京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 夢の続きを

2012年01月10日 | 日々の暮らしの中で

「Tylerが寝返りをした!」「なんか歩きたそうやわ」

そんな話を娘から聞かされた今日、まあ、何の脈絡もないのだけれど、私も重い腰を上げなくてはいけないと思った。そして、2月18日に実施される熊野古道を歩く11回目に参加の申し込みを済ませた。これでいよいよだ。

本来ならこの1月をもって完歩の予定だったが、ずれが生じた。
新しく出会う人たちと残る4回を完歩に向けて辿る。2月・3月・4月、そして最終の5月には1泊ののち熊野本宮大社参拝でゴールだ。

長年の願いだったのだから、悔いを残すのも惜しい。まだ、今年なら何とか体力も持ちこたえそうだ。
健脚ぞろいの中にいて、「あ~つかれた~」のひと言を飲み込むようにして何ごともない素振りでバスに乗り込む。ドッカと腰を下ろせば、あとは爆睡の帰途につくのが毎回だった。

でも、立松和平さんは言われるのだ。
「道は一歩一歩あるくものである / 心を凝らして泥を踏みしめていけば / 路傍の花や小さな虫の世界も見える / ゆき交う人と感情を共有することも…」と。初めての体験で楽しさも満ち溢れていたことを思い出そう。夢の続きに向かって…。
コメント (12)
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