
気分転換を兼ねて少し車を走らせて遠出した。Jessieのお祝いの品探しが最大の目的なのだが、思いつかないままに…。車を止めて琵琶湖の風に吹かれ、遠く比良の山並みを眺めた。
「湖に張り出している橋の先に浮御堂があり、その欄干にもたれて遠山耿介は暮れてゆく琵琶湖を眺めていた」
辻井喬著の『比良の青春』という短編がある。その冒頭だ。昨年の「文学界」2月号で初めて氏の作品に触れた。本名は堤精二。『負けんとき』の主人公一柳満喜子の家庭環境に負けず劣らず、精二氏の父親には5人のお妾さんがいて、5男2女をと…。
浮御堂のある堅田は対岸だが、ここからは少し位置もずれて距離がある。
今月末にはJessieも「小学校一年生」になる。
♪いちねんせ~に なったら~ などという日本的な晴れがましさもなく、プレップからの「進級」程度でしか捉えられていないようだ。だが、離れてはいても小学校入学は一つの大きな喜びごと。何かお祝いをしたいと思うのだが、決めあぐねている。

小さく見えるが、中身の倍以上もありそうな大きな袋~
で、肝心のものは後回しになって、予定外に服の一枚二枚三枚…につい手が出てしまった。
孫のものとは言え、普段は決してむやみに買うことはない。
今でしか買えないという事情もあって、季節的に特別、なの。