森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

口ずさむ歌はなんですか

2006-07-08 17:25:39 | ’08/12/7までの未整理日記

 

日曜日

あの人を見ないで   長い日が過ぎた

前の日曜に  戸口で見たが

愛らしい姿  忘れられないよ

どうぞ  今日は  会えますように

どうぞ  今日は  あえますように

 

この歌は、姉の高校の音楽の教科書に載っていたものです。誰か、有名な人の曲だったのですが、誰のか忘れてしまいました。高校の教科書の中の曲で、いいなと思ったのはこの一曲だけですが、今でも、ドラマ性があって好きな曲です。

コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一人の部屋で

2006-07-07 00:00:52 | ’08/12/7までの未整理日記

 

 外は雨が降っている。森の緑が雨に解けていく。私は音楽を聴きながらPCのカシャカシャという感触を楽しんでいる。ひとり、部屋の中で・・・

「ナンノ、ココガ  コウミョウガツジジャー」  カシャカシャカシャ
不用意に涙があふれた。―意外に引っ張るなあ―
見ていたときより、後で思い巡らした時の方が、きちゃう時あるよね。

だけど、涙が違うドアの鍵になる。

お願い、行かないで。あたしの傍にいて。
その腕にすがり付いて放したくない。
向けた背中の白いシャツを  伸ばした手で捕まえる
握り締めたその手を開きたくない。

お願い、行かないで。あたしの傍にいて。
あなたが離れていくと思うだけで  心が砕けてしまう。
砕けた欠片の数だけあなたを思っている。
お願い、お願い、行かないで。ただ、あたしの傍にいて。

一人の部屋で、私は涙が止まらない。
ガシャ、ドアを開けてルートが帰ってきた。

私は彼を呼び止める。
「ねえ、期末テストはどうだったの。」
「まあ、フツウ。」
「あのさあ、フツウじゃだめなんだよ。『あの時、俺はやったな』と思えるように頑張る時なんだよ。
うるさいなって思ってるかもしれないけれど、親に勉強しろなんて、あとほんのちょっと言われるだけで、そのあと一生言われないんだよ。」
「そうだよな、早ければあと4ヶ月。」
「そうよ、ここで手を抜けばあとまるまる一年プラスの『お勉強しなさい攻撃』だからね。どっちがいいの?」
「そりゃね、短い方が・・」
「そうでしょ、頑張るんだよ。自分のためなんだから。」

この子は、他県の大学に行きたいらしい。外は流れるように雨が降っている。私はひとり、部屋の中・・・

テバナシタクナイ   ホントウハネ   オモイハココロノヘヤニトジコメル 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「功名が辻26回」―吉兵衛、勝利の旗を振れ

2006-07-05 21:43:15 | ドラマ (大河)
 「戦から戻ったら必ず迎えに来る。」と吉兵衛が言った時、嬉しさで崩れた、たきの泣き笑いの顔に切なくて胸がいっぱいになってしまいました。

これはこれから起きる事を劇的にするための、演出なんだ。分かっていても、私はこういう演出の罠に、自ら進んで落ちてしまうタイプなので悲しかったですね。


吉兵衛の
「なんの、ここが功名が辻じゃー。」
一豊の
「共に参れ、共に参ってわしの城の天守に立て。」
これは、それぞれのアドリブのセリフらしいですが、とってもいいですよね。心打たれてしまいました。

吉兵衛の最後は、華々しく彼の花道が飾れたと思います。たきの事があったので、オープニングの5分で終わることはないとは思いましたが、本能寺のことがあったので、引っ張っておきながら、半端に終わるのではと疑っていました。でも、その心配は無用でしたね。

戦のシーンも、今までで一番良かったと思いませんか。

城壁を一番乗りで登りきった吉兵衛が、槍を城郭の屋根に投げ、山内家の旗が翻った時、嬉しくなってしまいました。こういう細かいけれど派手な演出は、武田鉄矢の好みですよね。あのおじ様はお顔は地味だけれど、本当は派手な人なんじゃないかなと思うのです。

亀山城を攻める前夜、吉兵衛と一豊との会話のシーンもほのぼのとしていて良かったです。一豊が吉兵衛の事を母のように慕っていたと言うように、吉兵衛の言葉は母の注意のように具体的で細かいです。

言葉一つで、家来は命捨てる覚悟でついてくると言われれば、すぐその手を取って実践する一豊さんは、本当にいい人です。

その時「明日は山内家の名が天下に知れ渡るか落ちていくかの境の戦い」と吉兵衛は言いますが、それが運命を決める分かれ道、功名が辻で、前述の吉兵衛のセリフに繋がっていくのです。

吉兵衛の言葉には、吹っ切ったような迷いのない覚悟の響きがあり、「今、ここで」と言う思いが伝わってきて、心打たれたのでした。


私の生活にはあまり出世と言うものが関係ないため、今までこの「功名」と言う言葉に何か共鳴できないものがありましたが、彼のセリフで違ったものが、ふと見えてきました。

自分の進むべき道の岐路。己が決めたとおり、一豊のために命かけた吉兵衛は自分の人生に勝てたと言えるのではないでしょうか。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何さ、卒業旅行って!!

2006-07-03 09:24:07 | ’08/12/7までの未整理日記

近頃私は、憂鬱な現実を直視できない傾向がある。

いけない、現実と向き合わなければ。

そ~っと、通帳を開いてみる。

「す、少ない・・・」

あ~、ボーナスが・・・

総支給額と手取り額との差がありすぎる~。ちょっと前の2倍は引かれている。どうしてこんな時代になっちゃったんだ。我が家にはそのお金が必要だったのに、お代官様、そのお金を自分達のおバカの穴埋めに持っていかないでください。

残ったわずかのお金で、何を払うのかって・・固定資産税に自動車税・・・

mukamukamuka

折りしもその時テレビの中で、メフィスト顔のこーちゃんが
「らぶ・みー・てんだー」だってさ


さっき、ゴミ捨て場で拾ったノートにお名前書いときました。・・・何か問題でも?

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「デスノート」見ました

2006-07-02 13:56:55 | 映画

「ふたりとも漫画のように美しい少年を演じられる稀有な俳優」

と、金子修介監督が絶賛する藤原竜也と松山ケンイチが、夜神月とLを演じる「デスノート」をどうしても映画館で見たかった。

 珍しく原作も読まずに、ストーリーもキャラも知らずに見た。だから原作の持つイメージを意識する必要はないわけで、そうやって見ると、藤原竜也は夜神月そのものに見えてしまう。

いつも思ってしまうことなのだが、天才と言われるほどの人物の頭脳戦のストーリーを描くのは、その設定に匹敵する脳を持っていなければ書けないのではないのだろか。だが、この作品を見ていて気がついた。もし本当に天才レベルの天才頭脳戦を見せられたら、かなりの詳しい解説を付けてくれないと、見ている凡庸な人間には理解できないに違いない。

だから、必要なのは「天才である」と言う設定と雰囲気だけなのではと思う。そうして見ると、凡庸な私にはかなり面白くて食い入るように見ている自分に気がつくほどだった。   

「キラはまれに見る自己顕示欲の強い、正義感面した、恥ずべき幼稚な犯罪者」

と言うのはLの言葉だが、まれに見る自己顕示欲の強さというのは、月の行動 を見れば納得のプロファイルだと思われた。犯罪者をこっそり処刑していくのではなく、がんがん処刑して、それを犯罪の抑止力に使うというのは幼稚でしかも天才っぽい発想だ。

 「月がデスノートに書く文字も僕の直筆です。字には自信がなくて、ちょっと恥ずかしいんですけど(笑)」

 パンフレットの中で藤原竜也がこう言っている。なんとなく、私は彼があんな字を書く人なのではと思っていたので、直筆を見れて嬉しいが、自信がもてる字とは確かに言い難いかもしれない。ただ、私は藤原竜也のファンなので、ここはひとつ彼の字を庇ってさしあげましょう。

もちろん全てに当てはまるわけではないが、私の周りの頭がいいなと思われる少年の多くは字が美しくない人が多い。

テレビのCMでもおなじみの学習塾では、子どものなかには小学校3年で方程式なんかも解ける(計算だけだけど)のも稀にいる。そうなるためにはかなりの枚数をこなさなければならず、勢い字も躍る。その塾がというわけではなく、まあ似たような事は天才を作っていく過程ではままありそうだ。

だから、彼の自信のないという字は、かえって天才の字としてリアリティがある

まあ、これは
―好きならば  毒まで食らう  ファン心理―というところでしょうか。

そして、松山ケンイチ。登場と同時に彼の言動や行動から目が放せなくなってしまった。完全に漫画キャラなのに、今の世の中、本当にLのような青年がいそうに感じてしまうのが不思議だ。

この映画で、私は松山ケンイチのファンに成ってしまったのだが、もう一人「リュ―ク」にも心惹かれてしまった。後編まで見てみないとわからないことだが(または、原作)、このリュークには、何か画策や裏があるのだろうか。もしないならば、

「捜査官は犯罪者じゃないぞ。」「詩織を愛していたんじゃないのか。」などという死神は、よっぽど月よりも人間らしい。

後編が楽しみだ。

 映画の帰りは、イチゴショートケーキを食べて、それからコンビニよって、ポテトチップのコンソメ味を買いました。なぜって、映画見てたら食べたくなりますよ。

 

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

それから僕は

2006-07-01 01:15:26 | 詩、小説

 

夢なんかみんな捨ててきちゃたよ

生きていくって言うのはさ
今日を明日に繋いでいく   ただそれだけの事なんだ

それだけの事なのに   どうして心は多くの言葉を欲しがるのだろう
まるで乾ききった大地のようだよ
「意味」とかさ
「なすべき事」とかね
・・・「結果」とか

みんな言葉で欲しくなる

でもさ、 
kyoukaraasita  kyoukaraasita  kyoukaraasita
命紡ぐ糸車、何時しか金糸銀糸が織り交ざり
やがて  一枚の布になっていく

完成しては消えていく
surusuru  surusuru  surusuru 

世界中に乱舞する人生という名の布たちよ
僕は 手をかざして  その手に触れる布たちの感触に酔いしれている

そこにはさ
言葉なんて要らない「意味」とか「結果」があるんだよ
「ただひたすら」   「ただひたすら」  そこにはそんな思いだけがある

 

夢なんてみんな捨ててきちゃったよ

そうじゃないよ、交換してきたんだよ
掛替えのないものたちと    もっと大切な何かと

だから  僕の夢が入っていたポケットは
そんな取り替えてきたもので  一杯に膨らんでいるんだ

 

だけど  あるとき僕は   そのポケットの奥底に夢の欠片を見つけた

握り締めてみれば   冷たくて心の芯まで冷えていく
頬ずりすれば   暖かくて   僕の涙をいざなうよ

夢の欠片のその中には  手に触れた布たちの一瞬の煌きが詰まっていた

心の中で  過ぎていった者たちの手を取りて
僕は 語りかけている

僕は  忘れないよ
僕が  覚えているからね

僕は  忘れないよ
僕が  覚えているからね

ー沼のほとりにてー

 

  



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする