「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

幼保一元化(1) 友愛中央 高橋区議の問題提起

2007-07-01 11:36:20 | 教育
中央区議会第2回定例会3日目
同じ会派、
友愛中央の高橋区議(幹事長)が、
幼保一元化をテーマに
一般質問をした。
(他にも重要テーマとして、広域行政、ご当地ナンバー、
行政の硬直化を取り上げているが、別に報告)

幼保一元化は、今後の子育て支援、子どもの教育の
鍵となる話題であり、非常に重要である。
「幼保一元化」がうまくいくと、
日本の子育て事情が、
がらっとよい方向に向かうであろうと大いに期待する。
私も幼保一元化の促進を目指して行きたい。
マニフェストにもそれを、約束した。

そして、「ままさん」からのコメント(2007-06-28 16:04:42)
にもございますように、区民の関心の高い部分であると
感じている。

世の中の今の現状は、
同じ敷地内に、
幼稚園と保育園が存在し、
おのおの独立しているというのが、
“いわゆる幼保一元化”になっている。
(それって、いまとかわらんじゃん。と
言いたくなる人もいるかもしれない。)

“本当の幼保一元化”を、
考えて作り出す、生み出す必要がある。

さて、高橋区議の一般質問、

高橋区議:①幼稚園の時間延長はどうなっているか?

教育委員会回答:
幼稚園は基本的に午前9時から午後2時までとなっている。
一部幼稚園では、預かり保育を午後4時30分まで行っている。
夏休み、冬休み、春休み期間中も、今後は行う予定である。
これら実施状況を見て、今後の実施の方向性を決める。

高橋区議:②区長がマニフェストで書いた保育園児の
待機児ゼロは、可能か?

区長回答:
5年間の推計を参考に保育園の計画を立てている。
平成22年までに、保育園定員を211名増やす計画である。

高橋区議:③中央区が行っている
幼保一元化で、入所条件の緩和は可能か?

教育委員会回答:
幼稚園に保育園機能を持たせるには、
給食を出したり、スペースを確保する必要がある。
幼稚園では、園児数が、
平成10年度670名から
平成19年度1159名と
489人増加し、73%の伸びである。
園児数が、急増する中での、
検討であり、工夫を要する。

高橋区議は、二回目の質問で、
保育園なら、自宅から離れた地域まで通うケースがあるが、
幼稚園では認められていない。
幼稚園の空きがあるところもあるので、
学区域を超えて通うケースを認めて、
幼稚園全体の受け入れ定員を増やすのも
一つの方法ではないかと問う。

教育委員会回答:
現在、月島幼稚園をのぞき、
他の幼稚園は、小学校の中にあり、
幼稚園からそのまま小学校に就学する流れが、
出来ているので、
学区域を超えるのは問題があるかもしれない。
今後の学校づくり検討会で検討する。

高橋区議:④幼保一元化を実施するにあたり、
行政補助制度や職員の資格、
乳幼児一人当たりに対する職員の数や
給食の方法については
どのように考えているのか?

教育委員会回答:
東京都の条例で、
認証保育制度に準じて、
幼保一元化の施設基準とするとある。
職員は、
0-2歳は、保育士資格
3-5歳は、幼稚園教諭資格と保育士資格
となる。
調理室を備えるが、3歳以上は外部搬入可能。
預かり保育も行う。


以上が、答弁の要旨である。


幼保一元化については、
保育、幼児教育、子育て支援等の
専門家を招き、勉強会をして、
“本当の幼保一元化”計画を中央区でも
つくらねばならないと考える。
勉強会を開催する折は、
お知らせいたしますので、
関心のある方は是非、ご参加下さい。


*これらは、小坂の解釈で書いています。
後ほど、詳細は、議会便り、または区のホームページで掲載される議事録を、ご確認下さい。



コメント (1)
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