先だっての山道への散歩の時、紅葉はまだ少し早かったものの、
真っ赤になったサルトリイバラの実やナツハゼの実をたくさん見ることが出来た。
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サルトリイバラ、別名は山帰来(さんきらい)と呼ばれる。
赤い実は多少の時間が経って乾燥して来ても、実自体があまり変化しないので、
生け花やドライフラワーとして利用すると、中々好い感じで素敵な出来映えになる。
生け花用の花材として売られてもいるようだ。
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私の地元では、「サルトリイバラの実」ではなく、「グイの実」と呼んで育った。
山に入ってこの茎にあるトゲにひっかかると、半端ないひっかき傷を作ってしまうことも。
リースとか飾りにと持ち帰りたい時など、細心の注意を払って取らないとヒドイ目に遭うのだ。
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まだ、葉っぱが残っているものが多かったけれど、
この葉っぱが全部落ちて実だけになった物を見つけると、飾りに使いたくて、
取りたいんだけど、これが中々どうして簡単に手の届く場所にはあまり無いわけで・・・
それと言うのも、光を求めて上に上に登る習性があるからだ。
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春にはちっちゃな黄緑色の花を付け、子供の頃は、若葉の頃にこの大き目な葉っぱを取って来て、
柏餅を作るカシワの代用として、母が柏餅を作ってくれたものだ
今でもお店で売られている柏餅に、この葉っぱが使われているものも見かける。
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さて、さて、こちらの黒い実をご存じでしょうかね?
サルトリイバラは、割合知っている人も多いポピュラーな実だと思うんだけど、これはどうでしょ?
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私めが、野山を自分たちの庭の様に縦横無尽に駆け回っていた悪ガキだった頃、
「あ~ガンスだ~ガンスがあった~~」と嬉々として頬張っていたのが、
正式名称「ナツハゼ」と言う、山に自生している酸っぱい木の実でした。
秋に実が生るのになぜ?ナツハゼかと言うと、夏にハゼの木の様に綺麗に葉っぱが紅葉するからだそうな。
その為、庭木として植えられることも多いとか。
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小学校低学年の頃は、今の様にありとあらゆるお菓子を食べ放題な時代ではなくて、(特に山の中暮らしだから)
今、思い出してみるに、焼き芋、かき餅 流し焼き(今で言うクレープみたいなもの)草餅、柏餅、飴ちゃん、
たまに売りに来るアイスキャンディー(棒アイス)、時々、町へ行った時に買って貰うお菓子などで、
チョコレートやバナナなんて身近には無かったし、ケーキはクリスマスのバターケーキだったし。
そんな頃、季節季節に山に生る木の実が、オヤツのような感じがあったんですね~。(遠い目~)
春にはチョウケやサイジ、夏にはビィビ(ナツグミ)、秋にはアサドリ(アキグミ)山ブドウ、アケビ、
その他にもブリ(シャシャンボの実)など等、いくらでも食べられる木の実があった。
姉妹、友達といろんな物を見つけては、沢山取れるとはしゃいで食べるのが楽しかったもので。。。
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今年は例年になく、あちこちに実が生っているナツハゼを見つけられたので、
いきなり悪ガキの気分に戻ってしまい、「ちょっと、食べてみるわ~」と一杯取って口に放り込んでみた。
「何かイマイチ美味しくない、ちょっとシブ味があって酸っぱい」で、昔はもっと甘さもあったはずなのに・・・
食べたら口の中が紫黒くなるのは昔も今も一緒だったけど、今や美味しさを感じることは出来なかった。
きっと、美味しい食べ物に慣れた味覚では、昔の美味しかった味を感じることは出来ないのだろう。
それとも、木によって美味しい美味しくないもあるので、たまたま美味しくない木だったのか!?
妹に「アンタも食べてみねぇ~~」と誘ったら、即座に「いらん!」と却下された。
ちなみに、子供の頃に自然に生っている食べられない物を口にした子供っていなかったな。。。
親や祖父母から、そんな知恵を日常で教えられていたんだなと思う。
なので、美味しそうに見えても知らない木の実など、何でもかんでも口に入れてはなりませぬ。以上!
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これは、食べられないヤブムラサキの実。
ムラサキシキブとかコムラサキなどの仲間だけど、山の縁などに自生している。
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そっと控えめに小さな、それでいて紫の色鮮やかな実が秋の山道で目を引く。
今年こそ、春に花が咲く所を撮りに来るぞ~~って思っていたのに・・・
やっぱり見られずに秋が来てしまった。次の春にリベンジしようっと!
サンキライといえば私の大好きな麩餅に
つかわれている葉だと思います
この麩餅がまた何とも言えずおいしいんです
それまでどこで売られているのかわからなくて
あそこにあるといえばとってみたりしましたけど
ついに見つけました
でも高いのでそんなに買えませんけど
ハゼの実はこちらでは違う呼び方をしています
なんだったっけ思い出せませんけど食べられるんです
子供のころはおやつなんてそんなにもらえなかったし山の物をいろいろ食べましたね
そんな味が今懐かしいです
子供のころに食べた味は覚えているものですねキイチゴなど本当に好き
って食べることばかりでした
紫式部は好きな実です
何とも言えない色ですよね
そうです!秋の終わりに赤い実だけになる前、
つまり春以降は瑞々しい緑の葉っぱでして、
それが麩餅に使われているのですね。
麩餅って知らなかったので、ちょっと調べてみたら、
サルトリイバラの、塩ゆでした葉っぱにくるまれた麩餅の写真がありました~。
麩餅は生麩に漉し餡を包んだ和菓子なんですね~。
生麩が高級だからどうしてもお高くなるのでしょうね。
京都、愛知、石川、大阪、和歌山などで販売されているとか・・・
ぐりさん地方にもあるのですね。
岡山ではデパートでも売っていないのかな?
生麩は食べたことがあるけれど、麩餅は食べたことが無いので、
そんなに美味しい物、1度食べてみたいです。
ナツハゼの実、地方でいろんな呼び方があるでしょうね
ですよね!今時の子供さん達に比べたら、オヤツって限られていましたよね~。
皆で山の木の実を取りに行って、遊びながら取って食べた、その味って忘れてないものですよね。
何が楽しみって子供にとって、食べることが一番でしたから。
紫式部はあの小さいけれど、鮮やかな紫色が魅力的ですね~。
私も山に自生しているのも、庭にあるのも、どっちも好きです。
一寸こずっぱい味が懐かしいです
麩餅はネットだ買いました
サンキライの麩餅で検索したらありました
サルトリイバラの実って真っ赤で小さくて可愛いですね。
生け花用としても売られてるのですか。
花に彩りをつけてくれるのでしょうね~
そんな感じに上手く生けてみたいです。
azamiさんの所ではグイの実と
やっぱり棘に引っ掛かりグイッと引っ張られるから??
違いますよね~ 朝っぱらから何言ってんだか(笑)
この黒い実はナツハゼというのですか。
食べられるのですね…やっぱり甘酸っぱいのでしょうね。
桑の実と一緒に口の中黒くなったり…するんですね~(笑)
お歯黒状態のazamiさん見てみたかったです。
ニッと笑うんですよね、そういう時って!
そして紫のヤブムラサキの実。
まあ、これは食べられないでしょう!
紫式部みたいな感じで、上品な紫ですよね。
秋の実3種楽しめました。
ほんと昔は飽食じゃなかったので
家にあるもの畑にあるもの、道端にあるものがおやつ代わりで
それはそれで楽しかったような気がします。
バチリンでしたか~。可愛い名前ですね。
ぐりさん、思い出すの早い~!
私なんて、ど忘れしたな。。。と思ったら、ちょっとやそっとじゃ思い出せなくて。
いつも妹に「アレ何て名前だったかなぁ~」と聞くばっかりです。
そう~酸っぱさが勝っている感じのね。
成る程ね~、ネットで買うって手段がありましたね。
私はネットで買い物したことが殆どないので、
今度、デパートで探してみますね~。
何ともまん丸赤い実が可愛らしいでしょう~。
お花で使われる人たちは、サンキライって言うみたいで、
お店でも売られているのですよ。
私は生花は出来ないけど、ちょっと飾ったりリースに使うのが好きで・・・
pochikoさん、見つけたら1度使って生けてみてね。
う~ん、どうして「グイの実」って言うんでしょうかね?
もしかして、pochikoさんのおっしゃるような事から付いた名前なのかもしれないよね。
グイーっと引っかかりますからね~。
もう本当にね~こんなに沢山を口にしたのは何十年ぶりで、
そうですよ~、口の中や舌が黒くなってたそうです。(妹に確かめてもらった)
で、その後、で、すっかり忘れて散歩を続けていたら、
同級生男子に遭遇、
自分は忘れているから、平気で普通に話をしてサヨナラしたんですが・・・
家に帰って鏡を見て唖然!口の端に黒いものが付着してたのよ~。
ニッとするまでもなく、黒い口元をバッチリ見られちゃったよ~(泣)オマエ何を食った!?ですよ~。
さすがにね~ムラサキシキブは食べられないね~。(笑)
こんな高貴な名前は、やっぱりこの綺麗な紫色だからだよね。
今の子供たちは、「こんな物~」って言って、食べないだろうと思いますが、
あの頃はおやつも限られていたから、見つけるのも楽しくてね、
いろいろ探しては食べて遊んでたものですよね。
懐かしい良い思い出です。