9月のある日、姉からの勧めもあって「ようこそ認知症の世界へ 拡大版」と言う番組を見ました。
番組内に実際に認知症と診断されている方々のインタビューがあって、とっても分かりやすかったです。
ただその方たちは、皆中年と言う感じで若く、それぞれに工夫や努力によって、仕事をしていたり普通の(たぶん実際は普通ではないかも知れません。)生活をしているようにも感じました。という事はアルツハイマー型認知症なのかも知れません。
姉が、「お母さんのとは違い過ぎるので、参考になったかどうか・・・」と言いましたが、私にはかなり勉強になったように思えました。
時々メモを取ってテレビを見ています。
そのメモには
『顔認知 目を見る。顔を見て特定の人物と結び付けられない。
顔が分かるって簡単そうで複雑』
『現在地の場所 プラン ルート維持
目的地に行くって大変な事だったんだ。』
『頭の中の地図が消える』
『↑』とありました。
何じゃ、そのメモとなるかと思いますが、メモは、現在進行形で老いていく脳に不可欠になってきました。
時間があれば、そのメモを見ながら、また長々と書くところではありますが、昨日から少々更新が多いのは、年内に2022年の出来事は書き終わっていたいと思っているからで、ここは短く「見たよ」「読んだよ」止まりにしたいかなと思っているのです。
私がその番組を見て、かなり勉強になったと感じたのは、もちろん自分も含めてですが、私たちの同年代、もしくはちょっと上の方々、皆相当の予備軍に感じたからです。
「認知症」は特別な人に起きる悲劇の病気ではなく、生きる道の延長線上にある、誰にでも起こり得る悲劇。
やっぱり、今の私はついつい「悲劇」と書いてしまう・・・・
だけど、私の母は悲劇の人なのか・・・?
またそのメモにこの本の事が書いてあったので、読んでみました。
認知症入門編と言う感じがしましたが、読みやすく分かりやすかったです。
こんな風にテレビを見たり本を読んだりしたのは、母の為でしたが、彼女は入門編の先に行ってしまった感じがします。
もっと何かを読むべきかと思いつつ、たぶん私は読まないと思います。
実戦で学ぶという事も大事ですから。
ただ、ツイッターの介護施設の職員さんの体験談ツイートや、ラインで来る雑誌の紹介などで読んだ漫画など、「ああ、なるほどなぁ。」と思う事が多く即実践の参考になります。
やはり自分の未知なる事に行き当たったら、入門編ぐらいの知識は必要だと思ったので、この本は読んで良かったと思いました。
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