
今年31冊の絵本を点訳することができたようです。すでに活動団体のある地元の図書館に10冊を納めていただいてあるとのこと。そして、今日、社会福祉法人ライトハウス内にある「あいあい教室」に21冊を寄贈することになりました。
視覚に障害のある子供さんたちとその親ごさんの支援を目的に1976年に開設されたこの教室。今年で36年、就学前の子供たち50人余りが利用している様子です。
点字が打たれた透明シールの下には、絵本の本文を読みとることができます。ということは? 視覚に障害のある子どもさんと、点字が読めない晴眼者のお母さんであっても、一緒に一冊の本の世界に入れるということになります。お母さんが読んであげることも可能なわけです。
活動日は月2回とあって、どうしても家での作業が多くなりますが、目下、私は「ちびまる子ちゃん」のシリーズ6冊を仕上げることを楽しみに、三冊目を細心の注意を払いながら取り組んでいるところです。
図書館では、小学校4年生の国語の授業で活用したいと申し込まれ、貸し出しされているようでした。単元<「伝え合う」ということ>では、大島健甫著「手と心で読む」が教材とされていました。知ることが始まり。点字を「知る」ことを通して深まる理解もあるでしょう。とっかかりは小さくとも、その先に広がる世界は未知数です。
ボランティアの仲間と教室の先生とでお昼をともにした日曜日でした。今年春先、私をこの活動へと誘ってくださった友人は欠席。が、実は昨日、レンガ造りが美しい同志社大学寒梅館の7階にあるレストランで歓談しながらお昼を過ごさせてもらっていました。体調を整えられて、新春からの活動再開を心待ちにしています。ぜひまたご一緒に。


同志社ビール「寒梅館」などいかがですか。ここは学外の一般人も利用できます。東山連峰の山並みに囲まれて、眼下には相国寺の大屋根が目に入りました。