京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 一乗寺界隈を    / 「堂入り」記事

2015年10月14日 | 日々の暮らしの中で
比叡山とのつながりをどこかで感じるこの頃ですが、13日に千日回峰行で最大の難関と伝え聞く「堂入り」をされたという行者さんのことが朝刊で取り上げられていました。7年かけて行われる千日回峰行。700日を終えた行者さんが9日間お堂にこもる行は「明王堂参籠」と呼ばれ、この間は不動真言を十万回唱え、断食断水、不眠不臥、「生き葬式」とも呼ばれるそうです。無事満行すれば、21日未明に出堂です。
白装束は死に装束です。個人的には、『比叡山・千日回峰行 酒井雄哉 画賛集』でその厳しさと阿闍梨さんの人となりに触れただけですが、釜掘さんの9日間の満行を念じて…。

比叡山延暦寺の里坊は琵琶湖側の大津坂本に50以上あり、京都側にも一乗寺、修学院、黒谷、青蓮院、三千院、妙法院等々、至る所にあったようです。長い歴史の間に名前や宗派、役割まで変わってきているものの、かつてはみな延暦寺の山内寺院だと。


今日は、友人と一乗寺界隈を散策しようということになり、一乗寺下がり松のバス停で待ち合わせでした。北向きと南向きで、大した差もなく降り立ち合流、詩仙堂へ。

紅葉シーズンにはひと月は悠に早く、平日でもあって静かな時間が御馳走でした。丁稚羊羹を買って帰りました。大好き!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする