「ナンバンギセル」(南蛮煙管)はハマウツボ科の寄生植物で、
葉緑素を持たず、自分で光合成できません。
主にススキなどのイネ科の単子葉植物の、根に寄生します。
花形から、かつて南蛮人と呼ばれたポルトガルやスペインの
船員がくわえていたマドロスパイプに見立てたネーミングです。
また、うつむきかげんに咲く花姿から、
「思い草」として万葉集にも読まれています。
昨秋に採取した種子を蒔くのが遅れ、異常高温もあって、
蒔いた場所でない、株の奥でこぼれ種から実生が生えました。
8月末の最初の2本です。
縞ススキの隣で実生で生えたイトススキの株の中です。
手前のススキを刈り取りました。
9月上旬、その奥で、3本開花、
9月中旬には、更に花を増やしました。
奥
縞ススキの株奥でも、8月末に3本伸び出てきました。
ススキを刈って良く見えるようにしましたが、暑さ?
開花せずに枯れてしまいました。
9月中旬、株の端で単独で2本ほど咲いていました。
縞ススキと実生ススキの場所は、
玄関前通路から自宅東側の踏み石通路に入った所です。
今朝の朝陽の中で撮りました。
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