森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

9月11日、月曜日

2023-09-11 18:34:35 | 梢は歌う(日記)

私の母はボケてしまいました。

少し前の私は、「まだそれの入り口です。」などと願いを込めて書いていました。

でももう入り口などではありません。

すっかりと、同じ言葉を繰り返す「ちょこんとかわいいおばあちゃん人形」になってしまいました。

それでも「ちょこんとかわいい」などと形容をつけてしまうのは、ボケなどによる攻撃性などない母が、家族馬鹿の私にはそう見えるからです。

 

これもかなり繰り返して書いていることですが、そんな母はいつも

「戦争は絶対にダメだからね。これはおばあちゃんの遺言だから。」と言っていました。

もう彼女の口から、そんな言葉を聞くことは叶わないことです。

今年90歳の母は、福島に疎開していて横浜空襲を知っているわけではないのです。父親も戦地から帰ってきました。

それでも親から離れた疎開と言う暮らしの中で、実の祖母や叔母から虐められた経験は一生のトラウマ。

帰ってきた父親は心を病んで、子供心にもただ息をしている人に見えたのでしょうか。夫婦仲も悪くなり、その後何とか力を振り絞り仕事を求めて、または不仲になった妻から逃げ出したかったのか、彼女の父は、つまり私のおじいちゃんは北海道に流れていき、そこで死んだのでした。

戦争さえなかったら、一生のトラウマを抱え込むこともなく、おじいちゃんは北海道で孤独に死ぬこともなく、おばあちゃんは女手一つで5人の子供を育てる苦労などしなくても良かったのです。

90と言う高齢な人でも、もうそんな子供時代の記憶です。

どんどんリアルに経験した人が消えて行ってしまいます。

私たちに出来ることは、聞いてまたそれを風化させずに、次に繋げていくことなのでなはいですか。

 

ところで、「バービー」と言う映画があったじゃないですか。アメリカでは今ダントツのヒット作になったみたいですね。

でも日本では、そこそこのヒットで、あっという間に上映回数を減らしていきました。もちろんまだ上映中です。でも夜とかに1回とかで、今はちょっと行き辛いです。

思うに、公開前の一部の人のはしゃいだ、原爆とバービーのコラボポスターはかなり足を引っ張った要因だったと思います。(背景が原爆ですっ飛んだ世界だったり、頭にきのこ雲をのっけていたり・・・)

私自身も、行くことを最初は少々躊躇い、やはり作品自体のテーマの良さに行く気になったころには行き辛い時間帯になっていたのです。

なんでそんな足を引っ張るようなことをしちゃったんだと思いましたが、微妙な感覚の違いが、そこにはあるのでしょうね。

人類を未来に滅ぼしてしまうかもしれない武器を、人類は手に入れてしまったのだという恐怖など微塵もなく、大量の敵を一気にやっつけて自国を勝利に導いた素晴らしい武器などと思っている人も多いのかもしれません。(バーカ)←あっと、思わず心の声が。

 

この時、どなたかが言っていたのです。はたして「9・11」でパロディ絵が描けるのかと。

本当だよなぁと強く思いました。

想像する力は、あらゆるところで必要ですよね。

 

ただ2001年9月11日以降に生まれた子供たちは、どんどん大人になっていきます。

ちゃんとあった事だけでも伝えていかなければ、いつか風化していき、そんな大きな悲劇もパロディ化した漫画なんかが出てきてしまうかもしれませんね。

 

下の囲みは、昨年の9月11日に投稿したものです。

2001年、9月11日の朝、イスラム過激派アルカイダによって米国同時多発テロ事件が起きました。

 

 
9月11日、日曜日。
2001年9月11日の朝、イスラム過激派アルカイダによって米国同時多発テロ事件が起きました。下の囲みは昨年の9月11日に投稿したもので、2014年からのツリーになっています......
 

・・・・ ・・・・


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「山下清 百年目の大回顧展」

2023-09-10 00:57:55 | お出掛け日記
9月9日、「SONPO美術館」にて、「山下清 百年目の大回顧展」を見てまいりました。
この美術展は、実は今日10日までなんです。

コロナが(無理やり)終わって、いろいろな事が戻ってきています。
ぼんやりし過ぎて、それに気が付かないでいることに出会うと、あー、迂闊だったなあと思ってしまいます。
美術館の混雑もそれでした。
会期終了1日前の土曜日を、舐めていました!

久しぶりの3時間待ちでした!
だけど、その苦労も報われる内容の美術展でした!
素晴らしかった❗

今日はラストなので、さらに大変かもしれませんが、それに見合う感動があると思います。

今、実家に来ています。
スマホからの投稿なので、不備がありましたら、後ほど直す予定です。











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「汐の声」山岸涼子

2023-09-08 02:08:03 | 漫画・マンガ・まんが

8月に読んだ漫画です。

「夏を楽しむ その2」、ホラーを読む・・・・なんちゃって。

 

山岸涼子氏の描くホラーは、本当に怖くてそして強く印象に残るものばかりのような気がします。

表題の

「汐の声」をはじめ、「天鳥船(あめのとりふね)」「八百比丘尼」「笛吹き童子」「蛭子」「鬼」。

 

この中の「八百比丘尼」は、以前雑誌に掲載されたときに読んだことがあるもので、とっても後味の悪い(褒めています)良作です。

すべては人のせいで自分は何もなさずに文句ばっかり。そんな自分に素敵なことが起きるはずもないのに。起きたとしたら、それは罠。

なにげに戒めになるようなお話です。

 

「汐の声」は「出る」と噂の家に霊能力者を三人集めて、ホラー特集の番組を作ると言う内容で、可愛いだけで本当はインチキと言われる少女霊能力者に、そこで何が起きたのかと言う物語。確かに一番ホラーっぽくてタイトル的に表題になったかもしれませんが、この中で圧巻なのが「鬼」だと思います。

美大の民俗学サークルの7人のメンバーが行った先は山の中のお寺。

遠くから聞こえてくる子供の泣き声。

かつてその村で何があったのか。

かつての飢饉の村で、親たちが行った口減らしの方法は,無責任な残酷な方法でした。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、と言いつつ、私は蟲毒を連想してしまいました。

(蟲毒とは→蠱毒 - Wikipedia

ゆえに少年は鬼になった・・・。

このお話、夏のドラマスペシャルにぴったりだと思いました。

ドラマになっても見ごたえがあると思います。

 

次の山岸涼子氏の作品はこれを読もうかと思っているのがこれ。

 

 

密林サイトをウロウロしていたら「鬼」が表題のものを見つけました。

 

 

・・・


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「刑事モース~オックスフォード事件簿~case34~最終回36」

2023-09-05 10:27:38 | 海外ドラマ

このドラマのcase1の日本初放送は2013年8月31日だったので、かれこれ10年も、この作品を愛し続けてきたわけですね。

case34からこのドラマの最終話であるcase36まで2回ずつ見て、撮影裏話なども見て、私の「刑事モース~オックスフォード事件簿~」は一応の終わりを迎えました。

この「一応の」と書いたのは、なんかいろいろ気になることがあって、また機会があったらシーズンを少しずつ見直したりするんじゃないかなと思うからです。

実はワタクシ、「主任警部モース」なるものを1作品も見ていないんです。その作品が大人気であるゆえに派生的に、若き日のモースを描くこのドラマが生まれてきたと思うので、最終章を迎えてしまった寂しさを埋めるためにも、この先は原点ともいえるかもしれない「主任警部モース」を見るのも良いのかもしれません。

 

私がその人気抜群のドラマ「主任警部モース」も知らずに、なぜこの「刑事モース~オックスフォード事件簿~」に嵌ったのかと言えば、オックスフォードと言う場所、シックな雰囲気、ダークで面倒くさそうな主人公のキャラだったかもしれません。あっ、そうそう。若きモースは知的でハンサムだったし。それはずっと続いたわけですが、やはり一番最初に出てきたときの美しさは格別だったように思います。

 

それに最後の最後になって、私は気がつきました。なぜモースが大好きになったのか。

それは、EDに流れる音楽に一番の理由があったからなんじゃないかなと思ったのです。

一つ一つのミステリーも面白いけれど、モースの魅力は、彼自身の物語と彼を取り巻く人々の物語にもあると思うんです。そしてその一つ一つの物語は記憶の底に沈殿していくのに、彼らの物語はずっと心に残っていくのです。そして最後に流れる音楽が、なんだかしっとりと又しみじみとなんだか格調の高いものを見終わったと言う気持ちにさせるのです。(私だけ ?)

最後に貼っておきますね。

 

一つ一つのミステリーの部分。

CASE 34

ある女性音楽家が殺されます。アレルギーを持っていたので事故か殺人かとなるわけですが、ミステリーマニアの方々にはそうそう難しい推理ではないかと思われます。その動機も。推理は簡単であっても、かなり気分の悪い動機だったと思います。

ただ同時進行で起きている過去の事件の解明の方は、さらに深い闇。しかも難解なことに、見ている私が記憶喪失。34から36と続く一連の、このドラマのテーマ的事件は、少々過去回を見て復習が必要かもしれないと思いました。 ナーんとなく分かった、思い出した、こんな感じだったと言う感じで過ぎてしまったので。

この回は、主演のショーン・エヴァンスが演出をしています。

 

CASE 35

ホームレスの男と警官姿の俳優が殺された事件。

親が政治家または貴族と言うおバカちゃんな青年たちが出てきますが・・・・とこれ以上書くとネタバレですね。36もそうだけれど、ミステリーファンの人にとっては、たぶん怪しい人が犯人です(笑)

ただこのシーズンは過去の事件解明ばかりが同時進行ばかりではなくて、サーズディ警部の娘のジョーンとジム・ストレンジとの結婚のお話も進んでいくのですが・・・。

モースは二人の関係を知らずに、それを知って頑なに絶っていたお酒も飲んでしまったりします。でももう溺れることはさすがにしませんが。

 

CASE 36

接点のない教授たちが殺されていきます。実は事故に見えるという巧妙な事件でしたが、新聞にお悔やみ記事が死ぬ前に載っていたということに気づき事件だったと分かるのです。物語の中で、モースの心に突き刺さる何気ない一言が出てきます。それはさりげなく見ている私の心にも突き刺さったかもしれません。

いつも正確な言葉ではありませんが

「チャンと言わなくちゃダメよね。間に合わなくなる前に。」

この回は、サーズディの息子サムや、そしてサーズディ自身にも大きな転換を迎える物語になっています。

結婚式のシーンでは、2回見て、2回目の時に、本当に切なくなってジーンときました。

モースには長続きはしませんでしたが、いろいろと恋バナがあったと思います。それでもこの恋は間に合わなかった切ないものだったような気がします。

みんな去って行ってしまいます。この物語は、サーズディと新人刑事だったモースの出会いと別れの物語でした。

そしてすべてが納得の中、終わり・・・・静かな余韻が訪れます。

音楽と共に・・・。

貼ったYOUTUBEの後に、ちょっとだけ素敵だなと思った演出のことに触れています。シーンのネタバレになりますのでお気をつけて。

あと、WOWOWでは9月11日11時35分から3話一挙放送しますよ。

 

Endeavour | End Theme

 

Endeavour Finale | London Metropolitan Orchestra | Endeavour Series

 

合唱を終えたモースが、楽譜を指揮者に返し

「これで終わり ? 」と聞きます。

そして明るい光のさすドアの所に立つと、そこからゆっくりと出ていくのです。

モースが車に乗り込んで走っていくと、向こうから走ってくる真っ赤な車とすれ違います。

お互いに目しか移りませんが、もちろんそれが誰なのかは分かることです。

 

やっぱり次はそれを見なくちゃね。

 


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8月に見た映画

2023-09-03 22:30:02 | 映画

8月に見た映画の感想です。

8月も映画館で見た映画と家で見た映画とで、全部で5本と少なめでした。

でもどれも良作でした。

 

【昨年から☆なども付け始めました。

☆☆☆☆ (あくまでも私が)大好きな作品

☆☆☆ は普通に面白く見る事が出来る。

☆☆  は、私には合わなかった。(他の人は分からない事です。)または見なくても良かったかも・・。

☆  はないです。そんな作品は、途中で離脱してしまうから、付ける必要もないからです。今までにそのような作品、あったかな?

★ 0.2 ちょい上と言う意味です。

またリンクは「映画 .com」に飛びます。諸々の情報はそこからどうぞ。】

 

 

1.「キングダム 運命の炎」☆☆☆☆★★★

8月6日に映画館にて見ました。

別記事にて感想を書きました。→「キングダム 運命の炎」

映画のその他の情報は→キングダム 運命の炎 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

山﨑賢人さんは、「ゴールデンカムイ」に出演が決まって騒がれていましたが、原作に合うか否かは、私にはあまり興味のないことです。彼の事だから、きっちりものにしてくれるんじゃないかなと思うからですが、それよりも「キングダム」の続きの撮影は大丈夫なのかなんて、余計なことを想ってしまうのは、よほどこの作品が好きってことですね^^

 

2.「ディア・エヴァン・ハンセン」☆☆☆★★★★

7日、アマプラにて。

《学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいるエヴァン・ハンセンが自分宛に書いた「Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)」から始まる手紙を、同級生のコナーに持ち去られてしまう。後日、コナーは自ら命を絶ち、手紙を見つけたコナーの両親は息子とエヴァンが親友だったと思い込む。悲しみに暮れるコナーの両親をこれ以上苦しめたくないと、エヴァンは話を合わせ、コナーとのありもしない思い出を語っていく。エヴァンの語ったエピソードが人々の心を打ち、SNSを通じて世界中に広がっていく。》←ディア・エヴァン・ハンセン : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

まったく予備知識無く、寝る前にちょっとねと言う気分で見始めたわけですが、この作品、

《トニー賞で6部門を受賞し、グラミー賞、エミー賞にも輝いたブロードウェイミュージカルを映画化。》だそうで、普通のさえないお兄ちゃんがいきなり歌いだすと、それが本当に素晴らしくて引き込まれました。エヴァンとコナーは親友だったと言うのは誤解から生まれたわけですが、最後のコナーの乱暴な態度はエヴァンに自分の姿を重ねての態度で、本当は友達になりたかったのではと感じてしまいました。噓の話が続くわけですから、少々イライラしたりドキドキしたりしました。

 

3.「線は、僕を描く」☆☆☆☆

10日、WOWOWにて。

映画館で見たかったもので、思った通り好きな作品でした。

前に「日本画入門」なる本を読んだときに、日本画を知る人たちは、線で誰の作品かが分かるのだと書いてあったことが印象深く、この作者はきっとそのことを知っているからこそ、このタイトルがついたのではないかと感じていました。

主演の横浜流星さんは、とっても美しい人だと思っています。だけどこの作品の中では、その美しさを前面に出さずに、すこぶる普通の青年として撮られていたのが、この作品の良さを更に引き立たせたような気がしました。

何かを通して誰かが成長していく物語には、いつも励まされます。

線は、僕を描く : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

4.「ラーゲリより愛を込めて」☆☆☆★★

22日、WOWOWにて。

二宮和也と松坂桃李が出てくると、テントVS別班かなんて思ってしまう「VIVANT」脳に侵されている私(笑)

冒頭、松田(松坂)が「私が山本さん(二宮)と出会ったのは・・・・」と言う語りで始まるわけですが、なんでこんな始まり方なのかと思ってしまいました。こういう始まり方だと山本の生死が知れると言うものです。

でもこれは、最初から何の問題もないことだったのですね。なぜならこれは、「収容所(ラーゲリ)から来た遺書」が原作だったのですから。

仲間たちの遺書の伝え方に感動するし、またどんな時にも、人間の尊厳を持って生きようとした山本の姿にも感銘を受けました。

しかしロシアめ、許せない !!

ラーゲリより愛を込めて : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

5.「スパイダーウィックの謎」☆☆☆

基本、ファンタジーが好きです。

この作品も面白かったです。ただどなたかのレビューにもあったのですが、ここに出てくる妖精はどれ一つアイドルになるような可愛らしさがなかったという点は、少々残念だったかもしれません。みんな味のある良いキャラでしたが。

あと家族が一致団結すると言うところがすこぶる良いのですが、その一致団結までの過程で、主人公の少年のクソガキっぷりに、かなりイライラさせられたりしました。

(お下品発言、失礼しました(笑))

 

この作品の主人公ジャレッド&サイモン(一人二役)は「ネバーランド」「チャーリーとチョコレート工場」のフレディ・ハイモア。

そう言えばこの子役はその後どうなったのかと、真夜中に思いました。

子役時代にすこぶる売れてしまった子供のその後って気になるじゃないですか。

そしたらですね、思った以上にちゃんとしていたし、ちゃんと活躍していました。

なんとケンブリッジでスペイン語とアラビア語を専攻してダブルファーストで卒業したそうです。フランス語も流ちょうに話すそうですよ。

それに彼、ドラマの「ベイツ・モーテル」(知ってるけれど、見てない。「サイコ」の前日譚だったから怖いじゃん^^)や「グッド・ドクター」(時々見ていた。すごく良かった。日本でも山﨑賢人でリメイク)の主人公をやっていたのですね。

全然意識してませんでした。

映画では、最近では声の出演が多いみたいですが、この先も楽しみな人ですね。

彼の他の作品も見てみたいような気持になりました。

スパイダーウィックの謎 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

 

※ 早い時間にこの記事は書き終えていたのに、今日と言う日はいろいろと用事をやっていたりテレビを見たりしていて、はっと気がついたらこんな時間になってしまいました。今日の「VIVANT」も面白かったですね。ノコルも別班説があるじゃないですか。あの銃の交換シーンで、それもありかなと思えてきました。乃木は銃の重さで玉の数が分かっていたんだと思う・・・・。

めちゃくちゃ面白いね、このドラマ。


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8月の4枚☆2023

2023-09-02 23:29:02 | お散歩&写真日記

9月はどう考えても夏じゃないのかなと、いつも思ってしまうのですが、暦の考え方から言ったら既に秋なんですよね。

今年の夏は格別暑い。

本音を言えば、夏が大好きと公言している私ですが、それでも「さっさと行ってくれ。」みたいな気持ちになっています。

暑い !

暑すぎる !

いくら何でも、10月になったら秋らしい秋が来るかしら。

 

でも「もうすぐ行くね。」などと言われると(言うわけないが)、

ああ、私は夏を楽しんだのかしらなんて思ってみたりもするのです。

 

だからこの記事は「夏を楽しむ その1」と言うところ。

 

空を楽しむと言うのは、別に夏だけではないけれど、やっぱり夏の空には夏の楽しみ方があると思います。

だけどここに載せたのは8月の空ばかりだけれど、あのモクモクの雲の夏空とは、ほんのちょっとだけ違うものかもしれませんね。

 

モクモクの雲と共に踊る雲の様が楽しいし、雲が描くちょっとした絵画にも、様々な想像力が働きますね。

下の雲には壊れかけたハートが映っている?

 

 

 

 

 

または墨絵のような世界が広がっていたりして・・・・

空の大海を泳ぐ魚たち。どこに行くと言うのかしら。

かと思ったら、遠くではお願い猫が何かを訴えていたりする・・・。

 

空の上には王国がある・・・・。

そんなことを言うと「ドラえもん」なんかを思い出してしまいますね^^

でも子供の時、そんなことを想っていなかったですか。

本当に雲の上を歩けると思っていませんでしたか。

夏の空には、そんなことを信じさせる何かがあると思います。

 

だけど「空の風景」は、どんなに綺麗でも

「奇麗な空を見た。」と言う記憶は残っても、実はそれがどんなものだったのか、いつのことだったのかと言う記憶は薄いのかもしれません。なぜならその風景は、同じように見えるから。

 

トップの画像はね・・・・

なんと2007年の8月2日の空の風景。

 

代り映えしない風景かもしれません。

特別感のない空かもしれません。

 

だけれど私は今日も空を見上げます。

 

 


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たまには指を折って文字を数えてみた その7《月の光に》

2023-09-01 02:48:23 | 詩、小説

8月31日の月は、スーパームーンでブルームーン。

朝、友人がラインで教えてくれました。

で、その日の夕方、姉妹たちにそのことを伝え、「今日は月を見よう。」と私は言いました・・・・・・が、自分は足がずきずきと痛くて、気持ちが沈みカーテンを開けてベランダに出る気持ちにもなれずゴロゴロとお布団に転がっていました。

いかなる時間でも、ベランダに出ると猫たちがもれなくついてくるのも、今は何となくうっとしくも感じていたからです。

だけど嬉しいことに名都さんが画像を送ってくれました。

青く光り輝く月はクールビューティ。

月には何にも感情などないはずなのに、なんでか自分を映す鏡のように感じたりするのはなぜなのでしょうか。

または友のように語り掛けたりする詩人の気持ちに共鳴したり、さらには月の語る物語に耳を澄ましてみたくなるのです。

まるでアンゼルセンの「絵のない絵本」のように。

 

えっ、そんなことは全くないって !?

 

ふと思いました。

無機質で何も語らない月の輝きを愛する人は、月のクレーターまでがキラキラと光り輝いている写真を好み、月の話に耳を傾けるような人は、青く光る球体の写真を愛するのではないかと。

私は後者。

雲間の月や、森の向こうに浮かぶ月の写真が好きです。

 

そしてまた湿気を多く含む夏の夜の空気は、特別な空気感があるような気がします。

きっと「何かが道をやって来る」、そんな感じがしますよね。

少女だった昔では、そんな感覚はワクワクに近いものがあったかもしれませんが、人生の秋の道を歩き始めた者には違う感覚に捉われます。

※      ※     ※

 

月見てもなんでか悲し 

星見てもやっぱり寂し 晩夏の夜空

 

 

※      ※      ※

 

えっ!?

2023年はあと4か月しかないのですって。

知ってた ?

 

 

 


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