森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

必殺仕事人2020

2020-07-05 13:51:11 | テレビ・ラジオ

なんでか毎回感想を書いている「必殺シリーズ」。毎回書いているので、今回はスルーとはいかないでしょう。

だけど日曜日の夜はいろいろ重なっちゃって、だから録画して火曜日(6月30日)に見ました。

で、感想が今と言う遅さですが、ドラマの感想ってタイムリーでなくても書いておくと、意外な時に読まれることってあるのですよね。例えば「必殺仕事人2021」の前とかね。

と言うわけで、まるっと1週間遅れの感想です。

 

私が「必殺仕事人」の感想を書くのは、きっとOPの物語への導入の部分が素晴らしいのと、後は照明の美しさに惚れ惚れしてきたからだと思うのです。もちろん、本当の江戸時代にはあり得ない暗さと明るさだと思います。でもこれはドラマなので、そんな事は関係のない事です。だけど今回は、まるっきりそこを意識することはなかったのですね。目には止まらなかったのかも知れません。

これって、毎回スタッフの方を追っていけば、理由なども分かる事なのかも知れませんが、そこまでやる必要はない事ですね。私の感性の問題かもしれませんので。←主にそこかな。

いずれにしても、このドラマ、難しく考えたらいけないのです。なんたって「娯楽時代劇」なのですから。

マジメに書いたら、感想もちょっと危ない人のブログになりかねませんよ。なぜなら彼らは人殺し集団なのですからね。

「好きだわぁ」って、怖い人みたいになっちゃうでしょ。

でも、それでも少々怖い事を言ってしまいますと、リュウのコロシ方ってスタイルが毎回違っていて、彼だけが必死の殺し屋家業なんですよね。セリフだけは毎回決めるのだけれど、要するに決め技が無いんですよね。相当危うい感じで返り討ちにいつか遭いそうな気さえしてしまいます。だから「私はもう新人ではありません。」と言うけれど、そっと涼次が物陰で待機している・・・・。

 

涼次も決め技があって、小五郎は剣の達人で、結局のそれらのシーンは現実味がないので笑ってみていられるのに、リュウのシーンは、本当に必死に殺してると言う感じで、私はむしろ怖いんです。彼にも何か決め技を見つけ出して、ある種のマンガ的にしていただきたいと思っている私ですが、同じような事は皆さんは考えないのかしら。

もしくはこれは未来のドラマの哀しい伏線になっていくのかしら。登場してきた時と同じように。

 

さて、今回は反グレとオレオレ詐欺(グレ者と親だまし)がテーマでしたね。

だいたい登場人物が出そろった段階で、ひどい目にあってしまう人と酷い目にあわせる人とに分かれるわけですが、前回のように良い人で頼み人であった人が酷い目にあわせる方にまわることもあるので、ズバッと分けるわけにはいきませんね。

新生塾の塾長がどっちにまわるかが、ちょっと気になる所でしたが、ああ、やっぱりねの展開でしたね。

彼が一人で人を惹きつけるような話し方の練習をしている所はツボでしたね。

 

引き籠りだった新之丞、最後は悲しかったですが、いろいろと面白い人でしたね。引き籠り中にやってたことは赤飯の中の小豆の数を数えたりとか。これって前にツイッターで何かの数を数えている人に感心したことがあったのですが、ライターさんはよくそう言うのを拾っていますね。この新之丞と接するリュウの姿勢には、凄く感心してしまいました。否定せず褒める。大事な事ですよね。

それに比べて新之丞のお父さん。とりあえず、人の話を聞きましょうよって思いませんでしたか。

この人の息子だからなのか、「初めての友だ。」とか言ったくせに、リュウの話をちゃんと聞こうとしなかった新之丞。悲劇の誘因するのは自分のうちにあるのかも知れません。

たけもいろいろ迂闊でした。お金がもうすぐ溜まると誰彼に話してしまうような女性で、涼次がそれを注意する優しさは印象に残りました。

このたけがグレ者たちにお金を返せとすがる時に「私は奉行所の者につてがある。」と言ってしまうじゃないですか。これってそうとうマズイ言葉らしいですよね。

もう今となっては記憶も定かではなくて不確かになってしまった事ですが、連続婦女暴行殺人事件の最初の犠牲者は「私の父は警察官だ。」と言ったがために第一の犠牲者になってしまったと、どこかで読んだことがあるのですよね。

「私は警察に知人がいる。」と言うのは犯人を追い詰めて、更にこちら側を窮地に追い込まれてしまう可能性もあるので、言ってはいけないセリフだそうです。

たけもハッタリでもなく、新之丞も本当のことを言っていたわけですが(つてがあるとか父であると言う部分)、悪いやつらと語り過ぎですよね。

 

復讐しても心は救われず、だけど寂しいもの同士が寄り添って生きていくと言う最後の落とし方は良かったですね。

タピオカってあまり好きになれないので、涼次の「タピ、タピ・・・」の話はスルー。←してないか(笑)

 

また「必殺仕事人2021」をお待ちしています。

HPはこちらです→ここです。

 

以前の感想は (結構文句ばっかし言ってます(^_^;))

『必殺仕事人2019』

必殺仕事人2018

必殺仕事人2016

必殺仕事人2015

必殺仕事人2014

必殺仕事人2013

必殺仕事人2012

必殺仕事人2010

「当たりまえだのクラッカー」と世界の片隅で呟いてみる←この記事の中に「必殺仕事人2009」の感想を再掲しています。

 

2009年は毎週金曜日に放送されていたみたいですね。


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