トップ画像は我が家のやんちゃ姫あんずさん。まだ小さいと思っていましたが、2015年生まれであっという間に4歳です。
そして、こちらはももちゃんです。ももちゃんは2010年生まれでいつの間にやら9歳です。
10月の終わりから二匹揃って下痢などをするようになって、ちょっと憂鬱な10日間ほどを過ごしていましたが、何とかホッとできる日常が戻ってきました。10日間のニャンコ顛末記はそれなりにあるのですが、2匹が元気になった途端、なんだかもうあまり覚えていないような気がします。とりあえずはももちゃんが入る大きなキャリーケースを、夫殿が有給休暇を取って買いに行き、今はそれがリビングに2個デンデンと置いてあるという状態でしょうか。
だけど、考えてみたら9年と4年、病気知らずで来てくれたことに本当に感謝したいです。
ニャンコ1匹、下痢が続いても本当に気持ちが暗くなります。
9歳なんて、まだまだ若い。まだまだ生きると私は思っているのですが、11月14日に読んだ「キャットニップ」を読むと、8歳で急速に老いて行く猫や、20年生きてそして静かに去って逝く猫の話に、胸がザワザワします。
多頭飼いの大島さんはいったい何匹の猫たちを見送ってきたというのでしょう。
「キャットニップ」は、ずっと彼女が描き続けてきたサバシリーズやグーグーシリーズの、彼女自身の日常と猫のいる生活と言うテーマではなく、ひたすら猫たちへのレクイエムだと私には感じるのです。
だから泣きます !!
そして泣けます !!
老いた猫たちとの別れや、過酷な外猫さんたちの運命にも。
猫のいる生活は豊かな生活だと思います。ただそこに居てくれるだけで、思わず微笑んだり幸せな気持ちになれるからです。だけどその幸せは、いつか来る別れの悲しみと言う逃れる事の出来ない約束をしているからなんですよね。
長く長く生きてねと、我が家のニャンズを思わず抱きしめたくなる1冊です。
もちろん猫を飼っていない人たちにも、この地上で生きていく仲間として、猫たちに愛を感じるような1冊だと思います。
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キャットニップ (3) | |
大島 弓子 | |
小学館 |
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