森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

綱島源泉湯けむりの庄

2018-08-14 00:37:52 | お出掛け日記

既にほぼ一か月前の7月17日に行ってまいりました。

いろいろなテーマで自由に書くと言う欲張りブログをやっていて、尚且つ日常のバタバタにおわれたりすると、書けないままになってしまうような事もあるのですが、なんたってワタクシ、細々と街中温泉マニア(スーパー銭湯マニアともいう)の研究にいそしんでいるものですから、これは外してはいけない内容じゃないない事、奥様 ?

奥様って誰 ?

まあ、そこは置いといてですね、街中温泉レポって、そうそう書く内容が無いのではないんじゃないかと思ったりもするのですが、ワタクシお喋りだからなあ。そこはどうざましょ。

だから「ざましょ」って何 ?

 

今回(7月だけれど)行った綱島温泉は、家から結構遠くて、家を8時前には出たのです。

所在地が横浜なら仕方がないですね。

だけどだいたい私の平日の遊びの基本は、6時から遅くても7時くらいには帰って来て、手抜きでも良いから夜ごはんは普通に作るようにしているんです。実家には一か月かニか月に一度くらいは帰るようにしているし、朝から夜まで遊びに行く事もあるので、月にあまり居ない日が多くなって、家人に好き勝手やってると言うイメージにならないように努力しているのですよ、これでも。

実は好き勝手にやっているのですが、イメージって大事じゃないですか。

好き勝手を長々やるための努力ってところですね ^^

それで、6時前には家に帰りついたのですが、バスも含めて2時間近くかかったのです。

ここは楽しくて、10時から(ほぼ)4時までの滞在時間では足りなかったかも。着替えなどもあるから正味5時間ぐらいと考えても良いと思うのですが、お風呂の合間のお食事&おやつタイムをのんびり取ると、それって意外と短い時間なんです。

で、今回は最初から岩盤浴はパスしました。

まあ上の話は綱島温泉ってどんなところと検索で来ていただいた方には、まったく興味のないような事だと思いますので下の方にHPをリンクしておきますね。

 

綱島温泉は昔は「東京の奥座敷」と呼ばれる温泉街だったそうですね。だから「綱島温泉」と言う響きに、何かどこかで聞いたような懐かしさを感じたりもしたのだと思います。

今では「現在は数軒の日帰り入浴施設や温泉銭湯が残り、その名残を止めている程度である。」byウキペディア。

だけど温泉の良さは感じました。良いお湯であるかどうかは、私には分からない事ですが、「ザ・温泉」と言う感じがしましたよ。

 

いくつかある湯船の中に深い浴槽のがあって、そこではみんなピョンピョンと飛ぶのです。

深いからなのですが、それって凄く良い運動になるのですよね。

他の所にも移動しなくてはいけないので、そこも少々遊んで移ってしまったのですが、面白かったです。そんな湯舟は初めてでしたから。

 

妹が最強ジェットバスと名付けた所があって、マジに贅肉直撃ジェットバスでした。

 

私は、こう言う所に来ると、マッサージ器とか利用する方なのですが、ここは要らないなあと思いました。

ジェットバスなどで、かなりのマッサージ効果があると思われたからです。

 

他の人もそう思われる方が多いのか、置いてあるマッサージ器に座っている方は居なくて、これはここの計算間違いの部分かもしれないなと思いました。

なかなか気に入ったので、今度は帰りは実家に泊まりで、もっとのんびりと滞在できるしようと思いました。

その時は岩盤浴もスルーしないと決めました。

 

ところでこの日は、外はめちゃくちゃ暑くて「殺人猛暑」と追う言葉が生まれたくらいだったのです。

だけど私たちはここでかなり優雅な時間を持ちました。ただサウナでは座っていられないくらい熱くて、そう、暑いではなく熱い。短い時間でリタイア。ドアに行きつくまで足の裏が熱くて、修行のようでした(笑)

後から外気の暑さを知って、「なんだぁ、外を歩いているだけでサウナじゃん。」と思ったりもしたのです。

 

今年の夏は、ノーマネーサウナ。

そう思ったら、この暑さもなんだか得した気分になりませんか ?

無理か ?

 

のんびりお食事タイム

ここはお食事がとても良かったです。

私、ここで「「レインマン」を観てまいりました。」の中で書いた

>先日、妹たちと会った時に、妹が、ホームレスなのに大金持ちの人の話をしました。

思わず私は竜也さんの「世にも奇妙な物語」の「夜の声」を思い出し、妹たちにその話を語りました。そしてあの

「ユリ、あの暮らしは楽しかったね。」の手紙のセリフを言おうとした時に、涙が出そうになりました。

は、ここでの会話だったのですよ。

 

のんびりおやつタイム

レストランはこんな雰囲気。

外観はこんな感じです。

 

そしてその時は、かざぐるまで飾られていました。

 

 

今回、母は欠席だったのですが、この可愛らしいかざぐるまの飾りを見た時に、やはり母は留守番で良かったと思いました。

母には独自のジンクスがあって、かざぐるまは母にとってはバッドアイテムなんです。

突然、やっぱり行くのはやめておくと母が思ったのは、単に老いた肉体に負けたばかりではなかったのかも知れません。

綱島源泉の湯けむり庄のHPは→こちらです。

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「天上の虹」1巻~3巻

2018-08-13 10:15:51 | 漫画・マンガ・まんが

今、「「AKIRA」2,3」

と同時に読み進めてきたのは、里中満智子の「天上の虹」でした。

ゆっくり書き進めている「私の漫画史シリーズ」での里中満智子氏の記事「「ナナとリリ」&「レディー・アン」☆私の漫画史」の中で、

>それでもやっぱり、今も現役で精力的にお仕事をされている氏の作品をスルーするのは、やっぱり何か心に引っ掛かるものを感じ、まずは・・・・

と書いて「天上の虹」を読もうと思ってると繋げました。

 

と言うわけで、読み進めていて、だけど23巻中のまだ3巻までです。

 

百人一首などで私が一番最初にちゃんと覚えたのは、

「春過ぎて 夏きにけらし しろたへの 衣ほすてふ 天の香具山」

だったと思います。何とも女性らしくおおらかで、そして色彩的に綺麗な和歌ではありませんか。

 

この「天上の虹」は、その和歌の作者である持統天皇の歴史物語です。

日本にも女性の天皇がいたことは周知の事実。だけれどみなその天皇は、息子が育つまでとか、夫に死に別れた後の次の天皇が立つまでの繋ぎであるなどと、学校で習いませんでしたか。

私は小学校の時に、この持統天皇も孫が育つまでの繋ぎだったと習ったように記憶しています。

 

だけどこの持統天皇は実際に政治を行った女帝だったのです。

もちろんお話の内容は、フィクションです。ですが、歴史の登場人物・流れなどに間違いなく、その時代の歴史を知るにはすこぶる分かりやすいと思いました。

そして更に登場人物に興味が沸いてきます。

例えば、有間皇子。

物語の中では、讃良(のちの持統天皇)と想い合う関係に描かれています。だけど有間皇子は父である孝徳天皇が崩御すると、政争に巻き込まれるのを恐れ、狂人の真似をするのでした。政敵はなんたって実権を握っている中大兄皇子なのですから、勝ち目などないのです。雑な説明ですが、詳しくお知りになりたい方は→有間皇子

結局は、謀反の疑いを掛けられて19歳で処刑されてしまいます。

その代表的な歌は

「磐代の 浜松が枝を 引き結び ま幸くあらば また還り見む 」

「家にあらば 笥に盛る飯を 草枕 旅にしあれば 椎の葉に盛る 」

万葉集に載っている、かなり知られている歌だと思います。

その背景を知ると、なんて悲しい歌だと感じてしまいますね。

 

讃良の父は大化の改新を行った天智天皇(中大兄皇子)、夫はその弟の天武天皇(大海人皇子)で、つまり叔父と結婚したのです。

13歳ぐらいで嫁ぎ16歳で草壁皇子を産み、そして18歳ではすでにいっぱし。

聡明であり、夫に戦友のようだと愛されても、女性として愛されている充足感は満たされず、その寂しさに苦しめられます。

同母姉の大田皇女は同じ大海人皇子に先に嫁ぎ、たおやかで大人しい姉は、夫に安らぎを与え愛されます。

讃良と大田皇女とは仲も良く、助け合って生きていますが、徐々にお互いの心の中に、それぞれの苦しみが生まれていくのです。

一夫多妻のこの時代。その苦しみは当然と言えば当然。

だけどこの時代の事を考えると、血の繋がりの勢力拡大にかなり意味があったわけで、多くの女性に多くの子供を持つことは、ある意味意味があったのだと思います。まあ、分かっていても、今となっては理解しがたいものがありますし、理解したくないと言う正直な感想もあります。

しかしこの一族は、相当血は濃いですよね。

 

大田皇女は順当に長生きすれば、皇后になったポジションの人でしたが、残念な事に早死にしてしまいます。と言っても、3巻の終わりにはまだ生存中。

先の未来で新たなドラマを生む大津皇子誕生までです。

 

歴史的背景としては白村江の戦い。

同時進行の物語としては、額田王の愛の行方、またその子供の十市皇女と高市皇子、大友皇子の三角関係の行方と、簡単に書くとそんな所ですが、なかなかの読みごたえがあります。

そして、あれ、やっぱり良いですねぇ。

額田王の

「熟田津(にきたつ)に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」

 

またこれを読んでいると、昔、頭がくらくらするくらい好きだった、またあの本を読んでみたくなりました。

 

その本と言うのは

額田女王 (新潮文庫)
井上 靖
新潮社

 

井上靖さんの本は、皆面白いですよね♪

 そしてなかなか読み応えのある「天上の虹」は  ↓ こちらです。

 

天上の虹(1) (講談社漫画文庫)
里中 満智子
講談社

 

天上の虹(1) (講談社コミックスmimi)
里中 満智子
講談社

・・・・・

天上の虹 全11巻セット (講談社漫画文庫)
里中満智子
講談社

 

 

 
 
天上の虹 コミック 1-23巻セット (KC KISS)
里中 満智子
講談社

・・・・・

 

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「AKIRA」2,3

2018-08-12 03:05:45 | 漫画・マンガ・まんが

「AKIRA」1」 の続きをかなりゆっくりのペースで読んでいます。

人物や状況紹介に終わっていたように感じた「1」でしたが、物語の車輪が大きく回りだした「2」からは一気に面白さが加速しました。

新型爆弾によって壊滅してしまった東京の、その破壊の本当の真実にかかわるアキラの秘密とは。

薬物で超能力を開花させつつある鉄雄は、そのアキラに関心を持ち、とうとう冷凍保存していたアキラをラボから連れ出してしまう。

確かに上の一行はネタバレしていますが、読んでりゃ、こういう展開になるだろうと簡単に予測できるので、まあいいかと思って書きました。だけどもうこれ以上のネタバレになるあらすじは、ここではちょっとやめておこうかと思いました。

なぜなら物語的にまったく古臭くなく、新たに読み始める方もいらっしゃるかもしれないからです。

何回も頓挫していますが、ハリウッドで映画化の話がいまだに根強く出ていますしね。ディカプリオが制作権を取ったとか・・・・

噂ですけれどね。(あっ、だからその話が頓挫中なのですよね。)

 

ゆっくり読んでいるので、いろいろと考える余裕もあります。

この映画化の話。

確かに物語は色褪せてないし、面白いような気がしないでもないが、そこまで面白いのかしらと、正直な所を言うと私は最初、そう思ってしまったのです。

色褪せてはいなくても、今となっては斬新ではないからです。

 

政府で開発研究され生み出された超能力を持つ子供たち。謎の宗教家のおばば(超能力アリ)。薬物によって再び生まれつつある新たなる能力者たち。そして破壊と闘い・・・・。

 

だけど、この物語の展開の速さや登場人物のドライさ&メカ。もしかしたら今でも行けるのかなあと徐々に考えが変わってきています。要は見せ方なんですよね。

そしてとにかく展開は速い。なんたって、やっと復興してきたネオ東京が、またも・…ッテ、あらすじは書かないのでしたね。

 

とにかく「AKIRA」の「アキラ1」「アキラ2」は面白いです。

 

AKIRA(2) (KCデラックス ヤングマガジン)
大友 克洋
講談社

・・・・

AKIRA(3) (KCデラックス ヤングマガジン)
大友 克洋
講談社

 

あらすじは→こちらで「アキラ2」


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知りたかったのは、それではなかったんだよ。

2018-08-10 02:18:45 | 同じ時代の船に乗る

おとといの朝、たまたま朝一番にした事は、「相棒」情報を検索。

と言うのも近頃、私の「相棒」記事がけっこう読まれていて、カテゴリーから入ってたくさん続けて読んで下さる方もいらっしゃるみたいで、私自身も気になっていたのです。

8月ぐらいになると、10月の終わりから始まるだろう「相棒」の情報が欲しくなるのかも知れないし、夏休みになって、「相棒」の再放送を見始めた人が、新たなるファンになって検索して立ち寄ってくれているかもしれないし・・・・

でも、もしかしたら何か新しい情報が出ているのに、まったく私が気が付いていないとか・・・・

と思って、朝一で検索したと言う次第なのです。

だけど何も目新しい事はなかったのでした。

確かに「相棒コンサート・響」の東京追加公演には、まだ空きがあることが分かりました。

私は今回はスルーですが、9月23日(日)13時の追加公演、ご興味にある方は→こちらから

本当は、ちょっと私も気になるコンサートなのですが、ちょっと無理で・・・・。

 

だけど検索をして、そのほかのこれと言った情報はなかったので、

ここにきて「相棒」記事をたくさん読んで下さる方がいらっしゃるのは、10年近くしつこく「相棒」の感想を書き続けているからだなと思って、以上終了~、

だったのです。

 

だけど、その日が日付を変えたばかりの深夜、スマホが鳴りました。

スマホさん、煩いです。

時々なんでもないのに、勝手に鳴いているし・・・。

でも真夜中だったので、こんな時間にどんなニュースかと開いてみたら、なんと津川雅彦さんの訃報のお知らせだったのです。

吃驚して、そのスマホ画面をじっと見てしまいました。

津川さんは故伊丹十三監督とたくさん良いお仕事をされましたね。

「マルサの女」など。もちろん、お仕事履歴は山のように有りますよね。

 

そして私にはやっぱり彼は、瀬戸内米蔵なのですよ。

 

ああ・・・・・

と思いました。

とうとう彼も・・・・・。

 

それから私は、自分の書いた感想ですが、つい300回記念の「相棒16/第13話「300回スペシャル・前編」」

相棒16/第14話「300回スペシャル・後編」」を読んでしまいました。

 

この日、私は「相棒」関係で、何かを知りたいとは思っていました。

だけど、知りたかったのはこの訃報ではなかったのだよと、またしみじみと悲しい気持ちで思ったのでした。

 

 

今日も、この記事を書くために「津川雅彦」と検索しましたら、

津川雅彦さんを追悼 10日・11日に『相棒』出演回を再放送 」

と、ありました。

やはり「相棒」ファンとしてそれをまた見る。そんな送り方と言うものがあるのかもしれませんね。

 

 生まれ変わったら別の人となどと言っていた津川さんですが、今頃はやっぱり朝丘さんと再会なされて、笑っていらっしゃるかもしれません。

ご冥福をお祈りいたします。

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「ジュラシック・ワールド 炎の王国」3D4DX

2018-08-05 18:11:41 | 映画

 

子供と言うのは、いつも唐突に質問をしてきて、そして尋ねたら、当然答えが返って来るものと思っている節がある。

映画の話を中学生の少年と話していたら

「『ジュラシック』と言うのはどういう意味なんですか。」と聞いてきた。

あらま。そんな事を考えて映画に行ったことなどなかったな、と思っても、そこは平然と知ったかぶりをするのが大人と言うもので

「地球のね、2億年から1億5千万年前、ジュラ紀とか白亜紀とかあって、そのジュラ紀と言う意味よ。いわば恐竜の時代よね。」と言ってのける私。そして、その後でスマホを取り出し「確認してみましょうね。」などとのたまう。

フムフムと読んでみると、ほぼ正解じゃん。

だてにSF好きではなかったなと自分を褒めたい気分になったけれど、まあ言わばたぶん常識の範疇なんだろうね。だけど、その常識の知識を、あえて言葉にして誰かと語った事、ある?

私はないや。たぶんまったくね。

「だから『ジュラシックパーク』って「ディズニーランド」みたいなテーマパークみたいなものなんだよね。あったら行ってみたいですか。」と私が聞くと、その少年の答えはノーだった。

「そうね。あそこは事故続きで、しかも命がけだものね。」と笑い合ったけれど、本当の本音は、あったら行ってみたいよ、私は。

茨城県自然博物館の動く恐竜たちを見た時の、自分のテンションの上がりっぷりを思ったら、本当にこんなテーマパークに行けたなら涙が出るレベルだと思うな。(とりあえず画像もあるので、その記事は→「かなり嵌った「茨城県自然博物館」♪」)

 

失われた者たちへの愛があると言うのかしら。

そう言えば、私の涙は映画への直接な評価の参考にはならないって言ったけれど、この映画、途中で3Dの眼鏡をはずして涙を拭かなければならないシーンがあるの。

そのシーンで涙したのは、私だけではないはず。

涙は評価の参考にはならなくても、この作品、いつもながらの愚かな人間によるマックス人災によるパニック映画でもあるけれど、それだけじゃなくて、かなり奥が深いような気がしたのです。いきなり文末文体が変わってしまったけれど、いわば居住まいを正して、言いたくなってしまったからです。

 

そのラストにしみじみと思うものがあります。

8月1日妹と見てきました。

 

今回は二度目の「3D4DX」体験。

前に予告編を見た時に、火砕流に追われ逃げるシーンに助かるわけないよなとワクワクし(助からないわけはないのですが^^)、絶対にまた3D4DXで見ようと思ったのでしたが、これは別に椅子が揺れなくても3Dでなくてもまったく内容が面白くて普通に見ても良かったかなと思いました。

ただ爽やかな風はスカッと気持ちが良かったです !

 

以下はネタバレ感想です。

 

 

私は恐竜はどれがどれなのかは分からないのだけれど、そこはウキペディア様に頼ると、火砕流からギリギリに波止場まで逃げて来たブラキオサウルス。

あの切ない鳴き声には本当に泣けましたね。

ゴールドプラム演じるマルコム博士が出てきて議会で言った、恐竜たちの運命は自然にゆだねるべきだと言う意見は全く正しいと思いました。背後から「人でなし」と言うヤジが飛びます。確かに、あのブラキオサウルスの最後を見てしまうと、勝手に作り出したものであっても、その保護は必要なのではと思わざるを得ません。

ただもしかしたら、噴火によっても、その島の恐竜たちは絶滅はしていないかも知れません。

そしてまた船に乗せた恐竜たちが、本当に保護されたのであったなら、本当に良かったのにと思いました。

えっ、?

それじゃ、映画にはならないって・・・・。

確かに。

 

しかしここでまじめに、人間はおろかで悲しい…などとは言いたくない。人間がではなく、愚かなやつが醜くて悪なだけで、決して同類として一緒に裁かれる必要なんかないんだと、私は思ってしまいます。

だけどそうはいかないのですね。

解放された恐竜たち。

 

カッコ良くて賢いブルー。

「安全な所に連れて行ってあげるよ。」と手を差し伸べたオーウェンの言葉に、振り向いて車を見るのです。

「あれで ?」とブルーは言ったように思います。

だけど彼女はその選択をせず、自由を求めて走り去っていくのですね。

 

しかし恐竜たちが皆賢くて、人間がタジタジですね。

ちょっと擬人化しすぎていたようにも感じたのですが、ブルーの走る姿に我が家の猫さんたちを思い出した人もいたのではないかしら。眼下に見下ろした果てしなく続く世界。

彼らは新しい世界を手に入れたのでしょうか。

 

あの時、ゲートは開けてはいけなかったとは思います。

だけどあのシーンは、生存を許そうとしない一方的なエゴの象徴、ガス室に、私には見えました。

メイジ―が開けてしまった時、ホッとしました。でも「あああ」とも思いました。

まあ映画なのですから、そのように真剣になる必要はないのですが(それを言ってはお終いかな^^)、そんな状況を作り出してしまった事が、愚かさと言えるのかも知れませんね。

 

そして私たちは「ジュラシック・ワールド」の本当の意味を、知ることになったのでした。

マルコム博士の

「人間は恐竜と共存していかなければならない。真のジュラシック・ワールドにようこそ」と言う言葉は胸に響きましたね。

 

これ、続編が既に決まっているみたいですね。

私はここで終了でも、けっこう納得ですが。

 

ええと、2021年ですって。

「脚本を『パシフィック・リム: アップライジング』などのエミリー・カーマイケルが担当すると発表」

ええええ~ !!

その感想は→パシフィック・リム:アップライジング3D4DX

まっ、良いか。また3D4DXで見れば。

 

 こういうキャラはホッとしますね。

 

 

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劇場版「コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命―」

2018-08-04 18:24:05 | 映画

7月29日に夫と観てまいりました。

ふと今回はこの感想を書く前に、映画サイトの皆様のレビューを読んでしまいました。いつもなら書く事に影響されそうで書いてから読むのが常なのですが、別にそのような心配もないと分かっていたので、ついつい読んでしまったのです。

駄作と言う方と感動したと言う方で真っ二つに分かれていました。

私はと言うと、別に駄作とはまったく思わないけれど、そんなには感動もしなかったのです。いや、普通に泣きっぱなし。

もう「泣く」と言うのは、私の場合普通の事なので、あまり評価の参考にはならないかと思います。

私の中ではそれなりには基準はあるにはあるのですが、泣いたからと言って褒めるかと言うと、そうでもない時もままあるのです。

だけど「大好き!『コード・ブルー』」。楽しい時間でした。

もうそれで良いのではないでしょうか。

 

このドラマが大好きだったから、この映画が完成することを楽しみにしていました。公開されたのでやはりこのドラマが大好きな夫といそいそと見に行ったのですよ。

「なんか泣かそう、泣かそうってな感じだったな。」と夫が言えば、

「そうねぇ。で、泣いちゃったわ、私。」と言って、私は笑うー。そして、

「あっ、でもさあ、あれ、要らないよね。なんで包丁がブスリ。あれ、インパクト狙いで、要らないや。それにあれもどうかと思うわよ。」などと偉そうな事を言って盛り上がりました。

この映画は、「大好き、『コード・ブルー』」と思いながら、10年見続けてきた人たちへの感謝祭的な、そして10年演じてきた俳優さんたちへの卒業映画だったと思います。

 

だけど映画好きな方は、ドラマを見ていなくても映画館に行ってくださる、映画愛に満ちた方々だと思うのですよね。

「相棒」なんかもそうですものね。ドラマと映画ブログの人の中には、ドラマの「相棒」などは見向きもしないのに、劇場版にはちゃんと足を運んでくださる方も多数いるのです。

この作品は、ドラマの方を見ていなくて初見の方には、確かに少々きついかなと思われました。

彼らの成長などをジーンと感じる10年の重みなどを感じさせるシーンなどは乏しかったからです。

ラストの・…って、ここからはネタバレになるので画像の下にちょっとだけ書きます。

 

先に言わせていただくと、私的には主メンバーが誰一人凹むことなく、この10年をドラマの中では医療界、リアルの世界でも第一線の役者として成長し続けてきた結果の映画として、ただそれだけで見ていて満足でした。

 

 

 

で、以下ネタバレ感想です。

 

 

 ラストの田所先生のみんなへの手紙は、彼を知っているのと知らないとでは、感動の時間か退屈な時間かに分かれる危険な演出だと、私は思いました。

そして田所先生の手紙が出てくるなら、柳葉さんが演じた黒田先生は元気でいるのかと気になってしまいました。

 

家族との確執は、このドラマの一つのテーマで毎回描かれているように思いました。だけど上にも書いたことですが、運び込まれたアル中の母親の頭に包丁ブスリは、あれはあまりにも酷いエピソードだと思いました。医療現場にありがちな残酷なシーンを見せたかったのかしらと、気持ちがざわつきました。

身体を貫いてしまった鉄柱の話も同じく。

残酷と言えば、あの脳死の少年の話だけでも、もう気持ちがいっぱいになるし、最末期のがんの女性の結婚式のエピソードも良かったです。お別れのシーンは見せず、夫になった青年の指に結婚指輪を二つ羽目させ、それを示唆した優しさには好感を感じました。

 

映画とドラマスペシャルの大きな違いは、お金が大きく動く事だと(私は)思います。撮影にも大きなお金が動き、観客を動員できれば収入になると言うものです。

それゆえにお金をかけた部分はもっとじっくり見せなければ、見ている側には「スペシャルで良いじゃん。」となってしまう事も多いのではないでしょうか。

せっかくの海ほたるロケや諸々。駐車場や地下とかじゃ、ちょっと見せ場がなかったかもしれません。

語られたセリフは、心に残るような良いものも多く、共鳴することが出来ました。多く詰め込められたエピソードは、他の方の感想でも多く出ていた事ですが、少しこそげ落としても良かったのかも知れないと、私も感じました。

 

また藍沢先生を意識不明にするのなら、その手を握って白石先生が「生きて、お願い。」ぐらいのムネキュンシーンがあっても良かったかなあ~。

…と、言いたい放題になって来たので、もう終わりですが・・・・

 

なんたってこの映画は「レインマン」を見たばかりの時に見たもので、椎名桔平の橘先生が出てきただけで、「ああ、レイモンド」と、胸がキュンとなってしまっていたことは、この映画には関係ない事だけれど、私的にはダブルの幸せ時間だったと言えるのかも知れません。

 

 

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「モリのいる場所」

2018-08-03 00:43:29 | 映画

ちょっと前の7月5日に、またも姑と一緒に見てまいりました。

映画の感想が溜まってしまいましたので、続けて書いて行こうと思います。

 

見に行った先のシアターでは公開が終了してしまいましたが、空席が少ないほどの盛況ぶりでした。続々と入ってくる観客の方は、ベテランシニアさんがいっぱいで、私なんかは一番若かったような気もしてしまいました。

やっぱり樹木希林さんはシニア女子のアイドルなのでしょうか。

順次公開されているこの作品も、どんどん公開が終了されて行き、それでも都内では2か所全国では16か所公開中です。

 

この物語は伝説の画家熊谷守一のある日の一日を描いたフィックション。

物語の中では30年間、家の敷地から一歩も出ないで庭の自然を描き続けた画家と紹介されていました。

私はこの画家さんの事を知らなかったので、家に帰ってからいろいろと調べてみたのですが、30年間と言うわけではなかったとか50坪よりも狭い30坪ばかりの庭だったとか、いろいろな違いはあっても、やはり勲章授与の内示などを断ったエピソードなどは本当の事で、いろいろなそのエピソードをモチーフに描けば、なかなかの魅力あるお話になったと言うのも分かるような気がします。

もちろんフィクッションです^^

 

 

老いた人の朝食の風景。

はさみを使ったりペンチを使ったり。思わず笑いが会場に起こりましたが、私はちょっと感心してしまいました。

老いるとはいろいろな体の機能を失う事でもあると思います。でもこんな風に知恵を使い道具を使って補えばいいのですよね。

そして狭い庭での探索。

花を見て、「いつ、咲いた!?」と問うモリ。

昨日と違う場所にある石を見て、「いつから居る ?」と問うモリ。

ただそこにあるものを、普通に見てそして深く思う。

そして普通にあるものを、なんて美しく見せる撮り方なのだろうかと思いました。

だけど私、こんな風に夜遅くまで起きているのが常の生活。

ちょっと美しい自然の小さな風景の連続に、少々意識が遠のきかけました。

環境ビデオか!!って。

意外とその時間が長かったものですから。

「いけない。いけない。勿体ない。」と自らを叱咤し、失いかけた意識から数秒で覚醒すると、どこからともなく聞こえてくるスース―スーと言う寝息。しかも後からは、あれだけ注意されているにもかかわらず、携帯の着信音が鳴ってしまうしね。

 

もうね、決して「今の若い人は。」なんてことを、それらの人たちは言わないでくださいね。

映画館でのマナーは、断然、若い人たちの方が良いですからね。

頑張るのだ、ベテランシニア !!

 

さてさて、その後はいろいろと押しかけてくる人々(宿屋の主人・カメラマン・マンション建設の輩たち・謎の男など)でお話は盛り上がります。

どこかで読んだと思うのですが、モリの妻は、最初は違う男の人と結婚していて、モリを支えるために、彼と再婚をしたのだったと思います。もうそれだけでドラマになるような気がしますが、そこはこの作品の中では、さらりと妻の口から「前の人も良い人だったのよ。」と語られて御終いになってしまいます。

そこだけはもうちょっと踏み込んでもらいたかったと思いました。

 

ただ私、この作品のリサーチは帰って来てからやったと言う呑気ぶりで、

「まあ、この人も出るのね。」と嬉しい悲鳴をあげました。

カメラマン役の加瀬亮はもちろんでしたが、青木崇高、三上博史と、私の好きな人ばっかり。

 

既に記憶もおぼろでセリフは不正確ですが(いつもの事でしたね。)

モリの「生きているのが好きなんです。」と言う言葉には、100%の共鳴をしました。

朝食・昼食・夕食とそれぞれのシーンがあって、そして宇宙とも対話をして(?)、そして二人だけの静かな時間が来ます。その後、モリは「夜の学校」と称して、アトリエへと向かうのでした。

なんだか丁寧な暮らしを感じて、見終わった後、清々しさを感じました。

 

熊谷守一の事をもっと知りたいと思ったので、美術館を検索しました。

美術館だよりに次女であり館長の「モリの映画について」と言う記事が寄せられていて、それを読むのも楽しいですし、またその頼りに載せられている美術館へのアクセスの説明が、何とも言えない味を持っているのです。「30歩ほど歩くと左に入る道があるので・・・」みたいな感じです。まるで映画の中に出てくるような「美術館だより」だと思いました。

 

その「美術館だより」は→こちらです

 

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「レインマン」を観てまいりました。

2018-08-02 11:24:23 | 観劇・コンサート日記

東京公演は終わってしまいました。だけど本当に良い雰囲気の中で終わったみたいで嬉しく思います。

そして地方公演の始まりですね。お楽しみに~。←竜也さんのstaffツイッターもそう呟いていましたね。(8月5日追記)

※       ※

この舞台は、本当に良かったですね。

7月25日に観てまいりました。

 

先日、妹たちと会った時に、妹が、ホームレスなのに大金持ちの人の話をしました。

思わず私は竜也さんの「世にも奇妙な物語」の「夜の声」を思い出し、妹たちにその話を語りました。そしてあの

「ユリ、あの暮らしは楽しかったね。」の手紙のセリフを言おうとした時に、涙が出そうになりました。

心に刻まれた良いセリフ、良いシーンって言うのは、思いだすたびに、またその感動を味わう事が出来るのかも知れませんね。

 

この舞台にもまた、そんなシーンがあったと思います。

それは観たあなたと同じかもしれませんし、まったく違うシーンかも知れませんね。

 

なぜならこの作品はトム・クルーズとダスティン・ホフマンのアカデミー賞・ゴールデングローブ賞などを受賞した名作で、その内容は多くに知られていると思うからです。

でもだからこそ難しいと言う所もあるのではないかと思います。

感動させる物語を、当たり前のように感動させなければならないのですから。

 

椎名桔平さんのレイモンドも藤原竜也さんのチャーリーも本当に素晴らしかったです。

やっぱりハンカチは必須でしたね。

 

椎名さんは2006年、2007年にこの作品でチャーリーを演じたのですね。

と、するといつか藤原さんもレイモンドを演じる日も来るかも知れ・・・し・・・

ああ、いや、私的にはその演技は観たい。観たいが、レイモンドの髪型を受け入れる事が出来るのかと、低レベルの所で悩みます。

まあ、そんな未来のわけの分からない事で悩む必要は全くないわけで、話を元に戻しますね。

 

私はお芝居では、座る席にはあまり拘らない方なんです。時の運って言うのもあるからなのですが、まあ、良い席の時はかなり素直に喜んでいるので、やっぱり意識して拘らないと決めているのですね。

だけど今回、やはり座る席でもお芝居は印象が左右されるかもしれないなあと思いました。

なぜなら、演出が結構自然体。

前に向かってのセリフが多くなかったように思います。

今回、中央より右側の一階だったのです。

竜也さんの横顔ばっかり見ていたと言う印象でした。でも鼻がスッと高いなあ~って思って観ていましたが ^^

 

だけどもちろん感動は変わりません。

当日券もあるので、皆さま是非に。

近頃、お芝居にご一緒している方を、夏は忙しいだろうからとお誘いしなかったことが悔やまれました。

やはり良いものは人に薦めたくなると言うものですね。

 

アンコールの時、二回目が終わったら、やはり明かりがついてしまいました。普通はそこで終わってしまいますが、拍手は鳴りやまず、三回目があり、そしてその時オールスタンディングオベーションが起こりました。

素晴らしかったです。

 

以下はネタバレ感想です。

下のはお土産に買ってきたファイルです。

ポスターにも使われているこのシーンは、お芝居の中にはありません。

この先のこの場所で演技している写真が、パンフレットの中にもあって素敵です。

そしてもちろんこちらもイメージの画像。

 (こちらもファイルです。)

そしてパンフレットは

 走っている車から走りすぎていく道路をイメージしているような感じですよね。

 

お芝居は総合芸術って言いますが、ポスターとかパンフの表紙とか、そのほかの写真で、この作品のロードムービーの側面をイメージ的に補っているのだと思いました。

 

お母さんが死んだ後、チャーリーは自分とレインマンしかいなかったと言っていました。あまりにも幼い時に消えてしまったレインマン。だからそれは自分が作り出した友達だと思っていたのです。

寂しさをいつも埋めてくれていた大切なレインマン。今もずっと覚えていた幼い時の幻の友達レインマン。

その記憶があったからこそ、レイモンドがそのレインマンだと分かった時、チャーリーの心は一気にレイモンドに寄り添ったのかも知れません。

 

確かに

「僕の友達、僕の弟」には泣かされました。

いや、今思いだしても泣けます。

だけど私、あのレイモンドが、

「バイバイチャーリー、バイバイ」と言った時、ううって声が出そうになってしまいました(こらえましたが^^;)

 

「バイバイレインマン、バイバイ」と、幼いチャーリーは窓から去って行くレイモンドに手を振っていた・・・・・。

記憶の中で埋もれていたその記憶をレイモンドは覚えていて、チャーリーに教えてくれたシーンがあったでしょう。

 

同じ別れであっても、もうチャーリーには大事な家族が戻ってきました。

それでも、そのシーンはやっぱり泣けましたね(ノД`)・゜・。

 

辛い質問をレイモンドにさせたくなくて、別れることを決意したチャーリーには、あの子供を奪い合って二人の母親と名乗る者に手を引っ張らせた物語を思い出してしまいました。

愛があったから、痛いと泣き叫ぶその子の手を放したあの物語と。

 

ちょっと父親の事でも思う事があったのと、薔薇園の事も気になったのですが、そこは、まあいいか。

人は早々には器用には生きられず、誤解されながら生きていくものなのかもしれませんねと言う事で^^

 

以下はお出掛け日記。

 

 初めて来ました !

安蘭けいさんの花は、送り主も華やかな感じ。

端の方にwowowさんからのがあるのですが、今だったら竜也さんにも花は来ましたね、きっと。

 

 ※       ※      ※

確認事項:

今年はとりあえず「ミリオネアニューワールド」の怪しい教祖、将棋を愛する一般人

来年は元殺し屋のコックで四股

2020年はスパイという認識でよろしかったでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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猫はモフモフ、火星が赤い !

2018-08-01 03:31:17 | 梢は歌う(日記)

昨日、なんだか凄く不愉快な事があって、ずっと心の中はくすぶっていました。

 

いつまでも若い気持ちでいようと思っていても、それは気持ちだけで、肉体的には辛いものも出てきてしまうのは仕方がないとして、同じようにそうはいかないのが、人との付き合いと環境だと思うのです。

ずっと続くと思われた友情がを時間やお互いの状況変化が引き裂いて行き、いつの間にか疎遠になったりもするでしょう。

 

逆三角形の人口分布図の日本で、つまり老齢化の進む日本では、実はシニアだらけです。なり立てシニアからベテランシニアまで。

そうすると話題は、介護・年金・孫・病気みたいになって来て、終活の話も。でもこれは皆言っているだけで、自分にはまだまだ関係ない事だと、なんとなく無意識で思っているのではないかしら。

いやむしろ、そうでなくてはニコニコと生きてはいけないですものね。

だけど、その終活の事を想う時、つまり最大級のお片づけを考えると思うのです。

捨ての祭りです。

これは自分でやろうと思ったら、一気には出来ない事なので、なり立てシニアになったらボチボチと遣るべきことの一つですよね。

 

そんな事を考えていた今日この頃、人との付き合いにも、望んでいなくても「終わり」と言うものが来るのだと、しみじみと思うようになりました。

そのきっかけは、友人の夫の定年退職だったりなど、意外とつまらない事だったり。またはその人の病気と言う重い物だったり。

病気などは逆に離れてはいけないのではないかと思うと思うのですが、やはりその家族の事を想うと、そうはいかなくなることも多々あるのではないかと思います。

そうなってくると、なんだか新しい繋がりなどが欲しくなったりもするじゃないですか。

 

でもこれが結構難しいのですよね。

ここ数年ちょっとだけいろいろな事を始めていて、まだ友人とは言えないけれど、そこで知り合いになった方は、率先して人のために動こうとしたり学ぼうとしたりする人たちなので、なんだか居心地が良くて、良い刺激になっています。

それで気をよくしていたのか、またいろいろな方とお食事をする機会が増えていたのです。

 

だけど一人の人と揉めました。

くだらないので理由などは書きませんが、まったく気分が悪い。

直接の揉めた理由の話は書きませんが、お食事会の時、彼女が乳がんで亡くなった友人の話を始めた時に、私はやんわりと姉妹と今友人がその病気なので大変で気持ちがへこんでいると、やんわり遠回しに話題同調の振りをして、終わりにしようとしたのです。

だけどおばさんはね、(ここが大事なのです)聞き手がどういう状況かを言ったとしても、自分の話したい話を貫き通して話すのですよ。

こう言う人を「BABAA」と言うのだ !  怒っているので暴言。

 

そしてまた違う事で、腹が立つことがあったのです。

私は腹が立つと、マシンガントークになってしまう時があるので、言うなればいい年をして喧嘩みたいな感じ。

まあ、電話でのことだったのですが、最後は笑って、「またね~」なんて。大人だからね。

だけどやっぱりその人のメールは全件削除しました。

 

ブスーとムカムカしていたら、猫のももが真横にやって来ました。

その猫を撫ぜ撫ぜしていたら、急に笑いが込み上げてきて

「バカですねえ、私。」と思えてきたのです。

 

そう言えばももが私の傍に来る前にもう一件、既に昔に離れてしまっている人に、聞きたい事があって電話したのです。ついでに近況などを話し合ったのですが、この人はこの人でなんだかいろいろあって、詳しくは語らなくてもなんとなく分かるような気がしたのです。広いようで狭い世間なので、少々の噂は知っているのです。

彼女が言った「リセットしたんだ、私。」と言う言葉は印象的でした。

強いなあと思いました。知っている少々の噂は、結構きつい話だったからです。

「うん、それが良いよ。もうみんな昔の事だ。リセット、良いよね。」と私は言いました。

って、人には言える、私。

ああ。

でもそのリセットは、昔のしがらみは良いかも知れないけれど、他の繋がりも切るって事なのですよ。

寂しくはないのかって、ちょっと思ってしまったのです。

 

ももを撫ぜ撫ぜしていたら、私はリセットは出来ないなあと思いました。

ただ今ある現状を受け止めて、「仕切り直す」と思いました。

 

どのように ?

さあ ?

 

たぶん私は欲張りなのですよ。とりあえずは目の前のやるべきことを粛々と片づけていく事にしましょう。

今目の前に居る人たちを大切にしていけば良いや、ってな感じでしょうか。

 

一日、ムカムカした感情に囚われていたけれど、お仕事は順調でサークルの人との語らいも楽しくて、竜也さんの映画情報にときめいて、ご飯が美味しかったと家族に言われ、ドラマを見て楽しんで、疲れて布団に転がっていたら、夫が「火星が本当に真っ赤だな。」と言ったので、急いでベランダに出て見たのでした。

火星、本当に赤く輝いていましたね。美しくて嬉しくなりました。

あらまぁ、なんと良い一日だったじゃないか~ !!

 

※       ※      ※

そう言えばね、「リセット」の彼女。主婦の卒業宣言をして食事も作らないのですって。炊飯器も捨てたって。

じゃあ、どのように生活しているのかしら。しまったな。 なぜそこを「へぇ」とか言って、聞き逃してしまったのだろう。

でも似たような事を聞いたのは二人目なのよね。

リタイアした夫に、食事作りません宣言をするって、強者だよね。

出来ないや、私には。

せいぜい順番に作りましょうって言うくらいですね ^^;

 

 


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