サギソウ （１）

　かつては、全国の日当たりの良い湿地に自生していた、野生ランです。
サギソウ（鷺草）は、長い距の末端には蜜を溜め、大きな唇弁の周りが細かく糸状に
裂け、シラサギが翼を広げたような花形です。
地下茎の先端が芋状に肥大して、球根を形成し増殖します。
　今年は何とか３月中に植替えが出来ましたが、球根の数は増えるが小さく、下の２種
では開花したのは写真の１本だけでしたが、３０年近く維持してきた球根です。
（悪性骨腫瘍で入院手術・車椅子生活の中で植替え出来なかった年でも、水やりだけ
　は妻が頑張ってくれて、生命を繋いできたサギソウなのです。）
左２枚が普通の青葉種です。　右２枚は黄色の中斑が入る「暁」という品種です。