を2023年11月に読みました。その時、次に読むのは「十角館の殺人」と書き込みました。
ところがそのすぐ後で、これがドラマ化になることを知ったのです。
最近本は積読が溜まりまくっているので、それはそれで嬉しいことだなと思いました。しかし、面白そうだな、知りたいなと思った途端にその話が聞こえてきたわけなので、思わず、やっぱり世界は私中心に回ってるのねと微笑んでも許していただけるのではないかしら(笑)
でもこの物語、映像不可って誰かが言ってなかったかしら。建物が複雑とか?
だけど見たら、「ああ、そうか~!!」と、なぜそう言われていたのかが分かりました。
しかしうまく作ってありましたよ。
私、騙されちゃった・・・・・・なんかちょぴっと悔しい。
映像で見せられているのに、ここまで騙されるものなんだなと思いました。
ということは、かなりこれ、ミステリードラマとして質が高いんですね。
脚本や演出もだけれど、役者さんたちもですね。
実は(例えば)Aが怪しいと思っていました。だけどBも怪しいと思っていました。
あながち答えは遠くなかったのです。
ミステリーをドラマや映画などの映像で見慣れている人って、理屈関係なく、登場人物が出揃ったところで、勘で(笑)犯人さんが分かっちゃうことがあるじゃないですか。
あと、人間関係とかも。
AとBが怪しいと思っていたのは勘のみではなかったのですが、過去に起きた中村青司の事件も興味深く、思考が攪乱されました。
またエラリィ役の望月歩さんの演技が、物凄くクサクて、たぶんこれ演出で作り込まれていたのだと思うのですが、なんか独特の雰囲気が作り出されていたのですね。
このドラマのHPは→十角館の殺人|日本テレビ
私は地上波+TVerで見たのですが、huluはまた「××館の殺人」シリーズの新作を作るそうですから、それが完成された頃、又地上波か配信で放送されるのではないでしょうか。
ところでこのドラマに出てくるミステリー研のメンバーは、みな推理作家のニックネームがついています。
確かに私、推理小説も好きだしドラマも好き。だけどつくづく無知だなと思ってしまったのですね。好きだけれど(いい意味の)オタクではないわけですよ。
アガサやエラリィ、ポウは知っていますが、その他の方々がイマイチ分からなかったので検索しておきました。
前からホラーとサスペンスは脳に良いと言われているんですよね。
ホラーは確かに脳にかなりの刺激を与えるわけだし、ミステリー&サスペンスは更に自分でもいろいろと考えるわけですから。
だけどそれだけじゃないなと今回ちょっと思いました。
自分チェックに役に立つのでは。
この物語、衝撃の1行と言うのがあるのですよね。
原作を知っている方々は、そこがどう描かれるかジィっと見入ったと思います。
知らなかった人で、私のようにまんまと騙されていた人は「えっ、ああ、そうだったのか!!」となったと思うのですよ。
でもおばちゃんは(私の事)、「はぁ」みたいな感じでボーっと見ていました。
それでしばらくしてから、じわじわ分かって来て「ああ、ああ」と頷いたのです。
脳に到着する時間が遅いぞ。
なんか「わぁ♪」みたいなものを得損なって損をした気分になりました。
頑張れ、ワタシ!!