「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

ぎおんしょうじゃのかねのこえ

2007-06-25 23:25:10 | 教育
6/23土曜日
6/24日曜日は、
あちこち、行った。

土曜日は、
ブーケのお祭りと、日本文化に触れるイベント。
日曜日は、
小児科医の勉強会。

日本文化に触れるイベントは、
『平家琵琶の語りと茶のコラボ』
と題し、東京タワーの近く、
大本山増上寺境内 景光殿で行われた。
平曲を聞いた後、景光殿で
お茶をいただくという
贅沢なひととき。

新井泰子氏(前田流平家詞曲相伝者)が、
平家琵琶の調べとともに平家物語を語るのである。

古典は、高校時代、苦労した覚えがある。
わかりそうで、古語辞典をひきひき訳すのであるが、
とんでもない訳をつくってしまったりしたものだ。

新井氏の弾き語り、場面は、『先帝御入水』
よく理解した人が、弾き語ると、
不思議や不思議、内容が、
一度で心の中に入ってきたのである。

私は、日本文化を子ども達が、
触れるきっかけをつくりたいと思っている。

例えば、この平家物語の弾き語りを聴く、
こういうことが、
小学生低学年から、
可能ではないかと考える。
幼児でも、聞いていると、
心に響くかもしれない。

平曲の時間。是非設けたいものである。
平家物語自体、大きくなるまでに、
これだけマスターすれば、よいかもしれない。
この中に、人生の教訓が濃縮されていると感じる。

一番の真理は、ご存知、最初の一節。

祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。

ぎおんしょうじゃのかねのこえ
しょぎょうむじょうのひびきあり
しゃらそうじゅのはなのいろ
じょうしゃひっすいのことわりをあらわす
おごれるひともひさしからず
ただはるのよのゆめのごとし
たけきものもついにはほろびぬ
ひとえにかぜのまえのちりにおなじ


コメント
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