京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

『人生は愉快だ』

2017年05月21日 | こんなところ訪ねて

京都御苑にある閑院宮邸跡の建物で見られる「床みどり」。黒い床板に庭園の緑の葉が映り込んでいます。

【閑院宮は江戸時代の四親王家の一つで、新井白石の献策によって、将軍徳川家宣が新しく宮家を奏請したため、東山天皇の第六皇子秀宮(後の直仁親王)をもって一家創立を勅定し、幕府は千石の家領を献じました】、と蘆山寺管長の町田康宣氏のお話です。蘆山寺は紫式部の邸跡として知られていますが、閑院宮家の菩提寺です。

今日の京都市は気温も32.4度まで上がって、真夏日でした。「床みどり」は、うす曇りの天気の方が美しく映えるそうです。左京区岩倉の実相院の「床みどり」が有名ですが、より身近で優美な景色を楽しめるスポットです。
ザリガニのエサ捕りに歓声を上げて走り回る子供たち。苑内を流れる出水の小川で水遊びに戯れるたくさんの家族連れが、桜や梅の木の下にそれぞれのシートを広げていました。夏日を超えた真夏日の「小満」の一日。


池田晶子の没後10年を記念したフェアをしているからと誘われ、アバンティのブックセンターへ。哲学エッセイを確立した美貌の著者でしたが、若くして亡くなりました。かつて、『知ることより考えること』を購入したのを回してもらって読んだことがありました。今日は自身で『人生は愉快だ』を選んで購入です。赤い帯には、どれもに「悩むな、考えよ。」と書いてあります。ぼちぼちと…。

そして、東本願寺に参拝。 
コメント (6)
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