「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

柏学園&館山臨海学園

2007-07-03 23:18:19 | 教育
中央区には、すばらしい区立の臨海学校、林間学校がある。
本日7/3、中央区議会管外施設視察を行った。

まず、中央区立柏学園(千葉県柏市柏1236番地の1)。
昭和23年から利用が始まり、
昭和63年には新校舎を建替え現在に至る
古い歴史のある施設である。

広い敷地面積46394㎡に広い運動場、
実習園、自然観察散歩道としての林、立派な桜の木、
縄文時代の住居、芝生、テニスコートがある。

体育館は、バスケットやバレーコート二面とれる。
宿泊棟は、15畳が14室。
学習棟・食堂2229.60㎡で、青森ひばの木の壁をもち、
光を存分に取り入れるつくりの明るい施設。

定員180名。

農園は、子ども達のさつまいも栽培がなされるが、
草取りなどは、別に日々の手入れをしてくださる
方がいる。

申し分ない施設である。
宿泊施設が小学校中学校に限り、
社会教育として、成人にも解放するかどうかが、
一つの課題ではある。
いずれにしろ、有効活用をどんどんしていくべき施設と考える。



次に、中央区立館山臨海学園(千葉県館山市大賀70)

こちらも敷地面積16259.65㎡と広々とし、
広い芝生には、キャンプファイヤー用のサークルが2つ取れる。

建物2978.16㎡、昭和43年に落成で、
建物は、やや老朽化している。

定員250名。

こちらには、重大な問題が発生してきている。
今まで利用してきた「香(こうやつ)海水浴場」が、
近年の砂の減少で“公設”海水浴場の指定が
本年四月になくなったのである。
今年は、そのため一つ近くの
小さな小さな「大賀海水浴場」を利用する。

臨海学校の命は、海水浴。
それが十分に出来ない施設になりうる。
小規模の学校なら大丈夫であろうが、
ちょっと「大賀海水浴場」は小さい。

目の前の「海上自衛隊館山航空基地」を横切っていけるのであれば、
「沖ノ島海水浴場」というよさそうな浜が見えるのに、惜しい。

老朽化した館山臨海学園、
こちらは、成人の利用も可能である。
一泊2食付3200円大人、
利用期間5/1-10/31である。

①施設の老朽化(耐震性も含め)
②「香(こうやつ)海水浴場」の砂浜減少に伴う海水浴場としての機能
③近隣の海水浴場や、そのほかの活動の発見/開発
④成人も宿泊可能な施設であり、利用の促進

など、課題は多い。

是非、小学校5年6年あたりで、
実際に子ども達は、利用するが、
子ども達の声を教えていただきたい。

二施設視察したが、
さすが、中央区。
区立でこのような施設を保有しているとは。
小さな区には、広い公園や海浜がない。
遠いが、これら施設は、広い緑や海がある。
子ども達のためにも、
有効活用できることを見守って行きたい。



コメント
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