京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 笑顔であいづちも

2011年05月27日 | JESSICAの日本滞在記
                

「Jessieがしたの」屈託なくリュックから取り出してみせる。先日はアルファベットの大文字と小文字をつなぐのを全部間違えたとけろりと話す。

「だから言ったやろ」「なんで……というふうにしないの?」などとがみがみ言ってはまずい。ちゃんとわかっているのだから。どうしてだったか、何を間違えたのかを。聞いてみるものだ。「ふ~ん」「へェーッ」と話に頷いていると、「だってね、ジェシー・・・」と理由を述べだす。そこでまた「ああ~、そうか~!」と同意してやると笑みが浮かんだ。

箸を左手で持って食べている。前回の滞在時にはまだうまく使えずに、お豆さんがつまめなかった。ときどきサイレンが鳴ったが、今は上手に使っている。
母親が給食用にスプーンとフォークだけを入れて持たせた日があった。帰宅後早速に「マミチャン!なんでジェシーにお箸入れてくれなかったの!?」と真剣に抗議が始まった。お箸だけでいい、という。
耳を傾けていると、言葉の端々にJessieの思いが察せられる場合はあって、いじらしささえ感じることもある。

問題は鉛筆の持ち方が悪いこと。右手で持つが、薬指に乗せている。もう少ししっかり持ってかけるようになってから矯正してみたら…と見守っている。

何事も辛抱強く見守って笑顔であいづち、といけたらいい。が、なんでもJessieの流れに乗ればいいというものでもないのだ。ちょっと悪ふざけしてみせれば、たちまちプイッとひと言「おもしろくない!」と、手厳しい。
いやはやむずかしいこと~。
コメント (8)
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