*******************
めざします!五つ星の区役所
わたしたちは、区民の皆さまにお約束します。
1.まごころあふれるサービスを提供します
2.プロ意識を持って仕事をします
3.時代の変化にチャンレンジします
4.区民の皆さまと共に考え、行動します
5.お預かりした税金は大切に使います
杉並区職員一同
********************
このように宣言し、
掲示している区役所がある。
杉並区役所である。
当たり前のことだから、
敢えてどこの区役所も掲示しないのかもしれない。
ただ、杉並区役所は、それを敢えて掲示して、
そして果敢にそれを実行していると感じた。
7/12昨日、講義の帰りに杉並区役所に立ち寄った。
区役所内は、ひろい入り口ロビーがあり、人の往来も多く、活気に満ちていた。人気のあるホテルのロビーのようであった。
きょろきょろしていたら、デパートの案内係のような人が、寄ってきて、なにかお探しでしょうかと、尋ねる前に、声をかけて下さった。区役所の職員の方から、声かけくださったことに、感動。そして、いろいろ丁寧に教えてくださった。教えてくださって一度立ち去ったのであるが、そのことに対しての補足をもう一度、私にしに再度声かけを下さったのである。デパートの洋服売り場などでは、自分でゆっくりみたいのに、わざわざ声かけ下さる店員がいる。ネガチィブな意味で例えに出したのではなく、そのような感じの“積極さ”がよかったと言いたい。
ロビーでは、たまたまではあるが、月に二度ある『手作りお菓子の作業所 アゲイン』の手作りクッキーや、パンの販売を行っていた。おいしいクッキーであり、お土産にさせていただいた。
『アゲイン』のパンフより。
平成5年、地元の有志が中心となって始めた精神障碍者の作業所です。作業として、ケーキ作り・昼食作り・公園清掃などがありますが、寛いだ雰囲気の中で、障害者であることを気にせず、それぞれが自分らしく生きてゆけるよう援助しています。
作業の他、スポーツ・ゲーム・茶道・歌唱などのレクリエーションやバスハイク・クリスマス・納涼会などのイベントも随時織り込んでいます。
色々な形での社会参加を模索しながら、多くのボランティアの協力も得て、試行錯誤を続けている毎日です。
杉並区が目指す、街づくりの像が、わかりやすく掲示されていた。
『歩きながら、元気と文化が生まれる街。すぎなみ』
「歩きながら」に込められた意味:
*住宅と商店街の密度が濃く、「徒歩圏」の広がりを持つ街です
*歩いていると自然や四季の移ろいも感じやすくなります
*歩きながら生まれる人と人との出会いを大切にします
「元気」に込められた意味:
*子どもたちが伸び伸びと育つ街にします
*年を重ねた人がいつまでも生き生きできる街にします
*人との出会いが新たな力を生む街にします
「文化」に込められた意味:
*知恵と経験を代々伝え続けるような、人のきずなを大切にします
*環境を大切に守る姿勢を持ち続けます
*杉並の「輝き」を積極的に発信します
さて、標語の下に書かれた文章。
*********************
家のまわりを歩いていますか?
今まで見落としていた風景が見えてくるかもしれません。
池があり川が流れ緑に囲まれた道を歩めば
落ち着いた優しい気持ちになれる。
新しいお店の活気をケヤキ並木が見守る道を進み
雑木林の名残に昭和の香りが残る街を往くと
おいしいものを作ったり、人と会いたくなってくる。
商店街の裏道にまで息づいている人々の活気に触れて
知らないうちに気持ちが高まる。
杉並を歩いていると、元気と文化が生まれていきます。
出会いを通じて自然に感謝の気持ちが育ち、
思いやりが満ちていきます。
そんな人々が集う中で、すぎなみの空気を育んでいきましょう。
********************
(解説)
『歩きながら、元気と文化が生まれる街。』この標語は、杉並の個性と文化や、区民意向調査(17年7月実施)での皆さんの声などを踏まえて検討を重ねた結果、杉並らしさ、杉並の魅力を最大公約数として一番よく表している言葉として決定したものです。
区では、こうした個性・魅力を持つ杉並の「輝き度」を区民の皆さんとともに高め、だれもが誇りと愛着を感じられるまち杉並を創造していきたいと考えています。
この「標語」は、平成18年の「広報すぎなみ」1月1日号から1面下に掲載を開始し、その後、区が発信する各種の情報・広報媒体で 使用しているほか、区の各施設などでも掲出しています。
この他、区では「輝き度向上」の取組として、すぎなみアニメキャラクター「なみすけ」の普及、区のデザイン力向上を図るための「女子美術大学との連携・協働」などを進めています。
その他にも
杉並区には、多くの点で、わくわくさせられた。
①杉並区NPO支援基金
区民の寄付が、第三者機関による審査を通った団体に助成金として出される仕組み。
杉並区のNPOは、いろいろなところで、パンフを置き、情報発信している。区役所内でも、NPO専用のパンフ置き場あり。
NPOが活気付くと、街もどんどん活気付いていくのであろう。NPOと行政のよい関係が出来ているように感じた。
②「減税自治体構想」
行財政改革を進め、支出の一定割合を毎年積み立てていくことで、将来はその利子により4分の1、さらには2分の1の区民税の減税をめざそうという構想。
仮に、現在の杉並区の予算約1500億円の1割、150億円を積み立て、2%の複利で運用すると、33年後には約140億円の運用益が生まれ、今の区民税総額548億円の4分の1の減税が以後可能になる。
このように「九割行政」を堅持していくことで、53年後には区民税を半分に、78年後にはゼロにしていくことも夢ではなくなる。
③杉並アニメ匠塾
杉並区に集積するアニメスタジオからすばらしいアニメーションが生まれるように、プロのアニメーターを杉並区が養成
④すぎなみ地域大学
私が、7/12に講義したのも、この中の一つのコースで「地域で子育て支援講座」。その他にも、「みどりの協働講座」「介助ボランティア講座」「救急協力員講座」「子どもの自立支援サポーター講座」「みんなで地域情報を発信講座」「食育推進ボランティア講座」などなど、多数の講座が並ぶ。
この地域大学は、地域活動に必要な知識・技術を学び、 仲間を拡げ、区民自らが地域社会に貢献する人材・協働の担い手として活躍していくための仕組み。座学に終わらず、コース終了後、実際に地域の行動を起こしていくところに特色がある。
地域大学の基本理念は
・区民の社会貢献意欲を喚起し、自らの可能性を拡げる「学びの仕組み」をつくる
・地域貢献活動を担うNPO等の人材づくりを支援し、「協働の担い手」を育てる
・地域の課題解決に向け、区民が知恵と力を出し合い取り組む「協働社会の基盤」をつくる。
私は、昼下がりの数時間の滞在で、感じたところを述べている。表面しか見れていないのかもしれない。街の人の声も、聞いてはいない。ただ、以前からも、新聞紙上で、よく杉並区は、とりあげられており、私自身いままでも注目してきた。そして、実際にその地に行ったら、案の定、わくわくさせられた次第。
是非、中央区の街づくりに参考にしていきたい。
めざします!五つ星の区役所
わたしたちは、区民の皆さまにお約束します。
1.まごころあふれるサービスを提供します
2.プロ意識を持って仕事をします
3.時代の変化にチャンレンジします
4.区民の皆さまと共に考え、行動します
5.お預かりした税金は大切に使います
杉並区職員一同
********************
このように宣言し、
掲示している区役所がある。
杉並区役所である。
当たり前のことだから、
敢えてどこの区役所も掲示しないのかもしれない。
ただ、杉並区役所は、それを敢えて掲示して、
そして果敢にそれを実行していると感じた。
7/12昨日、講義の帰りに杉並区役所に立ち寄った。
区役所内は、ひろい入り口ロビーがあり、人の往来も多く、活気に満ちていた。人気のあるホテルのロビーのようであった。
きょろきょろしていたら、デパートの案内係のような人が、寄ってきて、なにかお探しでしょうかと、尋ねる前に、声をかけて下さった。区役所の職員の方から、声かけくださったことに、感動。そして、いろいろ丁寧に教えてくださった。教えてくださって一度立ち去ったのであるが、そのことに対しての補足をもう一度、私にしに再度声かけを下さったのである。デパートの洋服売り場などでは、自分でゆっくりみたいのに、わざわざ声かけ下さる店員がいる。ネガチィブな意味で例えに出したのではなく、そのような感じの“積極さ”がよかったと言いたい。
ロビーでは、たまたまではあるが、月に二度ある『手作りお菓子の作業所 アゲイン』の手作りクッキーや、パンの販売を行っていた。おいしいクッキーであり、お土産にさせていただいた。
『アゲイン』のパンフより。
平成5年、地元の有志が中心となって始めた精神障碍者の作業所です。作業として、ケーキ作り・昼食作り・公園清掃などがありますが、寛いだ雰囲気の中で、障害者であることを気にせず、それぞれが自分らしく生きてゆけるよう援助しています。
作業の他、スポーツ・ゲーム・茶道・歌唱などのレクリエーションやバスハイク・クリスマス・納涼会などのイベントも随時織り込んでいます。
色々な形での社会参加を模索しながら、多くのボランティアの協力も得て、試行錯誤を続けている毎日です。
杉並区が目指す、街づくりの像が、わかりやすく掲示されていた。
『歩きながら、元気と文化が生まれる街。すぎなみ』
「歩きながら」に込められた意味:
*住宅と商店街の密度が濃く、「徒歩圏」の広がりを持つ街です
*歩いていると自然や四季の移ろいも感じやすくなります
*歩きながら生まれる人と人との出会いを大切にします
「元気」に込められた意味:
*子どもたちが伸び伸びと育つ街にします
*年を重ねた人がいつまでも生き生きできる街にします
*人との出会いが新たな力を生む街にします
「文化」に込められた意味:
*知恵と経験を代々伝え続けるような、人のきずなを大切にします
*環境を大切に守る姿勢を持ち続けます
*杉並の「輝き」を積極的に発信します
さて、標語の下に書かれた文章。
*********************
家のまわりを歩いていますか?
今まで見落としていた風景が見えてくるかもしれません。
池があり川が流れ緑に囲まれた道を歩めば
落ち着いた優しい気持ちになれる。
新しいお店の活気をケヤキ並木が見守る道を進み
雑木林の名残に昭和の香りが残る街を往くと
おいしいものを作ったり、人と会いたくなってくる。
商店街の裏道にまで息づいている人々の活気に触れて
知らないうちに気持ちが高まる。
杉並を歩いていると、元気と文化が生まれていきます。
出会いを通じて自然に感謝の気持ちが育ち、
思いやりが満ちていきます。
そんな人々が集う中で、すぎなみの空気を育んでいきましょう。
********************
(解説)
『歩きながら、元気と文化が生まれる街。』この標語は、杉並の個性と文化や、区民意向調査(17年7月実施)での皆さんの声などを踏まえて検討を重ねた結果、杉並らしさ、杉並の魅力を最大公約数として一番よく表している言葉として決定したものです。
区では、こうした個性・魅力を持つ杉並の「輝き度」を区民の皆さんとともに高め、だれもが誇りと愛着を感じられるまち杉並を創造していきたいと考えています。
この「標語」は、平成18年の「広報すぎなみ」1月1日号から1面下に掲載を開始し、その後、区が発信する各種の情報・広報媒体で 使用しているほか、区の各施設などでも掲出しています。
この他、区では「輝き度向上」の取組として、すぎなみアニメキャラクター「なみすけ」の普及、区のデザイン力向上を図るための「女子美術大学との連携・協働」などを進めています。
その他にも
杉並区には、多くの点で、わくわくさせられた。
①杉並区NPO支援基金
区民の寄付が、第三者機関による審査を通った団体に助成金として出される仕組み。
杉並区のNPOは、いろいろなところで、パンフを置き、情報発信している。区役所内でも、NPO専用のパンフ置き場あり。
NPOが活気付くと、街もどんどん活気付いていくのであろう。NPOと行政のよい関係が出来ているように感じた。
②「減税自治体構想」
行財政改革を進め、支出の一定割合を毎年積み立てていくことで、将来はその利子により4分の1、さらには2分の1の区民税の減税をめざそうという構想。
仮に、現在の杉並区の予算約1500億円の1割、150億円を積み立て、2%の複利で運用すると、33年後には約140億円の運用益が生まれ、今の区民税総額548億円の4分の1の減税が以後可能になる。
このように「九割行政」を堅持していくことで、53年後には区民税を半分に、78年後にはゼロにしていくことも夢ではなくなる。
③杉並アニメ匠塾
杉並区に集積するアニメスタジオからすばらしいアニメーションが生まれるように、プロのアニメーターを杉並区が養成
④すぎなみ地域大学
私が、7/12に講義したのも、この中の一つのコースで「地域で子育て支援講座」。その他にも、「みどりの協働講座」「介助ボランティア講座」「救急協力員講座」「子どもの自立支援サポーター講座」「みんなで地域情報を発信講座」「食育推進ボランティア講座」などなど、多数の講座が並ぶ。
この地域大学は、地域活動に必要な知識・技術を学び、 仲間を拡げ、区民自らが地域社会に貢献する人材・協働の担い手として活躍していくための仕組み。座学に終わらず、コース終了後、実際に地域の行動を起こしていくところに特色がある。
地域大学の基本理念は
・区民の社会貢献意欲を喚起し、自らの可能性を拡げる「学びの仕組み」をつくる
・地域貢献活動を担うNPO等の人材づくりを支援し、「協働の担い手」を育てる
・地域の課題解決に向け、区民が知恵と力を出し合い取り組む「協働社会の基盤」をつくる。
私は、昼下がりの数時間の滞在で、感じたところを述べている。表面しか見れていないのかもしれない。街の人の声も、聞いてはいない。ただ、以前からも、新聞紙上で、よく杉並区は、とりあげられており、私自身いままでも注目してきた。そして、実際にその地に行ったら、案の定、わくわくさせられた次第。
是非、中央区の街づくりに参考にしていきたい。