまかせです。

だけどそこは問題なく矢は届きます。ドラマなので。

別に、矢が届くのか否かでドキドキしたわけではありません。

このドキドキはワクワクに近かったかもしれません。

「ああ、始まる~。」と言うワクワク・・・。

 

八重は、義時が彼女を気遣って、さりげなく挙兵の事を告げると、迷わずに父に報告する人だったのですよ。前の回の時にも、彼女は自分が父に逆らった事など無いと言っていましたよね。

頼朝と別れろと言われたら別れ、嫁げと言われたら家人に嫁いだのです。

挙兵の事を伝えても、頼朝の命は懇願し、父の曖昧な約束を信じる八重でした。

その彼女が、父をも裏切って矢を放ったのは、義時が言った「関東の武者は・・・」とかなんとかの挙兵の理由によるものではなく、私が思うにひとえに頼朝の無事を思っての事だと思いました。

白い布の合図を送ったのも、自分の事を思い出してほしいと言う切ない願いもあったかも知れませんよね。

 

しかし総大将は、何もせずに館にドーンとしてればいいと言われたって、政子の膝枕でと言うのはないんじゃないかと思った私。

それじゃ八重が可哀想だなと。

 

そして、もう一つの矢は、もちろん佐々木常高が堤館に放った矢です。

「吾妻鏡」に『「これ源家げんけの平氏を征する最前の一箭なり」と記されています。』HPから抜粋。

やっぱりこのドキドキも、始まった~ !!と言うワクワクだったかも。

やっぱり「吾妻鏡」読もうかな。(漫画で^^)

 

今週の私的ツボだったのは、やはり一番は、義時が坂東武者を田舎侍と馬鹿にしているのを諫めるシーンでした。

その後、頼朝が武者たちに会う時

「あれっ ? 何で知ってるのか忘れちゃったけれど、頼朝は会う人ごとに全部泣いて見せて、人の心をつかむんだよね。」と言ったら、本当にそういう流れでした。

何を見て知っていたんだろうかと思いましたが、この頼朝エピソードは有名なのかしら。

 

また相も変わらず、怖くて面白かったのは、政子と八重のシーンでした。

この先、再び八重と頼朝に何かあったら、ただでは済ませないようなことを引きつった笑顔で言う政子。いっぽう八重はかってに、政子と頼朝は上手くいっていないとか、可哀想な頼朝様などと、義時が否定する言葉など耳も貸さずに勝手に話し続ける始末。

でも今は面白くても、こんな雰囲気が続くんじゃあまり好みじゃないなと思っています。

この人がヒロインで、この先どうなっていくんだろうかと思って、以前も調べてみた「八重姫」でウキペディアを検索したら、なんか更新されていて、彼女の説明が違っていました。・・・・いや、違っているように感じました。

いつもなら、「ここです」とリンクするのですが、こちらの説で言ったら、八重がヒロインである理由が分かるような気がする一方で、ネタバレにもなりかねないし、こうなっていくのかと思い込むと、三谷氏に裏切られるかもしれないので、後の楽しみという事にしておきますね。

 

あと面白かったのは、軍議の席での義時の手の上げ方。

気合が入ってましたね。

そこで堤もターゲットに提言するわけですが、あれは絶対に茄子の怨みですよね。

食べ物を踏む。これは意外と、「まあ、君は撃たれても仕方がないね。」みたいな気持ちになるから、やはり食べ物は大事にしましょうと言う所でしょうか。

 

細かい所を言えば、あの占いは、皆同じ日付だったのではないかとか、いろいろと思う事は尽きないわけですが、次回は「兄との約束」。なんか嫌な予感が・・・・。

と言うわけで、次回も楽しみですね。

 

 

コメント (2)
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