京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

月の出を待つ

2018年09月26日 | 日々の暮らしの中で
鷹峯にある源光庵(北区)の境内に赤紫と白の二いろの萩の花が咲いていた。いつ来ても香が焚かれていて、甘い香りは喉元まで入り込む。
小さなモンキチョウが秋草の上を飛ぶ。
すすきに萩を添えて瓶に挿し、昔、母がよくそうして月の出を待っていたことを思い出す。月は昨日もうすぼんやり、今夜は雨が降っている。居待ち、寝待ちの月でもよいので月の光を浴びたいものだ。


曼珠沙華が咲いた後には恐ろしい野分はこないとか? まだその時期には早いこともあってか、「大型で非常に強い」と予報の台風24号が、またまた心配な進路をとって北上している。孫娘の誕生日が近く、この週末は一緒にエキスポに行こうと約束をしているのだが…。
風の猛威は戸締りして籠ってさえいれば安心というわけではないと痛いほど知らされた。決して侮ってはならないことを21号で痛感したばかり。

さて、明るく月は出るだろうか。父や母の墓の上にもさやかな光を届けたい。
コメント (4)
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