森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

野ねずみからライオンへ

2023-10-07 18:15:00 | 梢は歌う(日記)

今年になって「陶芸」の門をうっかり叩いてしまいました。

2023年は、なんだかんだと言って病気で入院や家に引きこもったのとで、実質、半年もやっていないような状態です。

それでも2回目の窯入れと窯出しを経験しました。

 

あまり作品も作ってないのですが、出来た作品を前に一人一人が、その作品の説明をします。

私の作品は形もイマイチだし、釉薬をつけるだけにしても、やはりコツがあり、いろいろと駄目なところが目についてしまうと言う状態でした。

しかも私の作品を囲む他の方々の作品が素晴らしすぎてクラクラしてしまいました。

私の番になり、

「モゴモゴモゴ、これからも成型も釉薬をつけるにしても、基本を大切にしていきたいと思います モゴモゴモゴ」と冴えない小さな声で、私は言い淀みながら言いました。

 

まるで草むらを陰を潜めてこそこそして抜けていく野ねずみのようだなと思いました。

 

ところが、その作品を全員の作品が乗っている棚から自分の所に持ってきて、目の前に置いてみると、もうそこには「愛」と言うものがぱぁあああっと生じてきてしまいました。

私は自画自賛の幸福な人。

イヤ、そうでなくてもこういうものは、そうでなくては続かないところもあるじゃないですか。

とりあえず自分の作品を愛するってことが、大事なことなんですよね。

上手い下手くそは関係ないことなんだと思うんです。

 

家に戻って、その作品を目の前に置いた私は、堂々としていて、まるで草原で風を受けるライオンです。

 

早速それを使って戴いたアイス珈琲は、とっても美味しかったです。

 

 

 

抹茶茶碗でも紅茶を頂いてみましたが、この色だと、やはり抹茶の濃い緑以外だと映えない感じです。

 

でも今はお抹茶の買い置きもないし、ミルクティーを、お友達が煮てくれた甘露栗と共に頂きました。

 

 

なんだか陶芸にも少々欲が出てきて、楽しくなってきました。

 

 


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