京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

このごろ

2018年09月12日 | 日々の暮らしの中で

外出を控えよと言われて控えたわけではないが、外出はしたくないと思ったのだから尋常ではない暑さだったのだ。朝晩は窓を開けていられないこの頃の涼しさに、すでに今夏の暑さも実感は遠のき薄らいでしまっている。でもついこの間までだ。「命にかかわる危険な暑さ」だからと、連日のように熱中症予防の注意を喚起していたのも。
台風21号による強風で倒れたプラタナスの木。あっちでもこっちでも、先々で見かける倒木に、ちょっとした衝撃を受けている。意外と繊細なのかもしれない?

だからではないが、このところ関心が外に向かない。外部に気持ちが向かわない。思うことあって原稿用紙を広げているが、身体だけが机に向かっている。自分の心の内にも向き合えていないのだ。
真面目さ、几帳面さを父から受け継いだ。そこに母の大雑把さが同居しているため、物事の判断にも程よい「ゆるみ」は生じる。ただ、よい方向に働くこともあれば、いい加減さ、ものぐさに大きく傾くこともある。好奇心も旺盛なはずできたが、どうしたわけかサッパリ稼働しない。
このところ、などと気づいてみれば、9月も月半ば。さすがにこりゃあかん! けどこんなときもあるのだ、我慢してよね。…と誰に言ってるのかな。

  9.14追記
【今日14日、貴船の倒木だらけの山中の映像がテレビで流れた。上の写真は街中の並木道だが、根こそぎひっくり返って倒れることを「根返り」というのだと知る。切らなくてはいけないのにほったらかしにしておくと、根の張りが小さい。上の大きさに比して不安定さを増し、仰向けにひっくり返ってしまうわけだ。そうした倒木の範囲が広くなれば、根を失った山の地場は弱まり、表層崩壊の危険が大きくなる――と専門家の解説があった】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする