京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 贈り物

2012年12月24日 | 催しごと


雪が舞う午後だった。凍てるような夜気に月明かりがさしている。

10数年前には、夜に車で走っていて個人宅の華やかなクリスマスの電飾に目を奪われていたのを記憶しているが、最近はほとんど見かけることもなくなり、街自体も落ち着いた雰囲気になっている気がする。四条通のビルによじ登るサンタさん数体も今はない。

子供たちにクリスマスプレゼントを用意したりして、子供のためにとささやかな楽しみもつくったが、巣立ってからはプレゼント係としての出番だけが残った。新しい顔ぶれが加わって今に至っても、それは変わらなく続いている。

娘から孫からクリスマスカードを貰うのも、なんかホンの少し、不思議なことだが違和感さえあるにはあるのだ。嬉しくないわけはないのに、長年の縁遠さ、環境がそう感じさせるのだろうか。日本では多くの場合は「クリスマス」は単なるイベントだ。時勢にのっておけばよいというものを。 

 Marry Christmas
  Happy New Year
       じぇしかより  

「Marry」って、これもお愛興ということに~。Jessieの写真が添えられて届いたカードが、ご無沙汰の距離を縮めてくれる。
彼らのこの心こそが一番の贈り物。「サンタさん、チケットプリーズ」などは厚かまし過ぎた。

今年、新美南吉の絵本3冊も入れてみた。育つ環境の違いは、人の感性にどんな作用をするだろう。何度も読んでやってほしい。何度も読んでくれたら嬉しい。新美南吉の世界、私の気持ちの中ではメインとなるJessieへの贈り物なんだけど…。
コメント (2)
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