京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

「ずぶ濡れのラガー」

2018年09月14日 | HALL家の話

今年も多くの自然災害に見舞われている。2011年にも3月に東日本大震災があり、8月には紀伊半島で豪雨による大きな災害が生じた。この年の9月15日に孫のTylerは生まれた。当時はオーストラリアで暮らしていたが、日本にやって来て3年。ふっくらしていた顔つきもほっそりしていっこうに太らない。でも元気、元気。明日、7歳の誕生日を迎える。

「僕は運動系」という彼の、今一番?の友人はクラッシクバレーを習い、ピアノを弾くM君のようだ。二人の取り合わせのオモシロイこと。Tylerが段ボールだったかにネームペンでピアノの鍵盤を書いていたことがあった。このお付き合いに、何を感化されたのか。おかしくもあり、また、いいなあと思って見ていた。


  ずぶ濡れのラガー奔るを見おろせり未来に向けるものみな走る    塚本邦雄

泥んこのグラウンドで泥を撥ね上げて走りまわるラガーマンのエネルギーの塊。若者らしい一途さを美しい姿だと感動する。未来は不安定だけれど、小学校1年生の姿を重ねて、ただ素直に詠んでおきたいがどうだろう。
馬場あきこさんは「ひたすら走るものを見て立つ作者の眼差しに、批評的な距離や思念が見えてきたりする」といったことを書かれていた。

トライは誰でもできる。トライだけでなく、タックルができるプレイヤーにならなくてはいけないと父親からの教えもあって、練習に励む。この連休、日・月もラグビーの練習だそうな。所属するクラブでは花園ラグビー場で試合をする機会もある。まだ行ったことがなく、ぜひとも花園をこの目にし、彼を応援したいものと、その日を待っている。

 月曜日ーボクシングジムへ  火曜日―唯一の休養日  水曜日ーボクシング(空手をやめて)  
 木曜日―サッカー  金曜日ーボクシング  土曜日―サッカー  日曜日―ラグビー

これが「僕は運動系」と口にする孫の1週間の放課後。そんな彼に、誕生日プレゼントを送った。明日、包みを開けて喜んでくれるといいのだけれど。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする