「アケビコノハ」は、ヤガ科の昆虫で、大型のガ(蛾)の1種です。
名の通り、幼虫はアケビの葉を食草とし、成虫は枯葉に擬態します。
裏庭に2種のアケビが毎年実をつけていますが、必ずアケビコノハの幼虫が発生します。
9月中旬、大きくなったアケビコノハの幼虫は、目立つ目玉模様 にギョットします。
上の中央の幼虫が白アケビの葉を食べています。上が頭部で下が尾部です。
刺激を受けると警戒・威嚇のポーズ をとります(下写真)。
大切な頭を抱え込み、眼紋を目立たせ、動物の頭部に似せた尾肢を立てます。
アケビの実生りに影響するので、大きくならないうちに捕殺するのですが、無農薬
なので取りきれません。
10月に葉を折りたたんで中に繭状の物を作って蛹になります。
11月下旬、雨風で覆っていた葉が飛び散って、中がむき出しました。
真っ黒な蛹は触るとぴくぴくと動きますが、最後は鳥に食べられてしまいます。
10月下旬、葉に静止しているアケビコノハの成虫です。以前に鉢に止まっている所を
見たことがありましたが、枯れ葉そっくりで驚きます。
下が頭部で、足の付け根の先に眼が有り、その先に葉柄まで付けています。
成虫は果実を吸汁するために、熟したアケビの果実を狙ってきたようです。
カメラに近寄られ、嫌だったのでしょう。 突然飛び立ちました。
地面すれすれの低空飛行ですが、その派手な模様にまたまたビックリポンです。
静止時に枯れ葉状の前翅の下に隠していた後翅は、黄色に黒色紋 があり、目立ちます。
初めて見たアケビコノハの飛翔姿でした。
「キルタンサス」は南アフリカ原産の小球根植物(冬咲きで夏は休眠するタイプ)です。
元は、洪水の時に我家の庭に漂着した鉢でした。 暫らく道路に出しておいても引き取り
手が無く、ニラのような葉が出ているだけで知らない植物でした。
夏に葉が枯れ、秋に葉を出してきて、冬に開花して初めて植物名が分かりました。
以後、雪国の外玄関で冬でも開花するので、洋種山草として育てています。
花茎30数cm伸ばした先に、淡いピンクの花を12月中旬から咲かせ始めました。
咲き揃った1月中旬、晴天日です。 この後、突然のドカ雪で吹雪に埋もれ、
以後は立ち上げれなくなって、花のシーズンを終えました。
たくさん花が咲きますがピンクだけなので、昨年、色違いを追加しました。
12月上旬、1本の花茎を伸ばし、筒状で先端が開いた細いラッパ型の花です。
12月下旬には4個の黄花が開きました。
現在、もう1本花茎が伸びて来ましたが、いまだ開花には至りません。
来年はたくさんの黄色花が咲くのではないかと思っています。
昨年3月、晴天の日、外玄関で開花した山野草を訪れたニホンミツバチです。
上旬、フキタンポポの花で、
次は、福寿草・秩父紅の花に、
続いて、アイフェイオン・セロウイアナムの花にも、
終いは3月中旬、原種シクラメン・コウム の花で吸蜜中のニホンミツバチでした。