京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 千日回峰行「堂入り」 

2015年10月15日 | 日々の暮らしの中で
  
                                        10.15 夕刊

「回峰行は満行した日数によって、身につけられるものが変わって来る。素足に草履ばきという姿から、三百日以降は足袋を許され、また、それまで手に持っていた未敷蓮華(みふれんげ)の笠もこの日から被ることが許される。
 護法の杖の携帯を許されるのは五百日満行してからだ。一度、杖を持つともう離せなくなり、なくてはならないものになるという。長さ二メートル、最大直径四センチの単なる棒ではなく、まさに行を共にする相棒となる。」
                   『ただ自然に 比叡山・千日回峰行 酒井雄哉 画賛集』より
コメント (2)
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