京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 ドラマ「とんび」

2012年01月14日 | 日々の暮らしの中で

重松清原作のテレビドラマ「とんび」を二週にわたって観ていた。

2009年に息子が帰省したとき読んでいたのだが、それを一年後に私が読んだ。彼が「感動する」と漏らしていたからだった。時代背景も家族の形態も異なるが、ヤスさん28歳、同年代ではあった。ひと悶着あって我が家の息子も進学で東京に出た。
どうしてこの一冊を手に取ったのかを聞くことはなかった。父と息子…、ただひと言漏らした感想がすべてなのだけれど…。
このお正月に、『とんび』がこうしてドラマ化される話をしたが、そのときは、「小説だとおもうけど、涙が出るな」と言葉が返ってきた。

息子のアキラが入社試験で書いた「父の噓」と題した作文。自分はお前らのふるさとだ、最後に帰ってくる場所だという父親ヤスさんの言葉。
やはり涙が出たわ…。 
息子が父と過ごした日々…。はやく父親になってほしいなあ、なんて思うのだ。
コメント (4)
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