早春の名花の1つ「タツタソウ」(竜田草)は
シベリア東部・中国東北部・朝鮮北部に自生します。
日露戦争当時、軍艦「竜田」の乗組員が
黄河流域から持ち帰ったことが、名の由来だそうです。
親株は枯れましたが、自家実生苗が2鉢、
長年開花してきましたが、今年は1輪のみの開花となりました。
4月中旬、草丈10㎝未満で開花です。
赤紫色の葉、紫色の花、独特な色彩です。
翌日には花色が薄くなり、間もなく散り落ちてしまいます。
下は、現在の草姿です。
蓮の葉に似た形の葉は、明るい緑色に変わり、
夏までもっと大きくなります。
移植や株分けを嫌うので、鉢を大きくするしかできません。
庭に植えた苗は、いつの間にか消えました。
「レンギョウ」(連翹)は、モクセイ科の落葉低木です。
枝垂れレンギョウ(朝鮮が原産)を鉢植えしていましたが、
上部から枝垂れた枝が全て枯れ、
台木から芽吹いた木立レンギョウ(中国原産)が、開花しました。
葉が芽吹く前、3月末からの開花です。
4月上旬、まだ冬枯れの庭を、黄色い4弁花が明るくします。
4月中旬です。
ホソヒラタアブがやってきて、花粉を食べています。
花後の現在、一斉に緑葉を展開しています。
下は、枯れる前に枝垂れレンギョウの枝を挿し木したもので、
花形・花色が少し異なる花を咲かせていました。
横に長く伸びた枝があるので、スタンダード仕立てに出来るだろうか?