本日7/24、教育の中央区学校づくり検討会を、
傍聴してきた。
この委員会の主旨は、中央区のホームページによると
「区域外就学の適正化や通学区域の弾力化の実施によって影響が予想される各小学校ごとに、学校の統廃合は前提とせず、現在ある学校を十分に活用することにより、安定した児童数を確保していくための方策を中央区全体の視点から検討するため、「教育の中央区学校づくり検討会」を設置しています。」
そのまま、カットアンドペーストしたが、
この説明、わかるようでわかりにくい。
おそらく文章の誤りがあるのではないかと思う。
正しくは、
「居住人口の変動により、生徒数に影響が予想される小学校が中央区には存在する。学校の統廃合は前提とせず、現在ある学校を十分に活用することにより、安定した児童数を確保していくための方策(区域外就学の適正化や通学区域の弾力化の実施など)を中央区全体の視点から検討するため、「教育の中央区学校づくり検討会」を設置しています。」といったところか。
委員の構成は、
学識経験者2名、PTA関係者18名、
小学校長及び幼稚園長3名、
教育委員会事務局および区関係部局の職員5名の計28名。
非常に、勉強になる会であったし、
実際に深く討議されており、
是非、この委員会を参考にして、
学校づくりを進めていただきたいと感じ入った。
委員会の決定にそって行政が実際行っているかを、
チェックするのは、私たち区議の、
一つの役目であると考える。
傍聴者には、配布資料がないため、
書いた文章では、確かめることが出来ていない。
その点で、少し正確さに欠けるかもしれないが、
必死で聞いたことをここにまとめる。
自分自身は、誤っていないと考えるが、
正確なところは、中央区のホームページで
公開される議事録をごらんいただきたい。
まず、中央区行政の考え。
①学校の統廃合は、しない。
②一クラス40人で行く。
③各学校の特色・方針を「学校マニフェスト」として公開する方向性をつくりたい。
④特色・方針として掲げられた「学校マニフェスト」の達成状況を評価する仕組みをつくりたい。
⑤各学年とも2学級以上となることを目指したい。
⑥学校自由選択制も考慮していく。
議論を傍聴していて、感じたこと。
まず、「学校自由選択制」の議論と、
「生徒数に影響が予想される小学校(入学者数超過と地元入学者数稀少)」の議論は、分けて考えるべきであると思った。
すなわち、学校自由選択制のみ、純粋にメリット、デメリットを議論。
学校自由選択制をやるべきとまとまる。⇒それでやる。
そのメリットの一つとして、地元小学校入学者数稀少対策になるを上がってもよい。ただ、メリットは、他にもある。
学校自由選択制をやるべきでない。⇒やらないという方向にする。
次に、生徒数に影響が予想される小学校についてどうするか議論。
特に、地元小学校入学者数稀少のところをどうするか。
今の通り指定校変更で行くのか、
学校自由選択制を導入することで対策をとるのか、
その他の方法をもちいるのか。
学校自由選択制は、一度やらないという結論は、出ている場合は、
地元小学校入学者数稀少の解決策としてのみの視点で、
再度、有効性があるか考える。
学校自由選択制をやるという結論が出ていた場合でも、
その他に取れる手段はないか、検討する。
なぜ、こういうことをいうのかというと、
学校自由選択制の議論が、
地元小学校入学者数稀少対策に
終始しているようにうつってしまっており、
学校自由選択制導入に当たっては、
多角的な分析がいるはずなのに、
議論を深めることが、できにくかったからである。
私が、討議を傍聴していて、
感じたその他のことを列挙する。
意見を拝聴していてなるほどと
思ったことなどを含め、
書きたい。
①人口推計があっての議論になるので、各地域のここ数年の動態及び10年20年など、中長期の動態を把握することがまず必要。
これは、学校づくり、保育園づくりだけでなく、政策作りの基本中の基本である。
この点は、同じ会派の高橋区議も常に口にされている。
②学校は、教育と共に、地域と密接な関係にあるという視点を忘れてはならない。
③地元小学校入学者数稀少の学校は、中央区の力で、特色を大胆に出し、魅力を出すことで、入学希望者を増加させる。
④学校自由選択制は、選択肢としてはよいが、大きな議論が必要。
⑤学校自由選択制をよいと思う人が、60%いたというアンケートがあるが、なぜ、よいと答えたかの理由の分析が必要。
⑥学校マニフェストの考え方としての、情報公開と学校評価は賛同。
⑦学校マニフェストというものは、すべての学校に既に存在している。それぞれの学校にはすでに、方針を打ち出しているし、いままでの伝統もある。それを学校マニフェストと呼びなおす、だけのこと。だとしたら、わざわざ、学校マニフェストと名づけなくてもよいのではないかもしれない。
⑧中央区独自に教員を採用し、教育を充実させていく手段は存在する。
⑨中央区独自に学校評議会制度を導入し、学校の人事権まで含めた学校運営を行う手段は存在する。
⑩いずれ、区市町村レベルで、教員人事権を運用する時代は来る。
⑪中央区長の教育方針、中央区教育委員会の教育方針が、十分に区民に伝わっていないのではないかと感じる。
⑫学校自由選択制を導入した場合は、現状の指定校変更の場合とは異なり、通学における安全の責任は、中央区にある。
⑬「教育の中央区学校づくり検討会」は、非常に有意義な討論の場である。もっと広報し、関心のある方は、多く存在するはずで、積極的に傍聴のお知らせをすべきと考える。
⑭現状での区域外就学や通学区域の弾力化の運用は、その学校の教育の活性化に寄与している。
⑮学校を考える場合、町単位の地域の子を育てるという視点、中央区の子どもを育てるという視点、そして日本の子どもを育てるという視点、三つの視点から見ることを忘れてはならない。
⑯中央区の街づくりを考える場合、教育環境と学校という視点を絶対に忘れてはならない。バリアフリーという視点、緑と環境という視点とともに。
⑰希望をいうのであれば、教育特区中央区を申請し、クラス定員を、30や25と減らす方向で考えるべきである。
⑱教育委員会は、中央区内のすべての学校が当然、教育によい学校を目指している。よって、各学校の特色の充実に向け、もっと積極的に、必要な支援を行っていくべきである。人的なサポート、アイデアのサポートをもっと。
⑲「教育の中央区学校づくり検討会」事務局の皆さんは、よく準備してくださっていると思う。様々な委員の質問・意見に真摯に回答されていたと思う。
以上、傍聴しながら、考えた点を、
挙げさせていただいた。
教育は、健康、築地市場現地再整備とともに、
私にとって絶対にはずせないテーマの一つである。
自分自身、検討を深めて行く所存である。
傍聴してきた。
この委員会の主旨は、中央区のホームページによると
「区域外就学の適正化や通学区域の弾力化の実施によって影響が予想される各小学校ごとに、学校の統廃合は前提とせず、現在ある学校を十分に活用することにより、安定した児童数を確保していくための方策を中央区全体の視点から検討するため、「教育の中央区学校づくり検討会」を設置しています。」
そのまま、カットアンドペーストしたが、
この説明、わかるようでわかりにくい。
おそらく文章の誤りがあるのではないかと思う。
正しくは、
「居住人口の変動により、生徒数に影響が予想される小学校が中央区には存在する。学校の統廃合は前提とせず、現在ある学校を十分に活用することにより、安定した児童数を確保していくための方策(区域外就学の適正化や通学区域の弾力化の実施など)を中央区全体の視点から検討するため、「教育の中央区学校づくり検討会」を設置しています。」といったところか。
委員の構成は、
学識経験者2名、PTA関係者18名、
小学校長及び幼稚園長3名、
教育委員会事務局および区関係部局の職員5名の計28名。
非常に、勉強になる会であったし、
実際に深く討議されており、
是非、この委員会を参考にして、
学校づくりを進めていただきたいと感じ入った。
委員会の決定にそって行政が実際行っているかを、
チェックするのは、私たち区議の、
一つの役目であると考える。
傍聴者には、配布資料がないため、
書いた文章では、確かめることが出来ていない。
その点で、少し正確さに欠けるかもしれないが、
必死で聞いたことをここにまとめる。
自分自身は、誤っていないと考えるが、
正確なところは、中央区のホームページで
公開される議事録をごらんいただきたい。
まず、中央区行政の考え。
①学校の統廃合は、しない。
②一クラス40人で行く。
③各学校の特色・方針を「学校マニフェスト」として公開する方向性をつくりたい。
④特色・方針として掲げられた「学校マニフェスト」の達成状況を評価する仕組みをつくりたい。
⑤各学年とも2学級以上となることを目指したい。
⑥学校自由選択制も考慮していく。
議論を傍聴していて、感じたこと。
まず、「学校自由選択制」の議論と、
「生徒数に影響が予想される小学校(入学者数超過と地元入学者数稀少)」の議論は、分けて考えるべきであると思った。
すなわち、学校自由選択制のみ、純粋にメリット、デメリットを議論。
学校自由選択制をやるべきとまとまる。⇒それでやる。
そのメリットの一つとして、地元小学校入学者数稀少対策になるを上がってもよい。ただ、メリットは、他にもある。
学校自由選択制をやるべきでない。⇒やらないという方向にする。
次に、生徒数に影響が予想される小学校についてどうするか議論。
特に、地元小学校入学者数稀少のところをどうするか。
今の通り指定校変更で行くのか、
学校自由選択制を導入することで対策をとるのか、
その他の方法をもちいるのか。
学校自由選択制は、一度やらないという結論は、出ている場合は、
地元小学校入学者数稀少の解決策としてのみの視点で、
再度、有効性があるか考える。
学校自由選択制をやるという結論が出ていた場合でも、
その他に取れる手段はないか、検討する。
なぜ、こういうことをいうのかというと、
学校自由選択制の議論が、
地元小学校入学者数稀少対策に
終始しているようにうつってしまっており、
学校自由選択制導入に当たっては、
多角的な分析がいるはずなのに、
議論を深めることが、できにくかったからである。
私が、討議を傍聴していて、
感じたその他のことを列挙する。
意見を拝聴していてなるほどと
思ったことなどを含め、
書きたい。
①人口推計があっての議論になるので、各地域のここ数年の動態及び10年20年など、中長期の動態を把握することがまず必要。
これは、学校づくり、保育園づくりだけでなく、政策作りの基本中の基本である。
この点は、同じ会派の高橋区議も常に口にされている。
②学校は、教育と共に、地域と密接な関係にあるという視点を忘れてはならない。
③地元小学校入学者数稀少の学校は、中央区の力で、特色を大胆に出し、魅力を出すことで、入学希望者を増加させる。
④学校自由選択制は、選択肢としてはよいが、大きな議論が必要。
⑤学校自由選択制をよいと思う人が、60%いたというアンケートがあるが、なぜ、よいと答えたかの理由の分析が必要。
⑥学校マニフェストの考え方としての、情報公開と学校評価は賛同。
⑦学校マニフェストというものは、すべての学校に既に存在している。それぞれの学校にはすでに、方針を打ち出しているし、いままでの伝統もある。それを学校マニフェストと呼びなおす、だけのこと。だとしたら、わざわざ、学校マニフェストと名づけなくてもよいのではないかもしれない。
⑧中央区独自に教員を採用し、教育を充実させていく手段は存在する。
⑨中央区独自に学校評議会制度を導入し、学校の人事権まで含めた学校運営を行う手段は存在する。
⑩いずれ、区市町村レベルで、教員人事権を運用する時代は来る。
⑪中央区長の教育方針、中央区教育委員会の教育方針が、十分に区民に伝わっていないのではないかと感じる。
⑫学校自由選択制を導入した場合は、現状の指定校変更の場合とは異なり、通学における安全の責任は、中央区にある。
⑬「教育の中央区学校づくり検討会」は、非常に有意義な討論の場である。もっと広報し、関心のある方は、多く存在するはずで、積極的に傍聴のお知らせをすべきと考える。
⑭現状での区域外就学や通学区域の弾力化の運用は、その学校の教育の活性化に寄与している。
⑮学校を考える場合、町単位の地域の子を育てるという視点、中央区の子どもを育てるという視点、そして日本の子どもを育てるという視点、三つの視点から見ることを忘れてはならない。
⑯中央区の街づくりを考える場合、教育環境と学校という視点を絶対に忘れてはならない。バリアフリーという視点、緑と環境という視点とともに。
⑰希望をいうのであれば、教育特区中央区を申請し、クラス定員を、30や25と減らす方向で考えるべきである。
⑱教育委員会は、中央区内のすべての学校が当然、教育によい学校を目指している。よって、各学校の特色の充実に向け、もっと積極的に、必要な支援を行っていくべきである。人的なサポート、アイデアのサポートをもっと。
⑲「教育の中央区学校づくり検討会」事務局の皆さんは、よく準備してくださっていると思う。様々な委員の質問・意見に真摯に回答されていたと思う。
以上、傍聴しながら、考えた点を、
挙げさせていただいた。
教育は、健康、築地市場現地再整備とともに、
私にとって絶対にはずせないテーマの一つである。
自分自身、検討を深めて行く所存である。