「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

広域行政(1)~中央区の境界を越えて~

2007-06-27 18:44:24 | 政策・マニフェスト
中央区をはじめ自治体は、それぞれの境界があり、
行政の視点は、その範囲内のことを考えがちである。

一方、そこに住み働く人々は、
境界なく、行き来している。
生活圏が中央区内に限るということはない。
とすれば、
当然、広域行政を考える必要が出てくる。

無所属で会派を組む会派『友愛中央』の
高橋区議(友愛中央幹事長)の
本日6/27の一般質問の切り口の一つであった。
「住民の生活圏を第一に考える広域行政の推進について」


高橋区議は、まず①中央区の認識を問う。

区長回答は、特別区長会や全国市長会で意見交換をしていく中で、
認識を深めていくという回答。


次に、高橋区議は、
②中央区が考えている観光行政とは、どのようなものか問う。

区長回答は、昨年3月観光振興戦略を策定し、
中央区は「本物を楽しむ粋な町」というキャッチフレーズで、
進めていくと。
食文化、文化伝統、芸能など、
本物があるわけで、それを観光の一つの目玉として、
観光行政を進めて行くと回答。
食文化には、当然、築地も含まれ、
築地を観光の目玉にすると。

高橋氏は、さらに、では、どのように
“外”に本物をアピールしていくかを問う。
具体的には、東京地下鉄、ぐるナビなどとの、
連携も考えるべきではとなげかけた。


次に高橋氏は、商工業施策について、
③商工業施策は、中央区外の人にどのように伝わっているのか?と問う。

区長回答は、現在41000の事業所があり、68万人が働くという区現状を述べた。

そして、高橋氏は
④今後、近隣区や広域事業者との連携を前向きに考えるべきだと思うがいかがか?
と問う。

区長回答は、現在、大江戸大華火祭で、江東区や港区と連携していたり、中央区の森事業で、桧原村と連携。保養所運営で千代田区や新宿区と連携。
今後は、水上交通、江戸街道、災害対策などを考える中で、連携を考えると回答。

高橋氏は、大江戸大華火祭で出来るのだから、別の施策でも是非、行政の枠を超えた連携をしていくべきことの必要性を説いた。



行政の枠を越えて考えなければならない、テーマとして、
次に高橋氏は、
「自動車のご当地ナンバー(仮称 日本橋ナンバー)の選定について」に
話をつなげた。現在中央区は、「品川ナンバー」である。
平成18年10月10日までの締め切りで、ご当地ナンバーという国からの提案があり、「仙台」「成田」「川越」など18のご当地ナンバーが生まれた。
高橋氏は問う。
①中央区の認識について
②ご当地ナンバー選定をすぐに始めるべきだと思いますがいかがですか?と。

区長回答は、10万台の申請規模が必要で、本区単独では無理。そして、平成18年10月10日までの締め切りで、今は受付できないので、国の動きを見ながら、引き続き研究すると。

高橋氏はあらためて問う。
このご当地ナンバーの制度は、18地域で終わりであるとは、考えられず、また、募集があるはずである。もし、周辺区が検討し始めたら、中央区は追随するか、反対するかの選択肢しかなくなる。よって検討すべきであると問う。

区長回答は、引き続き検討すると。ただし、区長自身は、車社会よりも、脱車の路面電車などを好むと。また、実際決めるとなると、たくさんの案が出て、たいへんであると。

高橋氏は、時間をかけず検討していく必要があると締めくくる。
ちなみに、会派内の雑談では、中央区のご当地ナンバーは何がよいかで、
「日本橋ナンバー」、「銀座ナンバー」、「築地ナンバー」でもりあがった。


中央区だけで考えるだけでなく、
周辺区とともに考える課題が多く出てくる。
是非、周辺区との連携に期待したい。


高橋区議は、「行政の硬直化」「幼保一元化」についても、
質問された。追ってレポートしたい。

*注、答弁は、私の解釈で書いておりますので、
実際の内容は、追って出される議事録(区のホームページで公開)で
ご確認下さい。





コメント (1)
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